明けましておめでとうございます!
年末には様々なテーマで「BEST」企画をお届けしてきたミーティア編集部。さて年始めは、ちょくちょくネタが被るライターによるクロスレビュー企画をどうぞ。ミーティアのカルチャー担当であるライター2名が互いの記事をピックアップし、2017年のベスト5をご紹介します!
Yuki Kawasakiが選ぶ、山田宗太朗の記事ベスト5
「ミーティアきってのストーリーテラー」なんて言うと、やや身内贔屓が過ぎるでしょうか。ライターの山田宗太朗氏が書いた記事を改めて読んでみると、そんなコピーが思い浮かびます。『週刊夢アド!』のような定期連載系はもちろん、インタビュー原稿にも物語性を感じますね。
そんな山田氏の記事を、ギークな僕の感性で5本ピックアップしました。webマガジンですが、ページをめくるように読んでもらいたいです。(ライター Yuki Kawasaki)
第5位 『T2(トレインスポッティング)』見た?もう1回行っとく?
これは書きたかった!(笑)UKのポップカルチャーに憧れ果ててロンドンへ渡った身からすれば、やはりこの映画はバイブル。音楽含め、クール・ブリティシュの宝箱のような内容ですからね。
ただ、山田氏は僕が書きたかったことを根こそぎ書いてくださってたので、ニヤニヤしながら本稿を読んでおりました。多くの人に読んでほしい記事です。
第4位 ポン・ジュノ『オクジャ/okja』ネトフリ映画は歴史的作品
ポン・ジュノは個人的にも好きな映画監督で、本作『オクジャ/okja』もいつか観ようと思っておりました。そのきっかけとなったのが、この記事だったりします。記事中に引用されている”Before okja”と”After okja”。あんなの見せられたら劇場に行かざるを得ません(笑)。
それと、<エンタメ性と作家性・批評性の両立>という項目で今後の映画制作論について触れられてたのが個人的には嬉しかったです。僕ら映画ファン側から考えても大事な話ですね。
第3位 クリープハイプ尾崎世界観の本音「愛しさと悔しさと恥ずかしさ」
読んでて結構ドキドキした(笑) というのも、個人的には文脈や物語を付ける上で評論は必要だと思っているからです。誰かが言葉で物語らなければシーンは形成されない。様々な言い訳を用意して読み進めたところ、尾崎さんも同じようなことを言ってて安心した次第であります。要は「逃げるな」ってことなんですよね。
空虚な表現を使わずに自分の言葉で語ってみろ!と。それこそ、クリープハイプの音楽みたいに。
第2位 80/90sリバイバル!FEMMが交差させるヒト、モノ、トキ
この企画の話(山田氏の記事ベスト5)が出たとき、真っ先に頭に浮かんだのがコレでした。この記事を読み終わった後、速攻でFEMMのインスタをフォローしに行きましたよ。僕は。「意志を持ったマネキン」というコンセプトも2017年的だし、何より『80s/90s J-POP REVIVAL』の選曲が最高です。
FEMMは既に欧米のポップカルチャーの最前線にいるとのことですが、恥ずかしながら知りませんでした・・・。取り上げてくれてありがとう!
第1位 ISI PRESSが新しいアートZINE創刊。特集にKYNE
「シティー・カルチャー」を東京以外に見る良記事だと思います。鹿児島のギャラリー『NEW ALTERNATIVE』が生んだ出版レーベル<ISI PRESS>について。インターネットやデジタル・テクノロジーがいくら発達しようと、カルチャーにおいて「場」は必要不可欠。それが東京に一極集中している(ように見える)昨今、他の街のカッコイイものを照らし出すことは重要だと思いますね。こういう記事を書きたい。
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