神宿の新メンバー・塩見きらが本音で語る、激動の6か月

メンバーとファンの支えが力になっている

――普段、他の4人のメンバーに教えられることは多いですか？

塩見 : ずっと教えられっぱなしですね。私はダンスが苦手なので、普段のライブでも新しい曲の初披露では直前まで確認してもらったり、不安な顔してたらアドバイスしてくれたり。本当にみんな優しいです。もし神宿じゃなかったら、私どうなっていただろう？って思うくらい、メンバーには感謝しかないですね。

――話を聞いていると、塩見さんはかなりシビアに自分のことを見ている人なんだなって思います。

塩見 : 全然そんなことないですよ！　もともと自分に甘い性格だと思います。そこは自分の中での課題になってますね。ふと「何でこんなにつらい思いをしながら頑張ってるんだろう？」って思うことは何度もあって、でも結局は楽しいからやってるんですよね。最初にステージに立った豊洲PITで緑を振ってくれてた方の顔は忘れられないし、あの景色を思い出すとやっぱり頑張ろう！って思えるんです。

――ファンの支えが力になっているんですね。

塩見 : そうですね。私は面倒くさがりなタイプなので、人としゃべるのはあまり好きじゃないんですけど、ファンの方と話すと嫌なことを忘れられるんですよ。特典会とかのファンの人と触れ合える場所では、みんな笑わせてくれて、すごく楽しいです。

家族との関係にも変化が

――家族や周りの人に言われて、特に印象的だった言葉は何かありますか？

塩見 : 家族はずっとアイドルになることに対して、反対していたんです。小さい頃から冗談っぽく芸能界に入りたいっていう話はしてたんですけど、「いや、ないでしょ」って感じで。上京して勝手にオーディション受けて、ずっと親に言わなきゃって思っていて、二次審査通過したくらいの時にやっと言ったんです。その時も全然乗り気じゃなくて、応援してくれなかったんですよ。でも、豊洲PITでの初お披露目の1週間前くらいに、電話で大学のこととかを話していたら、お父さんが「あと1週間はそのこと（豊洲PITでのお披露目）だけ考えて、がんばれ」って言ってくれたんです。その言葉は嬉しかったですね。今はお父さんもお母さんも自分のことを一番に心配してくれてるんだろうなって思います。連絡とかは特にしてこないですけど、たぶんTwitterとかめっちゃ見てるんですよ。それはそれで恥ずかしいんですけど(笑)。

――家族の皆さんはライブを見に来たりするんですか？

塩見 : この前の幕張で、初めてお母さんが見に来てくれました。でも、私の感想は全然言ってくれなくて、「ファンの人が凄かった、楽しそうだった」ってファンの方の話ばっかり。娘が幕張に立ったんだよ！って言ったんですけど(笑)。

――お母さんも照れて言えないだけで、きっと誇りに思ってますよ。あと、高校時代を過ごした広島でも8月にライブを行っていましたね。それはどうでしたか？

塩見 : プチ凱旋みたいな感じで、めっちゃ楽しかったです。車で広島の街を通ったんですけど、「ここ通学路だった」とか「あの塾で模試受けてC判定だった」とか、いろいろ思い出して、エモいなぁって感覚になりました。

あ！　その時のライブに、高校時代に知り合いだった子が見に来てくれてたんです。私は何も聞いてなくて、たまたまステージから見つけたんですけど、その子ライブを観ながら泣いてたんですよ。私、広島ではあまり友達がいなかったんですけど（笑）、その子はたまに話しかけてくれたりとか、よくしてくれた子で。私にも陰ながら応援してくれる子がいたんだって思って、すごく嬉しくなりました。

地元には、もっと成長してから帰りたい

――11月6日には、初めての生誕ライブ「Kira’s 21st birthday live」は渋谷WWW Xにて開催されます。意気込みを教えてください。

塩見 : 平日にも関わらず完売になって、ありがたいなって思います。実は元々、誕生日っていう日があんまり好きじゃなかったんですよ。学校とかでも、祝ってもらってる人もいれば祝われない人もいるじゃないですか。そういうのがすごくイヤで。今回「祝いに行くね」って言って下さる人が多くて、楽しみな反面、自分のために集まってもらうなんて何か申し訳ないなって。でもいざ準備を始めてみると、すごく楽しみな気持ちです。今までは演出とかセットリストを他のメンバーに任せっきりだったんですけど、今回は曲も衣装も私のやりたいようにやらせてもらえるので、皆さんにも楽しんでもらえる最高のライブにしたいですね。

――また、11月15日の六本木morphを皮切りに、「神宿全国ツアー2019-2020 ”GRATEFUL TO YOU”」が始まりますね。ここまで細かく全国各地を回るのは初めてだと思いますが、楽しみにしていることは何ですか？

塩見 : まだ人生で行ったことのない場所に行けるのが楽しみですね。この半年で、色んな行ったことのない場所にメンバーと行けて、すごく楽しかったので、今からワクワクしてます。遠征できていないから会えていないファンの方に、「はじめまして」したいですね。

――まだ発表はされてませんが、地元の愛媛への凱旋については、どう考えていますか？

塩見 : 実は、スタッフさんから愛媛でのライブも提案してもらってたんです。でも、個人的には、もうちょっと成長してから帰りたいなって気持ちがあって、私の方から「また次の機会に帰りたいです」と言いました。今帰っても、自分の実力が足りなくて満足できないものになりそうな気がしたので、もっと成長してから帰りたいなという思いがあるんです。もっと大きくて素敵な景色を見せられるようになったら必ず帰るから、待っててね！という感じです。

塩見きら生誕祭『Kira’s 21st birthday live』

日程：2019年11月6日（水）
時間：OPEN18:30 / START19:00
チケット：SOLD OUT！
https://www-shibuya.jp/schedule/011760.php

『神宿全国ツアー2019-2020 ”GRATEFUL TO YOU”』

第一弾（11月〜12月公演）
11/15(金) 六本木morph（東京）19:30/20:00
11/16(土) 神戸太陽と虎（兵庫）18:00/18:30
11/24(日) 名古屋ell.SIZE（愛知）18:00/18:30
12/13(金) 横浜F.A.D（神奈川）19:30/20:00
12/15(日) 浜松FORCE（静岡）18:00/18:30
12/21(土) 京都MOJO（京都）18:00/18:30
12/22(日) 仙台enn2nd（宮城）18:00/18:30
12/28(土) 熊本B9 V2（熊本）18:00/18:30
12/29(日) 福岡Drum son（福岡）18:00/18:30
※2020年1月以降の公演は今後発表予定。

スタンディング：3900円（ドリンク代別）
女性・高校生以下：1500円（枚数限定/ドリンク代別）
※11/15 六本木は舁夫会限定
※女性・高校生以下チケットは一般販売のみ、枚数限定での販売になります。

・オフィシャル先行
https://l-tike.com/st1/kamiyadogtu19-hp
エントリー受付期間：
10/26（土）18:00～10/30（水）23:59

・プレリクエスト抽選先行
https://l-tike.com/kamiyado/
エントリー受付期間：
10/31（木）12:00～11/4（月・祝）23:59

神宿

2014年9月結成。原宿発の5人組アイドルユニット。UUUM所属。グループ名の「神宿」は「神宮前」と「原宿」を合わせたもの。神宿（KMYD）の頭文字 K=KAWAII（可愛い！）M=MAX（全力！）Y=YELL（応援！）D=DREAM（夢！）を届けるために原宿を拠点に活動している。2019年1月に関口なほが勇退し、2019年4月29日新たな緑担当として塩見きらが加入した。