「生活は忘れて」による連載。第8回。
こんにちは。生活は忘れてです。
この連載企画は、1記事ごとに1つの楽曲をピックアップし、楽曲の世界観や風景・背景などについて僕が考えた楽曲オリジナルのエピソード(ストーリー)を掲載・紹介してゆくというものになっています。
紹介する楽曲たちにはそれぞれ 「風景に潜む音楽」と「今だけ生活は忘れて」 という2種類の映像作品があるんですが、特に「今だけ生活は忘れて」という作品はストーリー性のあるものになっているので、掲載されている文章と一緒に楽しんでもらえると嬉しいです。
また、楽曲の歌詞も掲載しています。
言葉を目で追いながら、楽曲を聞いてみてもらえるとまた違った発見があるかもしれないと思います。
Text_生活は忘れて
Illustration_水元さきの
Edit:Yuta Kosugi
今回は#07 22です。
これまで出した曲の中で一番、自分自身(中の人)について書いた曲だと思います。
「“生活は忘れて”の音楽はこんな感じ」みたいな印象をリスナーさんに持って欲しくないと思っているので、これまでの曲には無い、生活は忘れてっぽくない雰囲気の曲だなと思ってもらえたらとっても嬉しいです。
ぽくない音楽を目指しすぎてよく分からないものにならないよう気を付けながら、自分の触れたことのない音楽にも少しずつ冒険していけたらなと思っています。
あまり音楽ジャンルにとらわれ過ぎずにやっていきたいですね。
ちなみに、はじめはもっと違う感じの楽曲が出来ていたのですが、それをボツにして今回の曲が出来ました。
そのボツになった曲についてもまたどこかで紹介できたらと思っています。
Episode #07 22
生活は忘れて ショートストーリーズ │ #07 music by 22
以前は自分のやりたいことが分かるまでどうしてここまでかかってしまったのかと悔やんでいたが、今は分からないまま終わるよりかはいくらかましだと思えている。
もし自分が曲がかけない、何も出来なくなったとしても外の世界に出てみれば綺麗なものはあって、それに気づくことができる心持ちさえ備えていれば生きていける気がした。
もうどうあがいたって音楽をやっていない頃の自分には戻れない訳だからやれるところまでやっていこうと思えた。
生活は忘れて 風景に潜む音楽 │ #07 music by 22
“22” 歌詞:生活は忘れて
さっきまでは どこにも行かないわ
そんな 顔に見えた見てた見えたのかい
さっきまでとは違う横顔に
どんな仕草重ねようが
冷めていってしまうかも
涙早々に涸れ
情緒なんて無いその日暮らし
君がいなけりゃとうにサヨナラだ
どうしよってほら口癖がついてまわる
どうせ捨てらんないものはあるけど
これまでの日々とはさよならだ
27でさ死ねたなら 馬鹿なこと考える
ずっと前に君が話してたこと
今も浮かび浮かばせたままでいるけど
堂々巡り
思考も暮らしも辛気臭いルーティン
変わっていってしまうのは
都合の悪いこと
節操なんて無いその日暮らし
君はいないよゆるゆるサヨナラだ
音楽とかほら何にもなりはしないだろう
感情押し殺し弥生超す頃
これまでの人とはさよならだ
未練なんてさ捨ておいて行けなんて
何が悲しくて音楽やるの
人は笑うし 金にゃならない
錆びた心で考えてみても
分かんないんだ
目を閉じるだけで
それだけでもう
誰でもがすぐ
詩人になれる
まわりまわってく
同じ様な日々に
慣れていかないで
憧憬にすがるだけなら無料
だけど只々、吐いてしまいそうだ
じっとしていてこのまま
情緒なんて無いその日暮らし
君がいなけりゃとうにサヨナラだ
どうしよってほら口癖がついてまわる
どうせ捨てらんないものはあるけど
これまでの日々とはさよならだ
27でさ死ねたなら
って馬鹿なこと考えないでね
ストーリーは今回で最終話でしたが、次回は特別編として制作エピソードを掲載しますので、引き続きお楽しみに。
<リリース情報>
2021.4.21 Release Digital Single「22」 (Official Lyric Music Video)
その他楽曲、各サブスクリプションで配信中!
「22」やその他楽曲のご視聴はこちらから
https://sww.lnk.to/nijuuni
生活は忘れて
Youtube
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