私たち”ニンゲン“はそこに暮らす”イキモノの一部“だということ
2020年にSDGs未来都市および自治体SDGsモデル事業の選定を受けた<かめおか霧の芸術祭>が主体となり、映像作家・丹下紘希がプログラム・ディレクターを担当した<しぜんの中の小さな会議>という亀岡市民による“対話”ワークショップ。
自分たちは“にんげん”という亀岡市に生きる”生き物の一部”という認識のもと、地元の小学生や、学生、農家やアーティストなど、さまざまな立場、年齢、性別の市民たちがその壁をこえて、疑問や問いを持ちより、それに対するお互いの考えや思いを話し、また聞く、そして悩む、というもの。
ファシリテーターによるオリエンテーションから始まる、“対話”という初めてのワークショップには、桂川孝裕氏(亀岡市長)も一市民として参加し、“議論”ではなく、立場を超えた“ニンゲン”としての“対話”を実践した。
みんなの未来に向けて何をするか?ではなく、どのように向き合うか?
「何らかのルールを決めたり、考えをひとつにまとめることからではなく、そこで生活する”生き物”の数だけ、それぞれの思い描く未来がある、ということを理解して、まずお互いを認め合うことから始める。」という、この対話の根底にあるルールには、
”SDGs”という未来に向けて継続していくべき行動や理念への向き合い方のひとつの答えを見出すことができる。
大都市ではなく、地方都市だからこそできる、この“対話”というアクションは、世界中で広く実践すべきものであり、それが、私たちみんなのしあわせな未来をつなげる“意識”を構築していく一助になるのはないか、と感じる。
てつがく対話のドキュメンタリー映像を通して伝えたいこと
私たちの理想とする社会の姿は、目指す未来の答えは決してひとつではありません。
大切なのは、そこで暮らす市民の皆さんが、それぞれの立場や職業、年齢や性別などの違いをこえて、お互いのことを理解し、亀岡で暮らす自分たちと、そこで生きる“生き物“全体が、みんな幸福になれる未来を考え、その思いを分かち合うこと。
何らかのルールを決めたり、考えをひとつにまとめることからではなく、そこで生活する”生き物”の数だけ、それぞれの思い描く未来がある、ということを認識して、まず、お互いを認め合うことから始める。それが亀岡市の思う”SDGs”への考え方です。
2020年に「しぜんの中の小さな会議」と題して、自分たちは“にんげん”という亀岡に生きるたくさんの”生き物の一部である”という認識に立ちかえり、小学生のお子さんや、学生さん、農家の方やアーティストの方など、さまざまな立場、年齢、性別の異なる市民の皆さま(桂川市長も市民のひとりとして参加)とともに、“対話”を核としたSDGsワークショップを実施しました。映像作家・丹下紘希をプログラム・ディレクターに迎え、初めての試みとして実施された、この「しぜんの中の小さな会議」というてつがく対話のドキュメンタリー映像となります。
“てつがく対話”ってどんなものなのか?それが自分たちの暮らしの中の”SDGs”にどうつながってくるのか?亀岡に暮らす、できるだけたくさんの市民の皆さまに、このドキュメントをご覧いただきたいと思っています。そして、この”ちいさな会議”の輪がいろいろなかたちで世界中に広がっていくことを願います。
サスティナブルブランド<HOZUBAG>
2021年度より本格施行される「亀岡プラスチックごみゼロ宣言」と亀岡の自然環境からインスピレーションを受け、 SDGs未来都市選定事業「かめおか霧の芸術祭」のプロジェクトをきっかけに、文化芸術活動が環境問題の解決の一端を担うべく、サスティナブルブランド<HOZUBAG>は生まれました。
“水が海から雲になり、やがて雨として山に降り、川を流れて海に着くように、とても当たり前で自然な循環を<HOZUBAG>がささやかに生み出します”というコンセプトのもと、資源が循環する社会を目指すとともに、地域の活性化、雇用の創出、福祉貢献にも取り組んでいきます。
-かめおか霧の芸術祭-
オフィシャル・チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCaik_7G51AGdLYfP21nW79g
かめおか霧の芸術祭
https://kameoka-kiri.jp/
SDGs未来都市亀岡について
https://www.city.kameoka.kyoto.jp/bijonsuishin/sdgs2020.html
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