バックドロップシンデレラのオリジナル民族音楽にハマる人が続出!通称“ウンザウンザ”とは一体?
完全DIYセルフプロデュースを貫きながらも大型フェスの常連までに登り詰めた唯一無二の個性派バンド、バックドロップシンデレラ。
独自の感性が光る、通称“ウンザウンザ“という様々な民族音楽とロックサウンドを融合させた新しいジャンルを武器に、年間100本近くのライブ活動で日本全国を踊り踊らすバンドです。
ライブハウスの店長とバンドメンバーの二足の草鞋を履く豊島”ペリー来航”渉がコロナ関連のニュース特集に取材を受けたことで一時話題となり、バンドとしても2020年夏クールのテレビ東京系アニメ【忍者コレクション】のエンディングテーマを担当しています。
バックドロップシンデレラとは一体どんなバンドなのでしょうか。併せて“ウンザウンザ”が、様々な音楽ファンが集まる大型フェス会場でも受け入れられ、盛り上がるワケについても掘り下げたいと思います。
バックドロップシンデレラって?
バックドロップシンデレラは、2006年に東京池袋を拠点として結成された男女混合4人組インディーズバンドです。年齢は非公開。当時、ギターボーカルの豊島”ペリー来航”渉とベースコーラスのアサヒキャナコが所属していたバンドと、メインボーカルのでんでけあゆみとドラムコーラスの鬼ヶ島一徳が所属していたバンドが同時期に解散したことがきっかけとなり結成されました。
当時からメディアへの露出が少ない謎に満ちたバンドでしたが、独自路線を貫く歌詞、民族音楽をヒントに作り上げた”ウンザウンザ”、狂乱するパフォーマンスはたちまち口コミで広がり、2016年に発売した結成10周年記念ベストアルバム「BESTです」が週間オリコンインディーズチャート2位を記録。前述の快挙を成し遂げた結果が後に大きく繋がり、2017年に夏フェス初出演を果たします。翌年以降からは全国各所から声が掛かる常連バンドとなりました。
2020年には、テレビ東京系アニメ【忍者コレクション】のエンディングテーマ「忍び足でウンザウンザを踊る」をリリース。バンド初のアニメタイアップとなり、バックドロップシンデレラの存在が一気に世の中に放たれることとなったのです。
バックドロップシンデレラの“ウンザウンザ”にはルーツが!影響されたバンドの存在
バックドロップシンデレラが長年鳴らし続ける“ウンザウンザ”が生まれた背景には、豊島が当時ハマっていたボスニア出身バンド、エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラの「Unza Unza Time」という楽曲が深く関係しています。
民謡音楽を軸に、スカやロカビリー、ロックなどをミックスさせたこのスタイルのことをエミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラが“ウンザウンザ”と言っていたこともあり、このバンドと同じような構成の楽曲が完成した際に、バックドロップシンデレラも自分たちの曲を“ウンザウンザ”と呼ぶようになったのです。
最初はバンド内でしか周知されていなかった言葉でしたが、ライブでの煽りで連呼するようになってからはお客さんの間にも広がり、いつの間にか定着していたそうです。“踊れるロック“を鳴らすバンドは他にもたくさんいますが、曲自体を知らなくてもいつの間にか踊らされてしまう不思議な魅力がバックドロップシンデレラにはあると思います。
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