三浦大知『HIT』を聞くべき理由2 涙を誘う歌が素敵
三浦大知はダンスに注目されがちですが、歌にも注目して欲しいアーティストです。歌とダンス両方から得た表現力が歌にも反映されていて、歌詞を乗せた歌声は観客の涙を誘います。歌とダンスの両立が最大の魅力ではありますが、バラードを歌う三浦大知もシンガーとしてトップクラスです。歌の魅力を(RE)PLAYツアーファイナルで披露した楽曲から紹介しましょう。
体中から歌の表現が出ている
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こちらの『The Answer』はライブでピアノ弾き語りをする事もあり、聴き入ってしまうのですが、その姿もすごくセクシーというか表現が体中から溢れ出ています。歌を歌うために生まれてきたとはこういうアーティストのことをいうのですね。
メッセージが声質からも伝わる
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『ふれあうだけで』は「守りたい」という歌詞が印象的な曲です。優しくも強い歌声でファンをうっとりさせてくれるのですが、注目したいのは三浦大知の声質です。癖がない耳心地のいい歌声なので、歌詞を感じたい曲もすっと体の中に入っていきます。声質は天からの授かりものによる部分が大きいので、やはり歌を歌う使命を持っているのでしょう。
アカペラでわかる三浦大知の歌の良さ
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『Two Hearts』はライブでアカペラで歌う演出をすることがあるのですが、筆者は初めてライブでこの曲を聴いたときに鳥肌が立ちました。声の伸びやファルセットなど体の五感を超えて第六感まで訴えかけてくれるような熱唱に三浦大知の歌唱力の高さを感じます。
アジアの歌姫も認める実力
三浦大知と同様に若い時から歌って踊れるアーティストとして活躍していたBoAも、三浦大知の実力を認めています。アジアの歌姫として日本でも大ブレイクし、数々のアーティストとコラボしてきたBoAは男性シンガーとデュエットするなら三浦大知がいいと語っていたようです。一緒にコラボした『Possibility』のインタビューでは下記のように三浦大知を絶賛していました。
アルバムのプランを立ち上げたときから、いままでラッパーさんとしか共演していないので、絶対、男性ボーカリストとデュエットしたいって思ってたんですよ。三浦大知さんは世代も同じだし、ダンスの表現力も一流だし、もちろん言うまでもなく歌も上手だし、お願いしました。
中略
レコーディングは楽しかったですよ。予想できる仕事よりも、できない仕事の方が楽しいじゃないですか。
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三浦大知『HIT』を聞くべき理由3 楽曲への思い入れが深い
ここまでダンスと歌の魅力を紹介していきましたが、三浦大知の楽曲への思い入れも注目です。ダンスファンであり音楽好きなので、様々なトラックメイカーに楽曲制作を依頼したりなど、楽曲への思いや挑戦心が強いアーティストですね。アルバム『HIT』もNao’ymtやSOIL&”PIMP”SESSIONSなどが楽曲制作に関わっている他、三浦大知が作詞した曲も多数収録されています。
ここで注目したいのは、ここまで楽曲にこだわるアーティストのアルバムは、曲順・曲のつなぎなどCDで聴かないと分からない細かいこだわりなどが散りばめれていることです。
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例えば、先日MVが公開されたアルバムのリード曲『Darkest Before Dawn』と代々木のライブで初披露した『Hang In There』はNao’ymtが作詞作曲をしています。それぞれアルバムの最初と最後に配置されているのですが、三浦大知はNao’ymtの楽曲は前後の曲の世界観に左右されないし、混ぜたくないという理由で、必ずアルバムの最初と最後にしか置かないと話していました。
その他にも楽曲のタイトルに『誰もがダンサー』という三浦大知ならではのメッセージ性が伝わるような楽曲があったりなど、こういった細かい制作意図を読み解くのも三浦大知音楽の楽しみ方の一つです。
少し話は変わって、独自の感性を持ったアーティストでダンスを取り入れてる星野源が、自身のラジオで三浦大知を絶賛していたのをご存知でしょうか?
その内容を抜粋しますと
三浦大知さんの『Look what you did』 のMVを見たんですけど、度肝を抜かれました。ノーカットで踊り続けてますし、本当にダンスも歌も曲もかっこいい。本当に感動しました。
引用:星野源のオールナイトニッポン
音楽家・俳優・文筆家として、幅広く活躍するアーティストからも称賛を受けていますね。
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