出典:オフィシャルHP
GOING STEDYとして90年代インディーズバンド界を引っ張てきた、峯田和伸率いる、銀杏BOYZをご存知でしょうか?
過激で個性的なパフォーマンス、だけどストレートに音楽を届けた銀杏BOYZ。
2017年になった今、どんな活躍を見せているのでしょうか?
GOING STEADYから銀杏BOYZへ。
ゴイステとの愛称で、たくさんの若者の心を強く掴んだ、GOING STEDY(ゴーイング・ステディ)。
90年代後半~2000年初頭のメロディックハードコアの火付け役となった伝説の青春パンク・バンドです。青春パンク、日本語パンクという言葉が浸透したのも、GOING STEADYの存在があったからこそ。
代表曲には「BABY・BABY」「もしも君が泣くならば」「青春時代」「童貞ソーヤング」などがあり、GOING STEADYのことを知らない人も、一度は耳にしたことがあるかも。
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そんなGOING STEADYのVo.峯田和伸の過激なパフォーマンス、恥ずかしくなるほど真っ直ぐな歌詞は、バンドが解散した今でも、多くの人たちの青春の1ページに刻み込まれているのではないでしょうか?
加速する注目や人気を集めながらも2003年に惜しまれながら、バンドは解散してしまいましたが、その後、生まれたバンドが銀杏BOYZ(ギンナンボーイズ)です。
銀杏BOYZ(ギンナンボーイズ)はどんなバンド?
GOING STEADY解散後、Vo峯田和伸はエレファントカシマシの企画にソロで参加するなど精力的に活動を続けていました。
その後、もともとGOING STEADYのメンバーであったDr.村井守と、Ba.安孫子真哉、そして新たにGt.チン中村を迎え入れ、2003年に銀杏BOYZ(銀杏ボーイズと表記される場合もある)を結成しました。
全国各地で銀杏BOYZとしてライブ活動を開始し、2005年にはアルバム「DOOR」「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」を2枚同時リリース。
たくさんのインディーズ・レーベルを持つ、UKプロジェクトの傘下である初恋妄℃学園からのリリースにも関わらず、オリコンアルバムチャート6位と7位にランクインするなどの快挙を成し遂げました。
2005年にリリースしたアルバムには、GOING STEADY期の代表曲を銀杏BOYZにしたものや新曲など内容もかなり濃い作品となっています。
2014年銀杏BOYZはついに峯田ひとりとなる。
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バンドシーンで独創的なスタイルを貫き、第一線を走っていた銀杏BOYZですが、2013年11月に「Ba.安孫子真哉、Gt.チン中村が脱退する」という衝撃のニュースが飛び込みました。
脱退理由については、諸説飛び交っていますが、現在チン中村は自身で農業を営んでいるそうです。
峯田和伸と、Dr.村井守の2人編成となってしまった銀杏BOYZ。
この2人は高校からの長い付き合いだったため、ファンの間でも「離れることはないだろう」と噂されていました。
しかし、念願であった4年ぶりのアルバム「光のなかに立っていてね」リリース直前で、村井守も脱退することになり、銀杏BOYZはついに峯田和伸のソロバンドとなってしまうのです。
ソロ体制となってはじめてリリースしたシングルが「生きたい」
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生きたくってさ。
生きたくってさ。
生きたくってさ。
なくしたもののために。なくしちゃったために。
そうやって生まれた罪を
こうやって抱きしめるんです。
2016年、サポートメンバーを再び集め制作された6枚目となるシングル「生きたい」は、峯田和伸ひとりでの銀杏BOYZとなってはじめてのシングルとなりました。
15分11秒もの「生きたい」に込められた気持ちは、直球そのもの。
決して器用とは言えないけれど、一生懸命に真っ直ぐな峯田和伸の言葉と歌声がグサリと心に突き刺さります。
余計な説明や評論は無用とも言える楽曲、「生きたい」。
1996年、前身バンドGOING STEADYとして活動をスタートしてから20年。
音楽や役者業を通して、ただ人々に心を伝え続けた峯田和伸の集大成とも言える名曲なのではないでしょうか?
アーティストだけでなく、俳優としても走り続ける峯田和伸。安藤裕子のMV「骨」にも出演。
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峯田和伸は、音楽活動の傍ら役者としても活躍しています。
2003年に映画「アイデン&ティティ」に出演して以来、大槻ケンヂ原作の「グミ・チョコレート・パイン」や、宮藤官九郎が監督を務めた「少年メリケンサック」にも出演しています。
アーティストして、人間として、飾ることなく生きる彼の姿は、音楽の世界以外からも注目を集めているのです。
2016年には安藤裕子の「骨」MVで主演を見事成し遂げた峯田和伸は、これからもきっと、不器用ながらも真っ直ぐに走り続けていくことでしょう。
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