レコード大賞やNHK紅白歌合戦など、12月31日は誰もが音楽を聴きながら過ごす日といっても過言ではありません。一年の終わりと新年の始まりに向けて、最後は「ゆく年くる年」で過ごすひと。家族や友人と語らうひと。寒空の下、二年参りの列に並ぶひと。働く人、etc……。あなたはどんな曲とともに今年を締めくくりますか? 今回のテーマは「年越す音楽」。ジャンルに縛られない数々の作品をリリースし、アーティスト、ピアニスト、作編曲家として確固たる地位を築いているJazztronik野崎良太による選曲です。
Maria Schneider 『Three Romances part 1:Choro Dance』
現代のBig Bandの最高峰!今年やっと念願のコンサートを生で観れて今回のアルバムの制作にも多大な影響を与えてくれました。
Gap Mansione 『Boy with Toys』
DJにも人気がある隠れた名曲。Jazz FunkではないのですがJazzでもなく、スピリチュアルな要素もありサイケな感じもする。オープニングを聞くとアメリカの大平原が浮かんでしまいます。
Michel Legrand 『La Pasionaria』
Michel Legrandは好きな作曲家でもありアレンジもとても勉強になる数少ない人で、僕をすっかりビッグバンドの虜にしてくれた曲です。
Clare Fischer 『Morning』
まさにタイトル通り朝のムード音楽。とても心地よいSlow Latinの曲です。
Jazztronik 『Caprice』
New Album 『BB1』ではリード曲はElianaとAishaが歌う”Spotlight”ですが、裏リード曲はこの曲です。ぜひ聞いて欲しいです。
Oscar Castro Neves 『Samba de uma Nota So』
アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲がビッグバンドで演奏されています。ブラジル音楽も管楽器の登場率はとても高いです。きっとエンターテイメントの国アメリカにブラジル音楽が渡り、その結果こうやってボサノヴァにもビッグバンドアレンジのものが出て来たのではないかなと個人的に思っております。
Gil Evans 『Las Vegas Tango』
Jazzをやっている人でGil Evansの名前を聞いた事がない人はいないでしょう。この曲が収録されているThe Individualism of Gil Evansはとにかく名盤です。
PROFILE
Jazztronik
ジャンルに縛られない数々の作品をリリースし、アーティスト、ピアニスト、作編曲家として確固たる地位を築いている。
映画、ドラマ音楽も数多く担当し、その独自の音楽性は進化し続けている。
サウンド・プロデューサー、リミキサー、ミュージシャンとしても、葉加瀬太郎・TRF・flumpool等数多くのアーティストとコラボレーションを重ねている。
■■New Release■■
2017.12.20 OUT
Jazztronik
Big Band Arrangement Album 「BB1」
price:¥1,800+tax
PCCA.04612
全6曲
野崎良太が率いる特定のメンバーを持たない自由なミュージック・プロジェクトJazztronik
セルフカバー・書き下ろし楽曲併せた、全曲ビッグバンド・アレンジのミニアルバム
〈収録楽曲〉
1.Spotlight Vocals:Eliana & AISHA/Back Ground Vocal : Mika Arisaka
2.Caprice
3.Sanctuary Vocal:Eliana
4.Deja vu Vocal:AISHA
5.Meguru(2017 version)
6.Dolphin Smile
All Songs Brass Arrangement & Sound Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik)
■■Live Information■■
Big Band Live〜Album「BB1」Release Live〜
12/28 (木) @Billboard Live Tokyo
1st Stage Open 17:30 Start 19:00 / 2nd Stage Open 20:45 Start 21:30
12/29 (金)@Nagoya Blue Note
1st Stage Open 5:30pm Start 6:30pm / 2nd Stage Open 8:30pm Start 9:15pm
12/30 (土)@Billboard Live Osaka
1st Stage Open 15:30 Start 16:30 / 2nd Stage Open 18:30 Start 19:30
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