毎月テーマを変えて、さまざまな人に選曲をお願いしている「MIXTAPE」企画。
今回のテーマは「秋の入り口。」。
入道雲はうろこ雲へ、空は澄んでだんだん高くなり、朝晩は少し肌寒くなり、むせたアスファルトの匂いは金木犀の香りに変わっていきます。
移ろいゆく季節、活動的な夏をすぎて静かな秋に変わっていくとき、ふと切なさを覚えます。
もちろん過ごしやすい季節だからこそアクティブに動き回ることもできます。
そんな「秋の入り口」を感じる音楽をお送りいたします!
今回は、2018年に、15年ぶりのオリジナル・アルバム 「ロックブッダ」 で完全復活を遂げ、 2019年「スラップスティックメロディ」「音の門」と、2作同時にリリースをするシンガーソングライター 国府達矢 による、「秋の入り口。」。
I Fallen In Love Too Easily / Chet Baker
あまりに青い萎凋
どこかすべて
人ごとのような愛しか知らずに
SOMEONE IN LOVE / THE GOLDEN HOUR QUARTET
老成した情事の後に交わす
膨よかなユーモアのような甘み
Insatiable / PRICE
バンコクでやっとあなたと目が合いました
イリュージョン…
4DMX鑑賞をしているつもりで拝聴致します
Settle For My Love / MUSIQ SOULCHILD
小気味のいい弾力のある好奇心が
センシュアルに展開する
左で鳴るリムの音のデカさの意外性に脱帽
O Peso do Mew Coração / Castello Branco
知らない風 知らない街並み
きっと同じだけの愛の奥行きで
出会えたり分かち合えたり
Blackbird / James Smith
原曲よりカバーの方が好きという曲は多い
カバー曲の中には、何故わざわざこんな風に崩してまでカバーをするのだろうと疑問を持つことも多いけれど…
どのような形であれ、本来、曲が内包していた美や情感を増幅させるように努めるのがカバーをするものの使命
On Of Us / Joan Osborne
小さな時に童謡の”ちいさい秋みつけた”を歌う度に感じていた胸の痛みのようなものを思い出す(哀愁の濃度?)
蓄積した季節を燃やし尽くす色のように
93 / Terno Rei
音楽がファストファッション化していることに時代の必然性や快楽を感じることは出来る
でも正直、ぼくには大勢の人が同じコスプレをしてるみたいでとても滑稽に見えている
それでもその中にスタイルのいい人や性格のいい人は当然いる
Passado / Futuro / O Terno
この夏に旅先の異国でたまたま出会った最高のチル&ドラマティック
音楽ってありがとう
PROFILE
国府達矢
2001年 “国府達矢”としてライヴ活動を開始。
2003年、アルバム「ロック転生」をリリース。
さまざまな分野のアーティストに衝撃を与えたこのアルバムを契機とし、シンガーソングライター七尾旅人は、国府達矢に3枚組アルバム「911fantasia」を捧げた。
2007年以降、Salyuへ楽曲提供をはじめ、
“salyu×salyu”「s(o)un(d)beams」に作詞で参加。
2018年、長年の沈黙を破り15年ぶりのオリジナルアルバム「ロックブッダ」をリリース。
日本におけるオルタナティブ・ミュージックの一つの到達点と評されるこのアルバムは、
ヨーロッパ拠点で世界のインディーミュージックを網羅する海外のサイト“beehype”のJAPAN
ベストアルバムにて1位に選ばれるなど、国内外の2018年ベストアルバムに数々取り上げられた。
2019年「スラップスティックメロディ」「音の門」という二枚のアルバムを同時リリース。
2019.9.25 Release
PECF-1172 felicity cap-314
¥2,600+税
「音の門」
2019.9.25 Release
PECF-1173 felicity cap-315
¥2,600+税
青の世界” (Official Music Video)
https://www.youtube.com/watch?
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