加速していくThe Floorを楽しみにしてほしい
――The Floorにとって2019年はどんな1年でしたか?
ササキ : 大変でしたね。ギターが抜けたり、作曲も始めたりと色々なことが変わりました。今はギターにサポートメンバーを迎えているんですけど、元メンバーとプレイスタイルもマインドも違うから、今までの人生観や音楽感ぐちゃぐちゃにされたんですよね(笑)。でも全部プラスに繋がっているので、いい意味で大変でした。
――演奏の仕方などは具体的にどんな風に変わりましたか?
ササキ : サポートギターの方は「ライブは客を殺す気でやれ!」みたいなタイプの人なんです(笑)。これまでのThe Floorにそういうマインドはなかったなと思って。大学時代にはギラついていたときもあったので、なんだか懐かしさも感じています。いいものはどんどん吸収しつつ、そういった影響に負けないように、こちらからも染めていきたいですね。ライブはすごく楽しくなりました。
ミヤシタ : 6月のワンマンライブは作り上げて行ったライブだったんですけど、今は隙や余白も愛せるようになりましたね。素直さや愚直さも認められるようになって、変化があった1年だったなと思います。もちろん今までのことがあってこそなので、いい変化だったなと。
コウタロウ : バンドとしても個人としても視野が広がったなと思います。「これもやってみよう」とチャレンジしたり、自分で曲を作ってミックスして曲ができたことで自信にもつながった1年でしたね。
――では2020年はどんな1年にしたいですか?
ササキ : スピード感を大事にしたいですね。メインソングライターが抜けて、アルバムが出るまでは時間かかっちゃったけど、「アルバム出てからめっちゃ早いじゃん! しかも曲いい! どうしたこのバンド!?」と思われるくらい、今はがむしゃらにいい曲を作ろうと思ってます。アルバムは5枚くらい出したいね。
ミヤシタ : アルバム5枚は嘘でしょう。
ササキ : 嘘ではない! 物理的には無理かもしれないけど、願望として(笑)。でもそのスピード感は出していきたいですね。今後も3人で新しい曲をどんどん出していくことで、すぐ次を見せられる力を出していけたらと思います。
――楽しみですね! 今後も札幌を拠点に活動を続けていく予定ですか?
ササキ : はい。札幌を拠点にしていると移動の時間は多いかもしれないけど、拠点を移したら、また違うことに気を取られてしまうのかなと漠然と感じています。あとは、僕が東京で暮らしたらきっとすごく痩せると思いますね……。
ミヤシタ : 痩せるのはいいじゃん。
ササキ : いいんだけどね(笑)。札幌ならまだわかるけど、人混みが苦手だから東京で一人暮らししているイメージができない。
コウタロウ : ハヤトが東京住んだら、毎日「人が多すぎ」って言ってそうだね(笑)。でも、札幌に住んでるからこそ見える東京の景色も大事にしたいです。
ササキ : 東京に来るたびに見えるものもあるし、最終的にはどこに住んでも変わらない気もするけどね。
――最後に、これから始まるワンマンツアーの意気込みをお願いします。
ササキ : 今までより大きい音が似合うアルバムなので、でかいサウンドとしてぶつけたいなと思います。新体制になってまだ慣れてない人もいると思うし、受け入れるのは簡単なことじゃないはず。でも僕らは前に進むしかないので、受け入れてもらうためではないけど、受け入れてもらえる器ではありたいです。そのためにもこれからがめちゃくちゃ楽しみにさせられるようなツアーにはしたくて、次に向けての意識を持ってツアーを回りたいなと思います。
ミヤシタ : ワンマンツアーでは「nest」に入っていない新曲も披露しようと思っているので、僕らのこれからを楽しみにしてもらえたら嬉しいですね。
――The Floorが進化していった先の最終目標は決まっていますか?
ミヤシタ : 爆発じゃないですか?
コウタロウ : 最後に急にふざけるじゃん(笑)。
ササキ : 僕たちもどこに転がっていくのかわからないけど、根本的なものはずっと変わらないはず。広いところで鳴っているようなかっこいい楽曲を作っていくので、絶対に良いバンドになる自信しかないです。
コウタロウ : 最終的ではないけど、ひとつの目標であるのは「RISING SUN ROCK FESTIVAL」に出ること。ステージに立つバンドに憧れて、バンドをしている節もあるので。地元の大きなフェスとして昔から憧れていたあのステージに立ちたいですね。
The Floor webサイト
The Floor Twitter
The Floor one-man Tour 「Living」
3月1日 (日)心斎橋 Live House Anima
3月7日 (土)Veats Shibuya
3月22日 (日)名古屋 APOLLO BASE
3月27日 (金) 札幌 Bessie Hall
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