三浦大知の今まで積み重ねてきたものが3月22日にリリース!
2016年に『Cry&Fight』や『(RE)PLAY』などのダンスパフォーマンスが話題を呼び、日本が誇るダンスボーカリストとしてその名を知らしめた三浦大知。2017年も仮面ライダーエグゼイドの主題歌になった『EXCITE』が自身初のオリコン週間ランキング1位、ワンマンライブでは初となる国立代々木競技場第一体育館で1万2千人動員するなど、その勢いは留まることを知らない。そして、3月22日に(RE)PLAYツアーファイナルを収録したライブDVD&Blu-rayと上記の3曲やライブでしか披露していない楽曲を収録したアルバム『HIT』をリリース! 今回、ミーティアでは三浦大知にライブやアルバムの話を中心にインタビューを敢行。ファンに伝えたいこと、ダンスへの思い、音楽に対する話まで、三浦大知の音楽とダンスに対する考え方は予想以上に深かった!
Photo_HIROYUKI DOZONO
Interview_Text_Edit_NOZATATSU
みんなが楽しめるライブツアーを作りたい そこから生まれた(RE)PLAYツアー
――「DAICHI MIURA LIVE TOUR 2016 (RE)PLAY」お疲れさまでした。ツアー振り返ってみてどういうツアーでしたか?
三浦大知 :
――国立代々木競技場第一体育館でのワンマンライブは初めてだったと思うのですけど、代々木ならではの苦労した部分や難しかった事はありましたか?
三浦大知 : 音を作るのが大変でした。会場が縦に長いので音の反響とかが難しかったです。音像作りはPAさんも含めてみんなで苦戦しながらやりました。最終的に音もいい所に着地できたと思います。ダンサーに関しては(RE)PLAYツアーという事もあって、今までやってきたことのベストを出すみたいな感じだったので、いつもと変わったことはありませんでした。今回、女性ダンサーが加わってるので、ダンスの表現の引き出しが増えましたね。色々な表現が出来て良かったと思います。
三浦大知のライブ打ち上げってすごそう! 実際は・・・?
――少し音楽的なことから離れて聞いてみたかったことがあるのですが、三浦大知さんのライブは多くのダンサーやミュージシャンが出演しています。ライブの打ち上げとかってどんな感じですか?自分のイメージだとダンスや音楽でセッションをしたり、パーティーな感じなのかなと思っているのですが。
三浦大知 : いーや、全然そんなことないです(笑)。僕たちの打ち上げは普通に飲み会って感じです。ライブが終わって、その日のライブ映像を見ながら打ち上げみたいなのはよくやるんですけど、代々木の時は色々な都合上、その日に映像を見ることが出来なかったので、普通にBARみたいなところでご飯食べながら打ち上げしました。GOGO BROTHERSさんとか (RE)PLAYダンサー達も顔を出してくれて、みんなで乾杯しながら「あーでもない、こーでもない」って話したりしてました。あんまり打ち上げでダンスについて深く話すとかはないですね。友達同士で飲んでる感じです。
――もう、ダンスファンとしてはその打ち上げの光景見てみたいです!
三浦大知 : 本当ですか?超普通ですよ(笑)。誰かが楽器持って演奏とか、そういうのは全然ないです(笑)。
――ダンサーさんって世間の人はイェーイなイメージがあると思うのですけど、皆さん結構普通だったりしますよね。
三浦大知 : そうですね。でも、たまにライブDVDを発売する記念にみんなで打ち上げすることがあるんです。その時に上映会をするんですけど、マイクが僕に回ってきて、自分に合わせて歌わされたりとかします。自分が歌ってるライブ映像に合わせながら、ダンサー達が「あー本物だ!」って言ってくるんです(笑)。本物っていうか、「いつも見てるじゃん」って思うんですけどね。みんなでマイクを回して、最後に僕が歌うみたいな遊びは過去にありました。
――その場面見てみたいです(笑)。ちなみに三浦大知さんから見て、ダンサーの中で歌うまい人はいますか?
三浦大知 : 歌うまい?! うまいのは・・・。いないですね(笑)。でもシッキン(s**t kingz)のOguriは歌が大好きなんですよ。例えば、今回のツアーじゃないんですけど、ライブで僕がピアノを弾いたりしてると、弾き語りのコードを教えてくれって言うんです。教えるとOguriがリハーサルで歌ってました(笑)。彼は舞台系の仕事もしてるので、発声の仕方とか歌の事とか聞いてきたりしますね。研究熱心です。
『(RE)PLAY』と『EXCITE』で手に入れたものとは?
――超贅沢な先生ですね。ライブで披露した『(RE)PLAY』もMVとはまた違う迫力があって目を奪われたのですけど、『(RE)PLAY』は「Red Bull BC One 2016 World Final」のテーマソングでした。代々木では優勝したISSEI君も出演していましたが、日本開催かつ三浦大知のテーマソングで日本人が初優勝したというのが、やっぱり2016年の三浦大知は何か持っているなと思いました。テーマソングを担当した大会で日本人が優勝した時どう思いましたか?
三浦大知 : 日本開催という事もあって、出場していたTAISUKE君とISSEI君は大会が始まる前からプレッシャーがハンパなかったと思うんです。大変だったと思うし、そこを緊張しながらも楽しんで会場の雰囲気を一気に持っていっていたので、さすがだなと思いました。僕はゲストとして実況席にいたんですけど、決勝戦では『(RE)PLAY』のインストを1ムーブ使って頂いたんですね。でも、僕白熱しすぎて、自分の曲が使われていた事に気づかなくて(笑)。「あれ?使われましたっけ」みたいな。でも、決勝でISSEI君が『(RE)PLAY』でムーブしてくれたのも嬉しかったですし。すごく光栄な場所にいれたなって思いました。
出典:YouTube
――日本人初優勝という歴史的瞬間でしたしね。
三浦大知 : ブレイキンのバトルトーナメントってすごいストーリーがあると思います。駆け引きとかも見てておもしろいですし、今回はTAISUKE君を倒したHong 10を決勝で後輩のISSEI君が倒して優勝するとか、すごくドラマティックで素敵でした。ブレイクダンスのバトルトーナメントを生で最初から最後まで見たのは初めてだったんですけど、すごく楽しかったです。
――今、お話の中で『(RE)PLAY』がバトルで使われたと言っていましたが、三浦大知さんは日本語の曲が海外でも流れるようになって欲しいという考えを持っていると思います。今のダンサーはやっぱり洋楽を使って踊る人が多くて、もっと日本語の曲を使ってほしいと思っているのですが、そのためにはカッコいい日本語の曲が必要だと思います、今回アルバムの『HIT』にはそんなカッコいい曲が勢ぞろいしていると思うのですが、ファンの人はもちろん、エンターテイナーの人に聞いて欲しいとか、曲を使ってほしいとかはありますか?
三浦大知 : それはいつもそうじゃないですかね。ものつくりをさせて頂いている身としては、同じような方々に自分の音楽が響いたら嬉しいです。僕自身も色々なクリエイターの方々から影響を受けることがあるので、そういう影響を与えるキッカケに三浦大知のエンターテイメントがなるのであれば幸せだなと思います。
――『HIT』の楽曲を全部聴かせて頂いて、この曲はこういうダンサーが踊ったらおもしろいとか、色々想像が膨らんで鬼リピートしていたのですが、楽曲を作る際にダンスの振付先行で作るときはあるのですが?
三浦大知 : 基本的に曲が先ですね。こういう曲調で歌ってみたい、踊ってみたいというのがあって、その曲を作ってる間にダンスの振付はこうかな?ダンサーの人数はこうのくらいかな?こういう風にライブで演出しようという景色が見えてくるというのが基本です。ただ、例えばサーカスっぽい、トランポリンを使ってみたいなことがあれば、それに合う曲を作ったりということはあります。
――ライブの話に戻させてもらって『EXCITE』では仮面ライダーエグゼイドと共演しました。仮面ライダーファンも三浦大知の楽曲がカッコいいと評価をしていて、2016年は新しいファン層を切り開いていったと思いますが、この1年でファン層の変化を感じたなという印象はありますか?
三浦大知 : ありがたいことに男性ファンも増えましたし、仮面ライダーエグゼイドの主題歌をやらせて頂いたことで子供のファンも増えましたね。元々、家族連れでライブに来てくれる方もいるんですけど、今年からより一層増えました。僕のファンというよりはエグゼイドのファンだと思うんですけど(笑)。なので、仮面ライダーエグゼイドの主題歌をやったからファン層も増えたと思いますし、興味を持ってくれたお子さんのお父さんやお母さんに三浦大知を知ってもらえた事も大きいですね。
――確か仮面ライダーエグゼイドの主題歌を担当したことで、甥っ子さんからのリスペクトがすごいって聞いたのですが。
三浦大知 : もう尊敬ですよね。「エグゼイドと友達なんだ!」っていう(笑)。今までもライブに来てくれたり、僕の音楽を聞いて踊ったりしてくれましたけど、本当にすごいんだなって思ってくれたみたいです。
――やっぱり影響力すごいですね。『EXCITE』と言えばMVで複数の三浦大知が踊るという演出が印象的です。MV内で一部ダンサーの体を借りたシーンがあると言っていましたが、そのダンサーって誰なのですか?
三浦大知 : Oguri(s**t kingz)とDAISUKEと50ですね。バク宙をしたのが50です。
出典:YouTube
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