三浦大知が魅せる日本一のダンスエンターテイメント
ミーティア大注目のアーティスト・三浦大知全国ツアーの最終公演「DAICHI MIURA LIVE TOUR 2016 (RE)PLAY」が1月22日に、国立代々木競技場第一体育館で開催されました。同会場でのワンマンライブは三浦大知史上初! 1万2千人のファンが会場に駆けつけ、三浦大知が創り出すエンターテイメントショーで大きな盛り上がりを見せました。2016年の三浦大知といえば「ダンスパフォーマンスがすごい」というイメージで認知された1年。今まで培った三浦大知と昨年注目を浴びた部分を結集させたライブが今回の(RE)PLAYツアーファイナル公演! その魅力をセットリストを追いながらライブレポします!
三浦大知ダンサー12名集結! 夢のダンスエンターテイメントがここに
舞台が暗転すると1万2千人の視線がステージへ。今か今かとクラップをしながら待つファンの目の前に三浦大知が登場! 大歓声が起こる中、ダンサーも登場します。今回の(RE)PLAYツアーは今回の(RE)PLAYツアーはSHOTA、PURI、Shingo Okamoto、Taabow、ERI、KANATAの6名のダンサーがついていますが、この日はなんとスペシャルとして、shoji / kazuki / NOPPO / Oguriの4人からなるs**t kingzとMiu IdeとMarinoを加えた6人が合流! 計12名のダンサーが代々木の大舞台でかまします。1曲目の『Unlock』から三浦大知ダンスエンターテイメントが炸裂。ダンスの構成が変わるたびに会場から大歓声が起こり、これはとんでもないライブになることを予感させました。
『I’m On Fire』『Right Now』と曲が続き、ダンスも振付が激しいだけでなく、リフトなどの連携やメインステージの端から端まで移動して立体的に魅せていく。よくここまで動きながら歌声をぶらさずに歌唱ができるなと感心しますし、三浦大知本人は音楽を楽しんでパフォーマンスをしているように見えます。こんなに歌って踊れたら楽しいだろうなという憧れさえ抱くほど。続く『FEVER』ではハットを持って登場。と思ったらすぐに持っていたハットを観客席に投げるというハットマジックを見せる。これには客席のファンも大喜び! ファンサービスも忘れないところが三浦大知のいいところです。この曲は歌詞も曲調もセクシーでラグジュアリーなので、三浦大知とダンサーがステージで作るパフォーマンスも楽曲の世界観が出ていて魅入ってしまう。多彩な表現力は限界知らずといったところですね。
まだまだ、三浦大知ダンスワールドは止まりません。コレオグラファー動画が話題を呼んだ『Look what you did』を披露。語り掛けるようなボーカルの後、サビでは高速のHOUSEダンスを見せます。この楽曲は今、流行りのトロピカルハウスの曲調で、音楽のトレンドを一流ダンスボーカリストがパフォーマンスをするとこうなるといったものがわかる、非常に貴重なパフォーマンスです。こんな贅沢なものを見せてくれるなんて、やっぱり三浦大知のライブは目が離せないですね。
出典:YouTube
そして、今回の(RE)PLAYツアーの見どころのひとつでもある「このツアーでしか見れない楽曲」の『Neon Dive』を披露。現状、このツアーでしか見れないパフォーマンスにファンは目を焼き付けるようにステージに視線を向ける。とてもキャッチーで、一緒に手を振りながら歌う爽やかな曲なので、会場が一体になります。センターステージでファンと曲を共有した後は『Daydream』を披露。スタンドマイクを使って歌唱するのですが、三浦大知の手にかかるとスタンドマイクもダンスパフォーマンスの一部と化します。もう手に触れるもの全てをエンタメにしてしまう魔法を持ってるようです。圧巻のパフォーマンスでダンスボーカル曲を歌い切りました!
バラードの表現も泣ける。(RE)PLAYツアーの意味
MCでは「1万人を超える方々に来てもらえて嬉しいです。皆さんの思い出に記憶に残る。またリプレイしたくなるライブにしますのでお願いします!」と超満員の会場を見て感謝を伝えます。そして、女性ダンサー4人と『Make Us Do』を披露。思わず聞き入ってしまう曲、というより音楽に観客の目線はメインステージに釘付け。ここから『Delete My Memories』に流れるのですが、曲のつなぎに情感あるダンスパフォーマンスが入ります。女性ダンサーと三浦大知によるペアダンスから、三浦大知のソロダンスへ。その内容はJAZZダンサーが踊るような感情を表現する踊りで、愛しい女性を失う悲しみが伝わってきます。かねてから演技力のある俳優がダンスをした時の表現力に注目していた、三浦大知らしい感性の踊りです。ストリート系のダンスだけでなく、JAZZの要素も取り入れたダンスができるのも表現者としての幅を感じませます。そんな感動をしていると『4am』で三浦大知のバラードタイムが始まる。4人のダンサーが椅子を使って、恋人との時間を表現した後、三浦大知が登場して熱唱します。
三浦大知はダンスに注目されがちですが、歌にも注目して欲しいアーティストです。ダンスから学んだ表現力が歌にも反映されていて、歌詞を乗せた歌声は観客の涙を誘います。曲の最後ではステージに用意されたピアノに腰かけ、弾き語りを披露。そのまま『The Answer』もピアノの弾き語りで熱唱。もちろん歌も聞き入ってしまうのですが、モニターに映る三浦大知の姿が神々しいことに目を奪われます。濡れた髪と切ない表情が、孤高のピアニストに見えてしまうのです。本当に三浦大知は表現の塊みたいなアーティストだと実感させてくれました。
実はこの弾き語りの演出。過去のライブで行った演出なのですが、リプレイしながらも進化を見せる(RE)PLAYツアーの醍醐味をみせていました。
MCで「ピアノ弾き語り緊張した」と本音を漏らした後は、今度は暖かいバラードタイムに入ります。アカペラから始まった『Two Hearts』はスタンディングオベーションが起こりそうなほどの拍手と歓声を起こし、思わず涙を流すファンも。特にファルセットの部分は胸を打たれるような気持になります。続く『ふれあうだけで』もすべてを包みこむように優しく歌ってくれて観客はうっとり。星の照明演出とディープブルーのフットライトが、まるでキレイな夜景の下でプロポーズをされているかのよう。三浦大知はボーカリストとしても最高です。
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