＜ライブレポ＞Mステ登場！三浦大知のダンス愛溢れるライブを全力レポ!!!

(RE)PLAYスペシャルダンサーズ・エグゼイド・KREVA登場！

今回の(RE)PLAYツアーは、過去の演出を再度見ることができるというテーマがあり、(RE)PLAYメドレーはまさにその象徴といえるパフォーマンスでした。『Black Hole』の無音ダンス、『Harf of You』から『Illusion Show』の流れでは、センターステージにいた三浦大知が遠く離れたメインステージに瞬間移動するパフォーマンスを見せます。2016年注目を浴びた三浦大知のライブはもちろん新規ファンも多く来ていますし、ずっと応援しているファンもたくさん来ていますね。このリプレイ演出は両方のファンが楽しめる内容になっています。「何か新しいことを」「ひねりを入れた演出を」となりがちな現代のエンターテイメントで、あえてリプレイするという演出は逆に新しくて感心させられます。ただし、この日はツアーファイナル！　しかも初の代々木第一体育館でのワンマン！　ここから怒涛のヤバい展開が待っていました。

三浦大知

超有名ダンサーが総出演したことで話題を呼んだ『(RE)PLAY』を披露した時のこと。いつもとは違う空気の中現れたのは、ブレイキンを踊るB-BOY達！　そこには『(RE)PLAY』が主題歌となった「Red Bull BC One 2016 World Final」で優勝したISSEIの姿が。これはもしかするとなんて思っていると今度はLOCKダンスパートでGOGO BROTHERSとHilty ＆ Boschが登場しLOCKダンスをキメる。そして、POPでは日本が誇るPOPダンサーKITEが登場し、まさにあの伝説ダンスMV『(RE)PLAY』の再現が目の前で実現しました。

三浦大知

もちろん、ダンスを知っても知らなくても圧巻のパフォーマンスだったのですが、ダンス業界的な話をすれば、このメンツが同じイベントに出演することが奇跡的にあったとしても、同じステージで踊るということはまずありません。しかも同じ曲、J-POPで踊るなんて最初で最後なんじゃというくらい貴重なパフォーマンスだったのです。この奇跡を実現させた三浦大知の人間力はすごいと思います。そして、このパフォーマンスを生で見れた観客は幸せ者だといえるでしょう。

出典：YouTube

まだまだ夢のコラボは止まりません。「仮面ライダーエグゼイド」の主題歌で、オリコンウィークリー1位を獲得した『EXCITE』を披露した時、急にエグゼイドの敵であるバグスターが登場。あぁ、ライブもこれで終わりか・・・なんて思っているとなんとセンターステージから仮面ライダーエグゼイドが参上！　会場の大歓声を受けてバクスターを倒していきます。こんなサプライズコラボが起きるなんて誰も予想していなかったので、曲が終わった後も会場のどよめきは止まりません。

出典：YouTube

今日、ライブに来てよかったとファンが思う中、三浦大知がマイクを取ります「僕のヒーローはこの人です。Dr.K！！」
三浦大知のコールとともに現れたのはDr.KことKREVAがスペシャルゲストとして登場！　三浦大知をフィーチャリングした『全速力』とKREVAをフィーチャリングした『Your Love』の2曲を2人で歌い上げます。KREVAはジャパニーズラップを印象付けた声として私たちの耳にインプットされているのか、2人の歌唱に自然と体が揺れます。最後に2人は友情のハグを交わして夢のヒーローコラボのラストを飾りました。

三浦大知

限界突破！　最後までダンスづくしのパフォーマンス

ライブも終盤戦。ここから再度ダンスナンバーで会場を盛り上げます。久しぶりの披露となる『Touch Me』『GO FOR IT』では、会場に来ているファン1人1人の顔を見るように歌い踊る三浦大知。その姿はあんなに激しいパフォーマンスをしてきたとは思えないほど爽快な顔です。疲れも喜びで吹っ飛ぶという状態とはこのことをいうのですね。ダンサーも揃って13人横並びでダンスパフォーマンスをする様は圧巻の一言。この光景を見て思うのは三浦大知のライブはダンサーにとって名誉ある夢の舞台なのではないだろうか。こんなにかっこいいダンスを踊れて、三浦大知だけでなくダンサーも応援してくれる暖かいファンが1万2千人もいて、後ろには生バンドが最高の音を生み出している。『Turn Off The Light』では力を出し切るかのようなダンサブルなパフォーマンスと熱唱を見せました。そして、ラストに披露したのは2016年三浦大知フィーバーのキッカケともなった『Cry&Fight』を披露。アカペラで踊るダンスパフォーマンスは、この曲といえばこれっ！　というイメージになってきましたね。三浦大知の歌声とダンサー同士の阿吽の呼吸が揃わないと完成しない最難関ダンスで会場の息と目線を奪います。メロディアスでかっこいい楽曲はライブの最後にふさわしい光景を残していきました。
DaichiMiura_Live@Yoyogi_09

新曲初披露！　2017年も三浦大知の時代

熱いアンコールの中、再登場した三浦大知。3月22日にリリースされるニューアルバムの中から『Hang In There』を初披露しました。「背中を押せるような曲」ということもあって、メッセージ性もあります。ミディアム調からアップテンポに変わる曲は世界観を感じるサウンドです。特に三浦大知のファルセットが存分に聞けるので、「聞かせる・見惚れる・盛り上がる」といった楽曲でした。そして、これが本当に最後の曲『music』を熱唱。ダンサー1人1人と会話を楽しむかのように花道を通る姿は仲間って良いなって思わせる場面で、バンドメンバーも音で応えているように聞こえます。ピースな曲で観客も笑顔で盛り上がり、会場が一体に。最後にダンサーと並び、バンドメンバーの合図で1万2千人のファンと一緒にジャンプをしてこの最高のライブエンターテイメントは幕を閉じました。

三浦大知

もう三浦大知のライブはダンスエンターテイメントとして日本最高峰といっていいでしょう。ライブ終了後「ここまでこれたのは皆さんのおかげです。ツアーを終えてここをもっと良くしたいというところもあったので、次に生かしていいライブを作りたい」と気持ちを話した三浦大知。確かに、ツアー最終日であったが、逆にアリーナーツアー初日にも見えたのは、三浦大知の中で次のステージが見えているからなのではないでしょうか。そしてなによりも2016年はダンスの年だったこともあり、ダンスが好きな人、ダンサーにとって夢舞台ともいえるライブを作り出しています。今後、スタジアム、ドームと大きい舞台でライブをする、日本が大切にしなきゃいけないアーティストと言っていいのではないでしょうか。2017年は『EXCITE』も自身初のオリコンウィークリー1位、3月22日にアルバムリリースで、ブレイクする準備万端。公式インタビューで2017年は歌の印象をダンスに負けなくらいにしたいと語る三浦大知。ダンスとボーカルの両方が世間に知られたとき、三浦大知の時代が切り開かれる。そう思えるスーパーライブでした。

Text_Edit_NOZATATSU(https://twitter.com/nozatatsu)

DAICHI MIURA LIVE TOUR 2016 (RE)PLAY in　国立代々木競技場第一体育館
《セットリスト》
1.Unlock
2.I’m On Fire
3.Right Now
4.FEVER
5.Look what you did
6.Neon Dive
7.Daydream
8.Make Us Do
9.Delete My Memories
10.4am
11.The Answer
12.Two Hearts
13.ふれあうだけで
14.(RE)PLAYメドレー
＜Black Hole ~ Harf of You ~ Illusion Show＞
15.(RE)PLAY
16.EXCITE
17.全速力
18.Your Love
19.Touch Me
20.GO FOR IT
21.Turn Off The Light
22.Cry&Fight
En1.Hang In There　※未発表曲
En2.music