数多くの名曲が存在するボカロ曲の中から厳選しておすすめ曲を紹介!
ボカロPとして活動していた米津玄師が日本の音楽シーンを代表するアーティストとして活躍するなど、ボカロなしでは今や日本の音楽を語れないほどの存在感を放っているVOCALOID(以下、ボカロ)シーン。ボカロPと呼ばれるクリエイターによって数々の名曲が生み出され、カラオケや歌ってみたなどでは人気曲として歌われることも多いです。今回はそんなボカロ曲のおすすめ曲を厳選して紹介します。
そもそもボカロとは?
前述したようにボカロの人気は誰もが知るところではありますが、音楽に詳しくない方やボカロを知らない方のためにボカロとは何か簡単に説明したいと思います。
まず、ボカロはVOCALOIDの略称で、「ヤマハが開発した音声合成技術、及び、その応用製品」、端的に言えば人工的に作り出された音声のことです。これらを用いることで、自由な楽曲制作が可能になるほか、より人間に近い温度感を持った音声をボーカルに当てはめることが可能となりました。
このボカロを駆使して自ら作った楽曲をネット上に投稿して活動しているのがボカロPと呼ばれるクリエイターです。ボカロPとして活動していたクリエイターには先に上げた米津玄師(ボカロPとしてはハチ名義)はもちろん、supercellのryoやシンガーソングライターの須田景凪(ボカロPとしてはバルーン名義)らがいます。現在はボカロPとして活躍した後、音楽プロデューサーとしてアーティストをプロデュースしたり、自らシンガーソングライターとして楽曲を歌ったりと活躍の幅を広げています。
ボカロ厳選人気曲・名曲8選
シャルル
ボカロPのバルーン(須田景凪)が2016年にリリースした「シャルル」は、ボカロファンを超えて、若い世代に人気の楽曲。カラオケランキングでも一二を争うほどの人気ぶりで、一度はカラオケの履歴で見たことがある人も多いのでは。恋人との別れをテーマにした切ない歌詞に激しいギターリフ、全体的に明るいサウンドの中にメランコリックなサウンドも同居しているのも特徴的。バルーン自身がセルフカバーしたMVは5700万回以上の再生回数となっており、人気の高さが伺えます。
千本桜
「千本桜」もまたカラオケの定番曲かつ数多くのアーティストにカバーされている人気曲のひとつ。2011年に黒うさPによって公開された楽曲です。和楽器バンドのカバーや演歌歌手の小林幸子が「第66回NHK紅白歌合戦」で歌唱したことでも話題。疾走感のある和風テイストな楽曲で、それに合わせ歌詞も日本的な単語が並んでいます。ボカロへの入り口を作った楽曲といえるでしょう。
命に嫌われている。
ボカロの代表ともいえる楽曲が続きましたが、続いて紹介したいのがカンザキイオリによる「命に嫌われている。」。憂鬱な感情や死生観をテーマにした楽曲を数多く制作しているカンザキイオリの代表曲で、まさに人間と死について書かれた楽曲。辛辣に綴られた歌詞はグサッと何かが突かれたような感覚になってしまいます。
ロキ
代表的なボカロPのひとりみきとPが2018年に発表した「ロキ」は、比較的新しいボカロ曲にも関わらず、すでにミリオンを記録するなど爆発的な人気を誇っています。ダンサブルな躍動感のあるサウンドが耳にずっと居座るような心地よさで、中毒性は抜群。皮肉めいた歌詞もエッジが効いています。カラオケランキングの上位に支持される理由がわかります。
天ノ弱
ギタリスト兼ボカロPとして活動している164が2011年に発表した「天ノ弱」。この曲名が意味するところは、歌詞の「天性の弱さ」という部分に表れています。スピード感のあるバンドサウンドとは裏腹に、行動できない自分と心の中ではしたいと願う自分の葛藤が描かれています。ボカロにばかり注目してしまいがちですが、それに勝るとも劣らないギターも必聴です!
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