バブリーダンスだけじゃない! メディアで大注目の登美丘高校ダンス部をダンス目線でまとめてみた
高校生ダンス部の全国大会”ダンススタジアム”で披露した『バブリーダンス』が、話題を呼んでいる大阪府立登美丘高校ダンス部。2017年はTWICE『TWICE「OOH-AHH하게 』の踊ってみたを筆頭に、YouTubeに投稿したダンス動画がバズりまくっています。そんな登美丘高校ダンス部のまとめをダンスライター目線で作りました!
高校ダンスシーンを変えた、大阪府立登美丘高校ダンス部とは
登美丘高校にダンス部が出来たのは約10年前のことです。当時、ダンス同好会として活動していた中に、現在登美丘高校ダンス部のコーチを務めるakaneが入部し、本格的に勝てる部活にしたいということで、ダンス部に生まれ変わりました。
同好会時代は、ダンスを楽しくやるという感じでしたが、部活動になってからは、大会で勝つために練習も厳しくなっていったようです。その頃、登美丘高校ダンス部が注目されるキッカケになった、高校生ダンス部の全国大会”ダンススタジアム”が初開催され、後に登美丘高校ダンス部は、この大会で2連覇を果たすことになります。
2016年には、上記のダンススタジアムで「おばちゃん」を披露し2連覇。日本一のダンスバトル大会”DANCE@LIVE JAPAN FINAL 2016”内で行われた、高校ダンス部の日本一を決める”HIGH SCHOOL DANCE COMPETITON 2016”で「HERO」を披露し、日本一に輝きました。
そして、2017年に3連覇がかかった”ダンススタジアム”で、現在バズりを生んでいる「バブリーダンス」を披露。結果は準優勝という悔しい結果に。
出典:YouTube
惜しくも3連覇は果たせませんでしたが、ほぼ全員ダンス初心者から始まった今シーズン。休みの日には6~9時間の練習を重ね、厳しい指導を乗り越えてきたメンバーが生み出した「バブリーダンス」は多くの人から称賛を得ました。
著名人からもTwitterでエールをもらっていて、代表的なものを紹介すると
バブルは、全ての世代をノリノリのイケイケにする力があるゾ❤︎
OKバブリーパワーーーーー‼️ https://t.co/YqQ2et0BqQ— 平野ノラ (@hiranonora) 2017年9月19日
バブルキャラで大ブレイク中の平野ノラから、バブリーツイート。
ノラさんがたくさん
日本高校ダンス部選手権
音ハメ加減が気持ちいいですし、
なにより、皆さんのスンとした表情がとてもいいです😂😂😂https://t.co/SLTSXCuwbb— ブルゾンちえみ (@buruzon333) 2017年8月23日
同じく、大ブレイク中の女芸人、ブルゾンちえみから、パフォーマンスを評価するツイート
「ダンシング・ヒーロー」はもはや、みんなのものだと思います。それにしてもなんてキレのあるダンス!色鮮やかな平野ノラさんがいっぱい〜〜❤︎❤︎学園祭に遊びに行きたいなぁ。選曲、有難う✨#荻野目洋子 #ダンシングヒーロー #キレキレダンス #高校生 #素晴らしい https://t.co/ORwx4D7VKw
— 荻野目洋子 (@oginome_info) 2017年8月19日
バブリーダンスに使われている『ダンシング・ヒーロー』を歌う荻野目洋子から、公認ともとれる称賛ツイート。文化祭にも遊びに行きたいと言ってくれていますね。さらに荻野目洋子はこのツイートを、プロフィール固定ツイートに設定しています。
このように、3連覇という実績は逃しましたが、それ以上に多くの人の心を動かしたという、ダンサー冥利につきる結果を残しました。
バブリーダンスに注目が行きがちですが、ダンスコンテスト以外にもさまざまな活動をしています。特に2017年は華やかな活動が多く、以前からYouTubeで投稿してきた踊ってみたで、TWICEの『OOH-AHH하게 』を投稿し、ミックスチャンネル主催の”TWICEダンスコンテスト”で優勝。興國高校ダンス部の男子生徒と一緒に夏の甲子園CMに出演など、歴代ダンス部メンバーの活躍と実績が実を結び、注目を浴びています。
出典:YouTube
上記のことがキッカケで、メディアでも取り上げられることが多く、めざましテレビやミュージックステーションなど、有名テレビ番組で特集されました。Webメディアのまとめ系サイトでは、登美丘高校ダンス部の部長がかわいいと話題を呼ぶなど、ダンス以外の部分でもフィーチャーされることもあり、アイドル的人気も獲得しています。
現在は、登美丘高校ダンス部では新しい試みとして自主公演の舞台を作っているようです。大会とは違う、セリフや歌を交えてミュージカルのような吉本新喜劇のような舞台を、コーチと生徒が一丸になって制作準備をしています。
大阪府立登美丘高校ダンス部のダンスエンターテイメントを手掛けるダンサー・akane
前述でも少し触れましたが、登美丘高校ダンス部のコーチ兼コレオグラファーは、ダンサー・akaneが担当しています。実はakaneは、登美丘高校ダンス部のOGでダンス部の創設メンバーです。
筆者はダンス関連の仕事をしているのですが、節目でダンサー・akaneと関りがあったので、そのことを軸に紹介します。
筆者が、大手ダンススクールでマネージャーをやっていた頃、akaneはスクールの発表会にJAZZナンバーの出演者として参加していました。当時、彼女は上京して大学に通いながら、プレイヤーとして活動していたのですが、自身のスキル向上のためにスクールの発表会に参加していたようです。
その後、akaneに転機が訪れます。日本最大のダンス作品コンテスト”Legend Tokyo”の関西予選を勝ち抜き、横浜アリーナで開催された本選に出場。若手コレオグラファーで初出場という状況でしたが、個性的な作品が生み出す世界観が評価され、審査員賞を獲得しました。
その時に、”Legend Tokyo”用のアー写撮影に立ち会ったのですが、ダンサーとしての自分の個性を出すために、かなりこだわって何パターンも撮影していたのが印象に残っています。その時のアー写がこちらです。
その後は、登美丘高校ダンス部のプロフィールで紹介したように、”ダンススタジアム”の2連覇、自身のYouTubeチャンネルにアップした登美丘高校ダンス部の動画がSNSを中心にバズるなど、コレオグラファーとして活躍中です。
ちなみに動画の編集も自分でやっていて、クリエイターとしての一面も持っています。
出典:YouTube
上記は、2016年開催の”Legend Tokyo chapter6”で披露した作品なのですが、この作品で一気に会場の空気が変わったのを覚えています。見て頂ければ分かると思いますが、独自の世界観があって、akaneにしか作れないだろう作品です。これから日本のコレオグラファーとして時代を築いていく存在だと思います。
余談ですが、テレビではかなり厳しい言葉使いで、生徒を指導しているところばかり使用されているので、怖い印象がありますが、実物は明るくて優しさを持った、大阪の女の子という感じです。多くのダンス部の生徒が、彼女を慕っているのは、尊敬できる人間性だからなのです。
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