The Cheseraseraの軌跡③2017年、決意の自主レーベル設立
2017年に入り、これまで学んできたものを十二分にバンドに落とし込む為にメジャーデビューからわずか2年で自主レーベル【dry blues label】を立ち上げ、再びインディーズ界へと舞台を移しました。今まで以上の熱量で挑んだ挑戦を機に、新しいバンドの決定打になりうる楽曲ばかりを集めたアルバム『dry blues』で反骨精神剥き出しで大きく舵を切ったThe Cheseraseraでしたが、自分たちの活動だけでバンドを工面していかなければならない点では色々と苦労した部分もあったそうで…。そんな内情をぶつけた楽曲が「最後の恋」でした。
最後の恋
後にThe Cheseraseraの分岐点ともなるこの曲への注目が多く寄せられた背景には、宍戸がリアルな気持ちを露呈したツイートがバズったことが挙げられます。
メジャー辞めて給料も遠征費も無くてそれでもダサくなりたくなくて、毎日バイトしてももう借金まみれで普通なら諦める所まで来たけど、遂に人を入れず自分でMV作りました。撮影編集全部iPhoneです。まだこんなにやる気で往生際の悪いバンドThe Cheseraseraを何卒。https://t.co/n3tsioZDT7 pic.twitter.com/coto8RlcU0
— 宍戸 翼 (@tsubasashishido) March 4, 2018
メジャーとインディーズの大きな違いはやはり金銭的な問題。最新技術を搭載した機材ではなくiPhoneで撮影、編集されたMVへの反響はこれまで発表してきた楽曲よりも多く、結果としてThe Cheseraseraの音楽がより多くの人の耳に届くこととなったのです。
2019年に結成10周年を迎え、11年目を突っ走るバンド、The Cheserasera。
昔から変わらない熱量と飾らない言葉で多くの人の心を鷲掴んできました。
宍戸翼が紡ぐ、男らしさが光る潔い歌詞には男女問わずグッと来るものがあります。世間的に名が知られていない部分もありますが、音楽業界のファンが多く、同性のファンも多いことがこのバンドの強みなのではないでしょうか。心底“カッコいい“と思えるバンドです。
The Cheserasera公式Twitter
宍戸 翼Twitter
西田 裕作Twitter
美代 一貴Twitter
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