TENDOUJIの鳴らすフリーダムなハッピーヴァイブスがフロアを席巻中!
【バズリズム02】の新春恒例企画”これはバズるぞ2019″や様々な媒体、ライブシーンで脚光を浴びる東京インディーズオルタナ・シーン屈指の愛されバンドTENDOUJI(てんどうじ)。
未経験でありながら30代を目前に突如音楽活動を始めた遅咲きではありますが、国内フェスに留まらず米フェスへの進出も果たしてしまう程乗りに乗っている注目株です。
なぜTENDOUJIが“愛されるバンド”と呼ばれ、多くの人を惹きつけるのでしょうか。これまでのバンドの軌跡を辿っていきたいと思います。
TENDOUJIとは?
バンド結成までの経緯
千葉県松戸市出身のTENDOUJIは、中学時代からの同級生アサノケンジ(Vo&Gt)、モリタナオヒコ(Vo&Gt)、ヨシダタカマサ(Ba)と一つ後輩のオオイナオユキ(Dr)で2015年から活動開始。
それぞれアルバイトや職につきながら10年間心の中に潜めていた“バンドやりたい”という想いを28才の時にモリタが口に出したことで、ほぼバンド未経験の状態のまま結成されました。当初はモリタがドラムを担当したり、サポートメンバーについて貰ったりしていましたが、気心の知れた仲間でバンドをやりたいという事で地元のお祭りに来ていた楽器未経験のオオイを迎え現体制となります。
2016年自主レーベル“浅野企画“設立
バンド活動が本格化する中、CD制作やライブなどすべての活動を行う為の自主レーベル【浅野企画】を設立。
DIY精神の熱が凄い!と定評があり、様々なクリエイターやアートディレクターとのコラボを実現させてきました。各所で行われるライブサーキットでのイベントへの出演も増える中、2017年にリリースされた1st Full ALBUM『MAD CITY』が音楽仲間や各方面から絶賛の声が上がり、11月には初のワンマンライブを新宿MARZで開催。自ずと少しずつ知名度も上がって行きます。
ここで疑問に思ったことが。なぜTENDOUJIの歌詞は日本語詞ではなく英語詞なのでしょうか。
サウンド面に関しても洋楽ガレージサーフロック色が強いので日本語で歌うよりは英語で歌った方が合うとは思いますが、その理由も仲が良いが故であり、自分の気持ちを日本語で表現するのに恥じらいがあるからということだそうです。
近年のロックシーンでは日本語に拘りを持って活動しているバンドが多いので、洋楽に近いTENDOUJIのグルーブは2010年に惜しまれつつ散開(解散)した覆面バンドBEAT CRUSADERSの再来とも一部では言われています。
2018年、アメリカ最大級のフェス「SXSW」に出演!2019年2月にはグラスゴーの至宝バンド「TEENAGE FANCLUB」の来日公演のサポートアクトに抜擢!
アメリカ・テキサス州オースティンで3月9日から18日にかけて開催された最大級フェスイベント「SXSW(サウスバイサウスウエスト) 2018」に、CHAIやドミコなど若手音楽シーンの申し子をはじめとする16組の日本のアーティストが出演。TENDOUJIも初出演を果たしました。
帰国後は、4月に人気曲「Kids in the dark」が収録されているEP『BUBBLE POPS』を、11月には片寄明人をプロデューサーを迎えて制作した4th EP『FABBY CLUB』をリリースし、勢力的に活動の幅を広げていきます。
4th EP『FABBY CLUB』
▼CD収録曲
01.Killing Heads
02.Something
03.Peace Bomb
04.Garden
05.Salv.
【Something】MV
【Peace Bomb】MV
【Killing Heads】MV
これまでのグッドメロディと痛快なポップサウンドに片寄プロデューサーの手が加わることで洗練されたハッピーサウンドが生まれ、TENDOUJIのバンドキャリアが上がるきっかけともなりました。
かつてはライブをしたくてもライブハウスに出る方法すら知らなかったバンドが、大型フェスへの出演をオファーされる程期待される存在になっていく姿はまさに夢物語そのものだと思います。この勢いは序章に過ぎず、今年2月、グラスゴーの至宝バンド「TEENAGE FANCLUB」の来日公演のサポートアクトに抜擢!このバンドはモリタが自分の人生を変えてしまったバンド”と言うほど憧れている存在で夢のような事だと語っています。
<モリタナオヒコ コメント>
音楽好きな人ならみんな一つはいると思うんですが”自分の人生を変えてしまったバンド”っていますよね。まるで気が狂ってしまったかのようにそのバンドの音源を聴き、経歴を調べ、ありったけの映像をむさぼるように見る。そんな魔法のようなパワーを持ったバンドがきっと誰にでもいます。それが僕にとっては”TEENAGE FANCLUB”です。$袋のマークの奇妙なジャケットに吸い込まれるようにして、僕は17歳の時にこの魔法のようなバンドに出会いました。
彼らが関わった音源はCDからアナログまで全て買い、ただただ部屋に籠り、その世界に静かに浸り込んでいました。
今でこそサブスクが始まってほとんどの音源も自由に聞けるようになりましたが、当時レアすぎて手に入らない高額な初期の音源、”KING”やDe La Soulとのコラボ曲”fallin'”が収録されたコンピ”JUDGMENT NIGHT”はどうしても買えず、、ただ聞きたすぎる衝動を抑えられず、惜しくも閉店となる御茶ノ水のジャニスで海賊盤を止む無く購入したりもしました。ありがとう学生の味方ジャニス。おそらく僕の親は”こいつ一体何に夢中になってるんだ、、”と不思議だったかと思います。
大人になり仕事を始めてもそれは変わらず彼らの92年のReading Festivalでのパフォーマンスでお客さんが泥だらけで暴れまわる姿や、スコットランドの狭いライブハウスがキッズで溢れかえる映像をyoutubeで見て、ずっと頭から離れませんでした。こんなシーンがいつか日本で起こればいいのにと憧れと絶望を持って見続けてました。
ただ待っていても何も変わらず、僕はいつからかTEENAGE FANCLUBのように自分がなりたいと思うようになりました。
仕事を辞めバンドを始めてからは一歩でも彼等に近づけるようライブをたくさんしています。今回、来日公演のサポートアクトを務めさせてもらうのは、自分の人生の中でありえない1ページです。
月並みな言葉ですが夢のようです。
何より彼等がまた日本に来てくれた事を本当に嬉しく思います。
最高の夜をみんなで楽しみましょう。
TENDOUJIも精一杯ライブします。
HOWDY‼︎
TENDOUJIが今一番負けたく無い!と企画イベントにも呼んでいるバンドがTempalay。
両者タイプは違えど洋楽的要素が含まれ、懐かしくもあり新しいサウンドを追求する次世代ロックバンドです。バンドはこうでなきゃ!という型には収まらない斬新なアイデアで勝負する若手が増えてくると聞く側にも多様性が生まれ、音楽の楽しさがより一層広がっていくと思います。
結成から4年という短い月日で夢を現実にしてきたTENDOUJIが、この先どんな夢を叶え与えてくれるのか楽しみで仕方ありません!今後も続々とライブが決まっていますので是非チケットをゲットして体感してみて欲しいと思います。2019年下半期要チェックですよ!
TENDOUJI Official
TENDOUJI Official Twitter
TENDOUJI Official Instagram
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