やはり、ライジングプロダクションの男達はすごい!
DA PUMP、三浦大知、w-inds.、Leadらが所属するライジングプロダクションのアーティスト達が集結した「RISINGPRODUCTION MENS ~5月の風~」が5月4日、5日に舞浜アンフィシアターで開催されました。こどもの日の前当日に開催ということで、出演アーティストは男性アーティストのみの男祭り!
現在大ブレイク中の三浦大知から、男性ボーカリストグループの時代を作ってきたDA PUMP、w-inds.、Leadが熱いライブパフォーマンスを魅せ、会場は大熱狂!ライジングのアーティストの凄まじさを改めて実感。その模様をレポートします!
取材公演:5月4日 夜公演
RISINGPRODUCTION MENS ~5月の風~みどころ
まず全出演アーティストは以下になります。
OA.LC BOYS
1.BuZZ
2.Lead
3.w-inds.
4.三浦大知
5.DA-PUMP
ファンの強い要望もあって開催が決まった、RISINGPRODUCTIONのお祭りライブイベント。ファンサイドから見れば、色々なアーティストを見られるというお得感とお祭り感がありますが、アーティストサイドでは同事務所所属の実力派・男性グループ同士でライブパフォーマンスをガチンコで競い合わせようというコンセプトもあり、実は密かなバチバチ感も兼ね備えたイベントでした。
出演アーティストもDA PUMP、三浦大知、w-inds.、Leadとデビューから15年以上音楽シーンで活躍する実力者が集まり、そこに6月にメジャーデビューを控えたBuZZも加わる幅広いラインナップ。
それぞれの個性や音楽性をステージ上で繰り広げ、RISINGPRODUCTIONのレベルの高さを魅せつけました!
イケメンスタッフがダンスで魅せる LC BOYS
この日、オープニングアクトを務めたのはLC BOYS。彼らは原宿・竹下通りにある、LeadがプロデュースするLead Cafeのイケメンスタッフ達です。こう聞くと執事的なイメージを想像しますが、オープニングでかかった曲はJay-Z & Kanye Westの『N****s In Paris』。暗闇の中で光を使ったパフォーマンスを魅せ、その後黒いHIPHOPダンスでカッコよくダンスパフォーマンスをかまします!
これはかなりドープなダンスが見られると思ったら、今度は効果音に合わせたダンス演劇やコミカルなダンスで会場の笑いを誘う。アクロバットやルーティンも豊富で、かなりエンタメ性の高いダンスパフォーマンスで会場のボルテージを上げました。
6月にメジャーデビュー! BuZZ
本編の先陣を切るのは、今までベールに包まれていた注目の音楽グループ・BuZZが登場! こちらのBuZZですが、6月21日リリースのデビュー曲『LEAN ON ME』がフジテレビ系ドラマ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』のエンディングテーマに起用されるなど、デビュー前から話題を呼んでいるグループ。ボーカル5人と4人のバンドメンバーを合わせた9人という珍しい構成で、ボーカル全員が作詞作曲をできるというクリエイティブさを兼ね備えています。
デビュー曲の『LEAN ON ME』では5人の気合の入ったボーカルが会場に響き、『CHOO SEXY』ではタイトル通り、セクシーな動きを取り入れたパフォーマンスで会場の女性ファンをキャーキャー言わせました。ラップも歌うのですが、ハモリを入れたラップはテクスチャー感があって耳に残ります。最後の『Are U ready?』では、LC BOYSとともに客席に出てパフォーマンスするなど、全力で会場を盛り上げました。
にしても、バンドとボーカルの重厚感のあるサウンドや、ボーカル5人の新人とは思えない堂々とした迫力のあるステージングスキルなど、まだまだ隠された能力とパフォーマンスがあるように思えます。これは6月にとんでもないグループが音楽シーンに現れる予感しかしません。
《セットリスト》
1.LEAN ON ME
2.CHOO SEXY
3.Are U ready?
ダンスだけじゃない歌もすごい! Lead
続いて登場したのは、デビュー15周年を迎えたLead。15周年なのに、メンバーがまだ20代というのが末恐ろしい限り。ここ数年での勢いは目覚ましいものがあります。『FUNKENSTEIN』でオーディエンスのテンションを掴むと、『Gimme a call』の甘いリリックから生まれるボーカルとラップで今度はオーディエンスのハートを掴む。
MCで「生きてきた中で、一番楽しいGWにするよ」と甘い言葉を届けた後は、強めのEDMで始まる『Zoom Up』を披露。アップチューンな楽曲ですが、古屋敬多、鍵本輝のファルセットが心地良いです。その余韻を残しながら『志 ~KO.KO.RO.ZA.SHI~』、『Stand by me』と立て続けにパフォーマンスを魅せるLead。オーディエンスのクラップも一体感を生み、『Stand by me』では谷内伸也のラップをフィーチャーしたメロウなHIPHOPが息をのむパフォーマンスを魅せました。
Leadのライブも終盤戦。「みんなで踊りたい!」という言葉にぴったりの『バージンブルー』を披露。この懐かしいサウンドと歌詞が、Leadもこういう時期があったなと思わせます。良曲というのはいつ歌っても色あせません。オーディエンスも巻き込んで大盛り上がり! そして、ラストは『Wake me up!』をパフォーマンス。様々な楽曲を持つLeadがライブのラストに選んだのは、カッコいいLeadでした。
Leadと言えば、3人のダンススキルとシンクロ率が注目されていますが、筆者は楽曲とボーカル&ラップも素晴らしいと思いました。ライブは音源を超えてくるボーカルの厚みと疾走感が予想以上にすごいです。そして、多様性のある音楽性がおもしろすぎます。Leadに合ったタイプの楽曲を歌うというより、このタイプの楽曲をLeadが歌ったらどうなるのか?というのが、良い意味でアイドル性もあって、一つのカラーになっているように見えます。もっと早くLeadに注目しておきたかった!
出典:YouTube
《セットリスト》
1.FUNKENSTEIN
2.Gimme a call
3.Zoom Up
4.志 ~KO.KO.RO.ZA.SHI~
5.Stand by me
6.バージンブルー
7.Wake me up!
音楽が上質すぎる! w-inds.
常に音楽の進化を続けているw-inds.。デビューの頃からCDランキング上位を記録し、橘慶太のクリアな高音を聴かせるボーカルと、高い女性人気を持つグループという認識を筆者は持っていました。しかし、実際に見たw-inds.はそんな軽い言葉で評価するのが、申し訳ないくらいのモンスターグループに進化を遂げていて、今日一番の驚きを受けたグループです。
『Boom Word Up』で始まったライブは、すでにのっけからファンキーサウンドがカッコいい。こんなにすごい音を生み出してるグループになっていたなんて。ダンスももちろんクオリティが高いのですが、ボーカル・ダンス・サウンドすべてのバランスが絶妙で、ここでw-inds.のイメージが一気に変わりました。続く『Drop Drop』も耳を奪われるサウンドを響かせます。
出典:YouTube
打って変わって『I’m all yours』はストリングス使ったジャジーな曲調。こういう曲では橘慶太のボーカルが映えます。昔のようなパンチの効いたハイトーンではなく、滑らかな高音で聴かせるボーカルになっていて、セクシーかつラグジュアリー。そこに千葉涼平のボーカルと緒方龍一のラップが重なり、楽曲の中にストーリーが出来上がる。
大人のアーティストになったとしみじみしていると、ステージではw-inds.のMCが。「男の子増えたね~」という千葉涼平のほんわかコメントから、3人特有の空気感で会場に笑いを生み出します。このパフォーマンスとMCのギャップもまたファンの心をキャッチする魅力なのでしょう。
MC後に2017年一発目のシングル曲『We Don’t Need To Talk Anymore 』を披露。有名DJがクラブで流しているようなサウンドに度肝を抜かれました。サウンドについて書き始めるとかなり長文になるので、パフォーマンスに特化して書きますが、ダンスとの相性がとてもいいです。というよりもダンサーにこの曲を使って踊ってほしいと薦めたいぐらい、音やボーカルの使い方が最先端をいっています。そして、緒方龍一のブレスがやけにセクシー。ダンスとのシナジーが素晴らしいパフォーマンスでした。
出典:YouTube
『Let’s get it on Reflection Remix by DMD』では、EDMサウンドを2011年の時点でやってたのと、これまた音楽の最先端を先取っていた事実に驚愕しながらも、目を奪われたのは間奏部分のビートです。ここでw-inds.のメンバーはオーディエンスに音を聴かせるような時間を作ります。ここはクラブか?と思わせるような楽しませ方です。こんな事をするダンスボーカルグループは中々いないと思います。
ラストは『New World Reflection Remix by DMD』でスパートをかける。音源に比べてライブではビートが効いているせいか、厚みのあるサウンドになっていますが、橘慶太のボーカルも相当強いので、ボーカルの印象も残ります。しかし、もっとすごいのは3人の余韻でした。音を聴いているのか、会場の空気を感じているのか、歌やダンスをしてない時の姿さえアートに見えます。余韻の取り方が日本のアーティストのレベルを超えていました。
デビューから注目されてきたので、初期のイメージが強いw-inds.ですが、一度イメージを真っ白にしてから、w-inds.の楽曲を聴いてほしいです。海外にも目を向けたクリエイティブな部分は、最先端をいっていますし、ライブも音楽の本質をとらえたパフォーマンスが玄人レベルです。音楽好きやダンサーにも聴いてほしい楽曲やパフォーマンスで溢れています。w-inds.ファンはこれを聴いて、今まで応援してきたのかと思うと、うらやましい限りです。
《セットリスト》
1.Boom Word Up
2.Drop Drop
3.I’m all yours
4.We Don’t Need To Talk Anymore
5.Let’s get it on Reflection Remix by DMD
6.New World Reflection Remix by DMD
SHARE
Written by