可愛いかもしれない……? ラブリーサマーちゃんとは
出典:本人Twitter
透明感のある歌声と、たしかな音楽センス。そして、心地良くてなんとなく耳に残るさまざまなテイストの楽曲。21歳のラブリーサマーちゃんことラブサマちゃんは、現役大学生。2013年に宅録を始め、音源をSoundCloudで発表する中で徐々に知名度を獲得してきました。
出典:本人Twitter(SNOWで遊ぶラブサマちゃん。顔出しは……やっぱりしていない)
2017年8月2日(水)には、メジャー1st E.P. 『人間の土地』をリリースすることが決定。4曲収録+特典DVD(初回限定盤のみ)の予定です。キャッチコピーでは「若くて多才で素直、可愛くて優しいピチピチロックギャル」と名乗りつつ、「可愛いかもしれないという期待を持たせたいから」との理由で基本的には顔出ししていないラブサマちゃん。実はおじいさんは音楽業界で有名なあのヒト…? その遍歴をみてみます。
ネット×音楽の申し子
ラブサマちゃんは、1995年東京都生まれ。本名は今泉愛夏。小さな頃からピアノを習っており、中学3年生の夏に家にあったアコースティックギターを弾くようになりました。この頃、たまたま相対性理論の曲を聞いて「えっ、すごい!」と衝撃を受けたそうです。そしてthe brilliant greenにハマり、日本のロック、海外のインディロックやシューゲイザー、パワーポップやギターロックと、どんどん音楽にのめり込んでいきます。高校では軽音部(あと生物部も)に在籍し、チャットモンチーのカバーなどでギターを弾いていました。同時に、学外ではバンド羊の群れは笑わない。や相対性理論のコピーバンドとして活動していました。
転機は、2013年の夏。リズムマシン付きのMTRを誕生日プレゼントにもらったことが、ラブサマちゃん誕生のきっかけです。宅録を始め、SoundCloudに音源のアップロードを始め、バンドメンバーを探しはじめました。
ネットでじわじわと話題と人気を広げ、2014年2月には、Marginal Rec.(DJ、トラックメイカー、VJなどのクリエイター集団)と組んで、“笑い話”をリリースします。
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2014年4月、中学からエスカレーター式だった大学入学式の当日に、マルチネ・レコーズから「ラブリーサマーちゃんと芳川よしの」名義で“はじめまして”をリリースします。なんてスピードの速さでしょう。
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同じく4月に、バンド『For Tracy Hyde』にボーカルとして加入した頃、TwitterのDMに一本の連絡が入ります。社名を名乗らない音楽関係者からでした。そのフランクさに「うさんくさっ」と思ったラブサマちゃんですが、会う事になって初めて日本ビクターだったことがわかります!
その後、2015年にはFor Tracy Hyde脱退。日本文学を専攻していた大学も辞め、2016年に別大学へと再入学し、11月にはメジャーデビューアルバム『LSC』をリリースし、SPEEDSTAR RECORDSからメジャーデビューしました。
全12曲のうちには、泉まくらとのフィーチャリング曲も含まれています。
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