ライブにはドレスコードあり! 身に着けるもので一体感を巻き起こす女王蜂のライブ。
女王蜂のライブは、4名がビジュアルにこだわり、まるでファッションショーのようなステージです。さらに観客にもドレスコードがあります。ライブに参戦する前には、服装や身につけるものの条件をチェックしましょう。過去にはライブ『白兵戦』では白を身につけることが条件だったり、仮面着用のライブもありました。客席もライブ世界のパフォーマーとなる、これが女王蜂ライブの中毒性のひとつです。
ストレートな歌詞とビビッドなビジュアルが中毒に
そして大きな魅力が、アヴちゃんこと薔薇園アヴの描く歌詞です。初めて楽曲を聞いた時には、歌詞よりもまず高低幅の広いメロディや、独特の歌いこなしが耳につくでしょう。けれど、まっすぐな気持ちが突き抜ける歌詞と、そのリズム感は心地よく胸を揺さぶります。どれもアヴちゃんの経験や思いが元になっていて、情景が浮かぶようなナマナマしいドラマ性があります。
先生あんな男子はな
アホみたいにムズムズしながら
高架下落ちていたアカン雑誌に発情してる
『告げ口』
「いやいや、何もしてないよ、いやいや、や、やましいことは」
出るわ出るわ埃と噂だらけ
信じたげる でも明日にはまた
『一騎討ち』
校庭は砂の匂い 嫌やなぁ痰吐くサッカー部
体育館裏の秘密 中庭に一筋タバコの煙が燻る
明日の道徳の時間 犯人探しに決まり
ホームルームが始まれば あたしは保健室へなんであいつに鶴なんて折らなあかんの
なんであいつに鶴なんて折れてしまうの
なんであたし鶴なんて折れてしまうの
なんであたし鶴なんて折れてしまうの
『折り鶴』
「貴方が好きでした」あのときどうして 何故
貴方のその腕を 振り解いてしまったのかプラットホームが誘っている 飛び込んで来いと嘲笑っている
愛されるのには疲れたろと ましてや愛すなんてやめておけと
『始発』
学校での孤独や不満、誰かをまっすぐに愛する気持ち、性的いたずらへの嫌悪感、本能が告げる欲求……。それらの肌感覚をまっすぐに伝えようとする女王蜂から、私たちも切実な思いを受け取ります。そこにはただのエンターテイメントではない、生きている感覚がある、だから聞く人は中毒になるのでしょう。女王蜂に刺されたように、逃れられなくなるのです。
バンド最大の全国ツアー開催!
強烈なデビュー以来、多くの音楽ファンを中毒にしてきた4人グループ、女王蜂。一度見たら忘れない鮮やかなビジュアルと圧倒的なパフォーマンスは、1年間の活動休止を経て、ますます勢いを増しています。
4月5日には“女王蜂至上最高傑作”として2年ぶりのアルバム「Q」を発売。直後の4月6日からは、神戸でのLIVEを皮切りに、バンド最大の全国ツアー「A」を開催します。神戸・福岡・大阪・広島・岡山・札幌・埼玉・千葉・京都・高松・仙台・盛岡・金沢・名古屋・東京の15都市を、3ヶ月かけてピンヒールで駆け抜けます!
SHARE
Written by