映画「モテキ」で大ヒット! デビュー直後から人々を虜にするバンド・女王蜂とは?
女王蜂が一躍有名になったのは、映画『モテキ』(2011年/主演・森山未來)のメインテーマに抜擢されたこと。とびきりノリが良くて、地声裏声入り乱れる楽曲「デスコ」は、同年9月にメジャーデビュー後初のアルバム「孔雀」に収録されています。女王蜂の楽曲のなかでもポップ!ボーカルのアヴちゃんいわく、3分でできた曲だそうです(3分でできた曲は他にも「金星」などがあります)。
出典:YouTube
デビュー直後の女王蜂が一瞬で人々を虜にしたのは、堂々とした楽曲のパワフルさだけでなく、そのビジュアルも衝撃的だったことがあるでしょう。ドラァグクイーンのような、2000年頃の山姥メイクのような、ビジュアル系のようなメイクと衣装は、奇抜だがスタイリッシュ。彼らはPerfumeやレディー・ガガやビヨンセや叶姉妹に憧れていたと言うから、なんとなく納得する強烈なビジュアルです。堂々とした着こなしによって、そのビジュアルはただの衣装ではなく、存在そのものがエンターテイメントになっています。
メンバーは正体不明!?
女王蜂のメンバーは、アヴちゃん(Vo.)、やしちゃん(B.)、ルリちゃん(Dr.)、 ひばりくん(G.)。2009年に神戸でバンド結成し、2011年にアルバム「孔雀」でメジャーデビューしました。
生年月日も性別も国籍も、プロフィールはほぼ非公開。そこには「音楽とステージだけで勝負したいの」という思いがあります。インタビューに登場するのはほぼボーカルのアヴちゃんだけですが、彼女とも彼とも言い難い独自の雰囲気は性別も年齢も越え、「アヴちゃんが何者か」という疑問より、「アヴちゃんの存在を感じ、女王蜂の世界に酔いしれたい」とライブに足を運ばせる中毒性があります。
2013年2月には、やしちゃんの脱退の話が持ち上がったことによって、約1年間活動を休止します。しかしやしちゃんが戻ってきたことで、2014年から女王蜂の活動を再開。2月に渋谷AXで復活ライヴ「白熱戦」を行い、その後単独公演「灼熱戦」を各地で開催しました。2015年1月には「ヴィーナス」がテレビ東京系ドラマ「怪奇恋愛作戦」(主演・麻生久美子)のオープニングテーマに抜擢、NHK「あさイチ」に出演するなどテレビでの活動も活発になります。電波に乗ることで、世代を超えた新しいファンも惹き付けています。
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また、ボーカルのアヴちゃんは「獄門島一家」というバンドも結成しています。メンバーは名だたる実力派アーティストたち……アヴちゃん、長岡亮介、KenKen、中村達也の4人によるスペシャルプロジェクトです。2013年から活動を開始し、2016年にも女王蜂と獄門島一家でスペシャル企画シングル『金星/死亡遊戯』をリリースしています。
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