2016年メジャーデビュー。2018年メンバー脱退、新メンバー加入。一筋縄ではいかなかった4年間
インディーズ1stアルバム「DECEMBER」から3年の月日が経ち、2016年3月に「MONSTER WORLD」で遂にメジャーデビューを果たしました。
ロックバンドでありながらも“アイドルになりたかった”というメンバーの本心も公となったことで、今までのオルタナティブな要素にカラフルなポップサウンドが加わり、一皮向けたバンド二章が幕を開けます。竹縄航太が綴るラブソングは、若者の心をグッと掴むリアリティな表現が多く、どこか捻くれていて女々しい。恋愛におけるすれ違いや意見の食い違いから生まれた感情をキャッチーなサウンドに乗せ、ストレートに歌詞へと落とし込んでいます。
テレビのタイアップなどを担当する人気バンドへの階段を登り、順風満帆にみえていましたが裏ではメンバー内での溝が少しずつ生まれていたいたようで…。
その溝は埋まること無く、結成当初から一緒に歩んできた元ベースメンバーが別の道へ歩むこととなります。それからは3人でHOWL BE QUIETを守る決意を固めたのです。
そんな矢先、ライブ活動をする際にも楽曲を制作する際にもベースが必要だという現実に直面したことで、メンバー自らがライブハウスに足を運び新メンバーを探すことに。そこで出逢ったベーシストが
現メンバーの松本拓郎です。彼の音楽に対する純粋さにメンバーも心動かされ、HOWL BE QUIET新章が始まりました。新メンバー加入から約2年が経ち、新体制の一枚目となるアルバム『Andante』のリリースに先駆け先行配信された「fantasia」は、暗い曲=マイナーコード、明るい曲=メジャーコードでしかうまく表現出来なかった部分を克服し、ほっこりするサウンドでありながら目頭を熱くさせる曲に挑戦したバンドの真骨頂とも言える一曲です。
このアルバムに収録されている「名脇役」という曲は、アイドルグループへ楽曲提供をする為に制作したものでしたが、アルバムを構成するにあたり捨てられない曲だったらしく、提供したものをセルフカバーするという形で自分たちのファンの元へと贈られた言わばバンドからのサプライズプレゼントとなったのです。
バンドのメンバーが一人変わると、今までのイメージが先行して変わってしまったことに寂しさを感じてしまうかと思いますが、松本のベースはバンドの真髄である竹縄のピアノの引き立て役を見事に演じきっていると感じます。素晴らしい“名脇役”なのではないでしょうか。
思わぬ形から話題のバンドとなったHOWL BE QUIET。
これを機に「ラブフェチ」以外の楽曲も是非聴いていただきたいです。
「Marry」で偶然にも出会い、何度かライブに足を運んだことがあるのですが、
今のHOWL BE QUIETもライブで体感したいと思いました。
こんな世の中なのですぐには難しいとは思いますが、
この時間を利用してたくさんの楽曲を聴いてみたいと思います。
ボーカルの竹縄航太が毎週配信する「たけキャス」もチェックしてみては。
TikTokで出逢った方やアイドルグループの楽曲で出逢った方、
もちろん昔からのファンの方もいらっしゃるでしょう。
様々な場所で鳴るHOWL BE QUIETの音楽がもっと幅広く知れ渡っていって欲しいと強く願います!
HOWL BE QUIET公式Twitter
竹縄航太Twitter
黒木健志Twitter
松本拓郎Twitter
岩野享Twitter
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