Art GalleryでJason Woodsideに出会った。
GREENROOM FESTIVALの開催期間中は、赤レンガ倉庫のすぐそばにアート・ギャラリーが設けられます。ペインターやデザイナー、写真家など、毎年様々なアーティストがここへ来てくれます。僕はこのスペースが大好きで、毎年楽しみにしています。今回は、ヨーナス・クレアッソンやマシュー・ウィグルスワースらが作品の展示を行っていました。
そんなアート・ギャラリー、今年はなんとジェイソン・ウッドサイドも来ていたのです。残念ながら、日本ではまだごく一部でしか彼の名は知られていないですが、世界的なビッグネームです。「出会った」だなんて、あたかも偶然道端で遭遇したかのような見出しを書きましたけれども、僕はがっつり自分から会いに行きました。
ウッドサイドはフロリダで生まれ育ち、現在はニューヨークを活動の拠点としているアーティストです。繊細なデザインから大規模なウォール・アートまでを範疇としており、AdidasやObey Clothingとのコラボレーション・プロジェクトでも知られています。
OBEY X JASON WOODSIDE
そしてやはり、彼を一躍有名にしたのは、第51回スーパーボウルでも放映されたPepsiの新商品のCMでしょう。関わったメンツがすこぶる豪華です。映画監督のロバート・ストロンバーグ(アカデミー賞を二回受賞)が全体のディレクションを担当し、ジョン・レジェンドの『Love Me Now』が主題歌に据えられる破格ぶり。やっぱりアメリカはスケールが桁違いですね。ジェイソン・ウッドサイドは、そこへアート・ディレクターとして参加しました。
LIFEWTR Premium Bottled Water – ‘Inspiration Drops’ – Super Bowl Commercial
正直に申します。最初に彼の名前をラインナップに見たときは、別のジェイソン・ウッドサイドさんかと思いました。だって、スーパーボウルですよ?今の為替レートで換算すると、30秒のCM広告料に約5.6億円かかるわけです。その立役者がフツーに赤レンガ倉庫内をウロウロしていたという、冗談みたいな話。いやー、本当によくぞブッキングして下さった。あっぱれ、GREENROOM FESTIVAL。
次に日本に来られるのは、果たしていつになるやら…。今は忙しすぎて家に帰れない日もあるのだそう。
感激のあまり、「また日本に来てね!」と伝えるのを忘れてしまいました。いやはや、憧れとは怖いですね。ある程度心の準備をして臨んでも、盲目になってしまう。アート活動について彼に聞いたところ、とても感銘を受ける答えが返ってきたので、ここにご紹介します。
アートを始めたのは98年かそこらだったよ。今に至るまで、様々な葛藤や迷いもあった。そもそも僕のアートも昔と今じゃ結構違うんだよ。10年ぐらい前の僕のアートはもっと比喩的で、あまり抽象的じゃなかったし、カラーや動きをもとにしたスタイルじゃなかったから。その時々の自分のフィーリングに従っていたら、こうなったよ(笑)。アートに限らず、もし君が何か情熱を傾けられるものがあるのなら、それは続けたほうがいい。理解者が必ず現れる。
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