シンガーソングライター・Eveが、イラストブック『ZINGAI』の発売を記念したアートセッション『ZINGAI ART SESSION』を6月8日（土）に開催した。この日集まったのは、『ZINGAI』購入者のうち参加券を手に入れることのできた幸運な20名のみ。制作に携わったZOOのメンバーによるトークセッションや貴重な質疑応答などが行われた、イベントの模様をレポートします。
シンガーソングライター・Eveのミュージックビデオなどの世界観を創り上げている4人のクリエイター・Mah、Waboku、田ヶ喜一、おざき。そして、Eve。彼らを総称して『ZOO』と呼ぶ。個性が滲み出ている、Eveのミュージックビデオを観て、楽曲含め、この世界観を描いている5人の正体が気になる人は、少なくない。
Eveが、6月8日におこなった『ZINGAI ART SESSION』は、4月1日にイラストブック『ZINGAI』を全国流通版として発売したことを記念したイベント。イラストブック『ZINGAI』購入者のうち、幸運にも、参加券を手に入れることのできた20名が、アットホーム感溢れるお洒落なカフェ、渋谷and people udagawaに訪れ、5人の正体を知ることになったのだ。
まずは、進行役となるEveが、来場者より事前に届いた質問にクリエイターの4人が答えながら、4人で一枚の絵を描き、完成させるというお題を設定。また、予定にはなかった、クリエイターの4人が、それぞれをZINGAIのキャラクターに見立てた場合のキャラクターを描くというお題も同時に進行していく。Eveが、Mah、田ヶ喜一、おざき、Wabokuと交互に会話を交わし、微笑ましい空間を作り出すなかでも、それぞれが、ミュージックビデオでは表現しきれない‟個性”を見せるほどに、彼らに対する親しむ気持ちも生まれてくるようだった。
この日は、偶然にも、クリエイター関連の仕事をするリスナーから質問が多く寄せられ、自然とクリエイターとしての4人の職業観についての話が聞けたほか、4人のプライベートに迫った質問もあり、クリエイターを超えた彼らの日常生活を垣間見ることができた。さらに、クリエイターの4人から見た、Eveの意外な一面についての質問もあったことで、5人がそれぞれ、自分について深く話をする展開に。間違いなく、来場者が5人を深く知るのと同時に、5人が、自分たちの作品を好きでいてくれるリスナーを自分の目で実際に見て確認できた貴重な1日だ。
「渋谷のいいお店を教えてください」という質問に対して、Mahが答えた、クレープという言葉がキーとなり、最後には、4人で完成させた絵の作品名を‟クレープを食べに行く者達”に決定したところで、『ZINGAI ART SESSION』は終了。
Eveは、『ZINGAI ART SESSION』が終了する手前で「僕も知らなかったことを知れたので楽しかったです」と言葉を残した――彼らは、『ZOO』というクリエイター集団として、作品を作り上げてきた関係性ではあるが、まだまだ、5人が5人を知らないところもあるようだ。だからこそ、これから先、それぞれを知っていくことで、いま以上に味のある、壮大な作品を生み出していくことのできる可能性は高い。この先も、『ZOO』による冒険は続いていく……。
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