AC部 マスタークラス・特設展示
1999年に結成されたクリエイティブチーム。クライアントワークをコミッションワークと捉え、様々な媒体において、斬新で実験的な作品を発表し続けている。時を経ても新鮮かつ唯一無二な作風で視聴者に予期せぬ奇妙な感情を提供するという明確なコンセプトを持つ。彼らはそれを「違和感」と呼んでチーム内で共有しており、近年では、その活動自体が現代アートとして再評価されている。
AC部が持つ独自のメソッド、そして作品制作の裏側に迫るべく、AC部のふたりによるマスタークラスをステージ上にて開催。さらに、group_inou(グループイノウ) の楽曲『THERAPY』のMV制作においてAC部が生み出した人気セラピスト・キャラクター「イルカのイルカくん」にフォーカスした展示、グッズ販売を開催。
坂本眞一 マスタークラス
登山家の生涯に材を取った小説原案の連載漫画『孤高の人』で一躍、頭角を表したのち、続く『イノサン』やその続編『イノサン Rouge』で、斯界におけるその地位を不動のものに。緻密に構成された絵柄はもとより、残虐なシーンですら「耽美的」に思えるほどの表現力と筆力は群を抜き、今もっとも勢いのある漫画家のひとりである。『イノサン』以降、作画を完全デジタル化し、新たな漫画表現を開拓し続けている。最新作は、2021年より連載中の『#DRCL midnight children』。
デジタルによる漫画制作にいち早く着手した同氏が実践する漫画制作のフロー、クリエイティブプロセス、そして世界観を深堀するマスタークラスを実施。
山村浩二 マスタークラス
アヌシー国際アニメーション映画祭で最高賞を受賞した『頭山』(2002)から、最新作 『幾多の北』(2022)に至るまで、おおよそ40年のキャリアを通じて常にアニメ表現の可能性の探究に取り組み、自由奔放かつ詩情溢れる作品を発表してきた短編アニメの世界的第一人者。また、絵本作家としても知られ、これまで優に100冊以上もの作品に携わっている。
シアター会場にて、「山村浩二の世界観」と題した特別映像を上映。上映後、インディペ ンデントアニメーターとしてのこれまでの人生、アニメーションとの向き合い方、メソッドについてのマスタークラスを開催。
Acky Bright ライブドローイング
イラストレーター、漫画家。「かわカッコいい」キャラクターを主体にしたMANGAスタイルのドローイングが海外に評価され、DCコミックスやMeta、BMW等のアートワーク を手がける。緻密でありながらもダイナミックという稀有な特徴を持ち、ライブドローイングにも定評がある同氏には今回、本イベントのために特別に用意されたテーマでライブ・パフォーマンスを披露。
光吉猛修 ライブパフォーマンス
1990年に株式会社セガ・エンタープライゼス(現:株式会社セガ)に入社後、ゲームミュージックバンド創成期からサウンド開発、声優、歌手として各方面に精力的に活動中のセガ社員。活力源はお客様からの「楽しかった」の一言。
代表作は『DAYTONA USA』、『シェンムー 一章 横須賀』、『WCCF』シリーズや、『CHUNITHM』『maimai』『オンゲキ』の音ゲー3 タイトルにも深く関わる。
特設ライブ会場にて同氏が参加し、セガタイトルの歌唱を中心としたユニークなパフォーマンスを披露。
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