毎月テーマを変えて、さまざまな人に選曲をお願いしている「MIXTAPE」企画。今回のテーマは「アメリカ」。「アメリカ」が持つ姿は人それぞれ。摩天楼の街並み、ゆったりとしたレイドバックな風景、乾いた大地、往年のギターヒーローなどなど。時代や場所から想像される「自分の中のアメリカ」をミックステープでお届けします。
ブランドディレクションからのビジュアルコミュニケーション設計をベースに、様々な領域で活躍する鈴木慶太朗の思う「アメリカ」。
Kenny Loggins 『Danger Zone』
自分にとって「アメリカの音楽」はすごく映画と結びついて記憶に残っている。
親の影響で小さいことから映画を見て育ったからかもしれないけど、「アメリカの音楽」といえば映画「トップガン」。トム・クルーズとティアドロップサングラスと革ジャンと戦闘機のイメージが強く残っていて、そこから将来の夢が戦闘機乗りになったのを思い出す。
Ben E. King 『Stand By Me』
これもまた映画「スタンド・バイ・ミー」の主題歌。少年たちが死体を探しに行くひと夏?の冒険物語。
故リバー・フェニックスの名演と、映像と音楽がとても記憶に残っている。
リバー・フェニックス演じるリーダー格の少年が、Tシャツの袖をまくった裏にタバコを隠していたのを真似して、お菓子を隠し持っていた小学校時代が懐かしい。
Bee Gees 『Stayin’ Alive』
中学生くらいのときだと思うけど、毎週土曜とかに深夜テレビでやっていた古い映画を楽しみに見ていた時期があった。
そのときにたまたま「サタデーナイトフィーバー」がやっていて、それからジョン・トラボルタのキレのいいダンスと「Stayin’ Alive」がしばらく頭の中を占拠することになった中学時代。
Aerosmith 『I Don’t Want to Miss a Thing』
ノストラダムスに予言された世界滅亡が近くなってきたタイミングでリリースされた映画「アルマゲドン」は、世界中で大ヒットした。
そこで使われていたエアロスミスのこの曲は、宇宙飛行士になったブルース・ウィルスのビジュアルとともに世界中で記憶に残っていると思う。
そして、エアロスミスのスティーヴン・タイラーと、映画のヒロインであるリヴ・タイラーが親子だと知って、さらに忘れられない記憶になった。
Bon Jovi 『It’s My Life』
映画好きが高じて自然と洋楽を聞くようになっていて、MDに自分の好きな曲を入れて持ち歩いていた時期があった。
その中でもボンジョビはキャッチーで中学生のときによく聞いていた思い出がある。たぶん日本でもヒットしていたのかな?
Back Street Boys 『I Want It That Way』
洋楽をけっこう追いかけ始めていた時期、アイドルグループなのに普通にいい曲歌ってる!という思い出がある曲。
日本人にも歌いやすい曲調やスピードということもあり、カラオケで誰かが歌っているのをよく聞いていた記憶がある。
BOØWY 『NO NEW YORK』
高校時代の部活の先輩がBOOWYの大ファンで、練習でマッチアップするたびにBOOWYの良さを耳元で説明してきて、練習後にアルバムを借され続け、気付いたらBOOWYが好きになっていた。
BOOWYの曲の中でも、「NO NEWYORK」はなぜニューヨークなんだろうと思っている。
Sting 『Englishman In New York』
大学時代に仲良くしてくれた先輩が一番好きだと言っていた曲。
スティングのポリス時代はあまり詳しくないので、スティングといえば映画「レオン」の「Shape of my Heart」で、映画も曲の自分の中ではトップクラスに好きだった。
教えてもらったこの曲もスティングの声と旋律が良く合っていて、スティング自身がアメリカで暮らすイギリス人としての思いを歌詞に込めているあたりもとても素敵だと感じた。
Coldplay 『Charlie Brown』
高校や大学時代は映画のサントラやクラブミュージックを中心に聞いていたが、25歳くらいから男性ボーカルのファルセットに魅力を感じ始め、その中でもコールドプレイは好きなアーティストの1つ。
イギリス出身の彼らがなぜ「チャーリー・ブラウン」というアメリカのアニメ「ピーナッツ」(スヌーピー)のキャラクターから名前を取ったのか理由が知りたい。
Daft Punk ft. Pharrell Williams, Nile Rodgers 『Get Lucky』
フランスのエレクトロデュオ、ダフト・パンクと、アメリカのアーティスト、ファレル・ウィリアムズ、同じくアメリカのギタリスト、ナイル・ロジャースがコラボレーションし、グラミーも受賞した名曲。
もともとダフトパンクが好きで聞いた曲だったが、シンセサイザーの電子音とギターなどのアナログ音が新しくて絶妙な一曲。
グラミーの授賞式では、さらにスティービー・ワンダーも加わり、鳥肌モノの演出だったのでぜひ見てほしい。
PROFILE
鈴木慶太朗
Keitaro Suzuki
SHIFTBRAIN Inc.
Design Director / Branch Manager / Designer
1984年生まれ。
東京出身、2児の父。立教大学経済学部卒。
大学在学時にグラフィックデザインを学ぶ。
制作会社数社を経て、現在はシフトブレインでデザインディレクターとして勤務し、オランダ支店のマネージャー。
ブランドディレクションからのビジュアルコミュニケーション設計をベースに、クロスメディアプラットフォームに対応したデザインディレクション、デザイン、UXやUIの設計を行っている。
プライベートでは、フィルム写真、アウトドア、映画、サーフィン、テニスなど、ジャンルを問わず活動中。
SHIFTBRAIN Inc.
デジタル領域を中心にコミュニケーションプランニング、デザイン、テクノロジーまでを一気通貫で行うデジタルクリエイティブエージェンシー。
創業15周年を迎えた本年は「ワークするクリエイティブ」と「一人ひとりのためのワークスタイル」を追求する『WORKS GOOD!』という合言葉を掲げ、
企業/製品のブランディング、採用、キャンペーンなどを中心に、紙/デジタル/映像の範囲での制作を幅広く行っている。
Corporate website
http://www.shiftbrain.com/
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