月ごとにテーマを変えて、様々なひとに選曲をお願いしてきた「MIXTAPE」企画。今回のテーマは、ずばり東京。東京と名のつく曲はたくさんあるし、いろんな人が東京に対する思いを持っている。だけど、東京は広い。場所によって、聞こえてくる音も思い出す曲もちがう。東京出身のひとも、地方から出てきたひとも、いまは遠くから東京を眺めるひとまで。「東京」をテーマにどんな曲を選ぶのか。さて、コントユニット・明日のアーが選んだのはどんな曲だろう。
tortoise『It’s All Around You』
上京当時よくバスで東京に来てまして、東京のビル群が見えた瞬間にこれをかけると高まります。アーという声がたくさん聞こえて後に明日のアーというコントをすることになりました。
tortoise『the Lithium Stiffs』
↑の続きの曲。キラキラした音が都会という感じで。かつて香川県のお祭りに行ったらおじいさんに「花の都東京から!?」と驚かれた記憶が蘇ります。
Ykiki Beat『Forever』
彼らが所属してるであろう大学の文化祭でのライブ映像を見たんですが、こんなかっこいい音楽やってる先輩がいる東京の大学はすごいなと。大阪のフォークソング同好会には声の細いaikoみたいな先輩がいます。
jan and naomi『DAB♭』
長髪でモデルさん級にハンサムでなにより音楽がかっこいい。こんな男性は東京にしかいないなと思います。八尾の小阪楽器には長髪のメタルやってる兄ちゃんならいます。
片想い『Party Kills Me (パーティーに殺される! )』
片想いの分厚いコーラスやそもそもパーティーの歌であるということにものすごく東京を感じます。少なくとも八尾ではパーティーに殺されたりしない。シンナーで人が死んだ話なら聞いたことあります。
くるり『東京』
他の選者があえて外してくるだろうという賭けに出ました。三十代地方出身者はみんな冒頭の歌詞がこびりついて無条件でくるりが好き説。かぶったら死にます。
PROFILE
明日のアー
コントでも演劇でもない”会話”を上演する「明日のアー俳優公演Arguments〜会話表現1・2〜」が4月6〜8日三鷹SCOOLにて。毎週水曜のひたすらコメディを考えるワークショップは5月より再開します。詳細はHPにて。
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