「大学では、就活しているフリをしています」
――昔から演歌・歌謡曲が好きだったので、同級生と音楽の話が合わなかったという話を伺いました。辰巳さんってどんな子供だったんですか?
辰巳 : もちろん演歌・歌謡曲も大好きだったんですけど、野球もすごく好きな男の子でした。中学時代は野球部だったんです。本当は小学生の頃も、少年野球をやりたかったんですけど、カラオケに練習しに行くのが土日だったので、その分平日にみんなとドッジボールとかをして遊んでいました。
――友達と音楽の話があまり合わないというのは、現在も変わらずですか?
辰巳 : そうですね……(笑)。でも最近は、J-POPや洋楽も聴くようにしているので、まだなんとかついていけてる気がします。本当につい最近までは、同世代でどんな曲が流行っているのかとか全然知らなくて、友達とカラオケにいっても中学時代に流行っていた曲を歌ったりして、なんとかやり過ごしていました(笑)。
――周りのお友達に、演歌歌手をしていることをあまり話していないんでしたっけ?
辰巳 : はい……。本当に仲の良い友達だけには伝えています。でも、大学内で顔見知りの友達とかには全く言っていないので、今もみんなと同じように就活をしているフリをしています(笑)。
――え! それってバレないものですか?
辰巳 : 意外とバレないものですよ(笑)。時々大きなキャリーバッグに衣装を入れて学校に行くんですけど、その時にはいつも大阪(地元)に帰っている感じで、ごまかしています。でも割と頻繁にキャリーバックを持っているので、やたら帰省しているやつだと思われているかもしれないですね(笑)。
――(笑)。これから、自然と知られていきそうですね。
辰巳 : そうなるように頑張りたいです!
同世代にも「演歌」の魅力を知って欲しい
――今後、辰巳さんがチャレンジしていきたいことは?
辰巳 : 演歌・歌謡曲というと、今はご年配の方が聴く音楽というイメージが強いので、そのイメージを変えていきたいです。年代関係なく若い方からご年配の方まで、もっと多くの方に魅力を知ってほしいですね。J-POPや演歌というジャンルすらも超えて、分け隔てなく聴いていただけるような音楽を届けていきたいです。
――同じ事務所の先輩の氷川きよしさんも、最近ではポップスなどジャンルレスな活躍をされていますよね。
辰巳 : そうなんです。演歌・歌謡曲の良さも伝えつつ、新しいことを取り入れていけたらなと思っています。21歳なので、今しかできないチャレンジをできたらいいなと思っています。
――きっかけさえあれば、若い世代にも浸透しそう!
辰巳 : はい! 仲の良い友人に僕の曲を聴いてもらった時に「思ったイメージと違った」とか「新鮮で聴きやすい」って言ってもらうことが多いんです。カラオケで歌ってくれたりしていて。
――そうそう。実際に聴いてみるとすごく聴きやすいし、普段聴かないからこそなんだか癖になるんですよね。しかも若い人がカラオケで演歌を上手に歌っていたら、なんだかカッコイイ!
辰巳 : 嬉しいです!!! そう言ってくださる方が、これからもっと増えていくといいなと思っています。いつもコンサートに足を運んでくださったり、曲を聴いて応援してくださる方々への感謝の気持ちを忘れずに、少しでもたくさんの方に「演歌・歌謡曲」の良さを知ってもらえるように、これからも頑張ります。
辰巳ゆうと
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