駅から遠くても通いたい「中華オム」のお店
「おしゃれ」で「インスタ映え」するカフェやレストランには、とっくの昔に飽きてしまった私が、今想いを寄せるのは町中華のオムライス。
おじちゃんとおばちゃんが営む、昔ながらの中華食堂で、常連のおじちゃん達に混じってオムライスを頬張りたい!
そんな私がオススメの町中華オムライスを紹介する連載、第8弾です。
まずは「町中華って何?」ということ。
今回も私なりの「町中華の定義」を書いておきます。
〜町中華とは〜
・本格中華ではなく、日本人の好みに寄せた中華が食べられる食堂
・チャーハンやラーメンの他に、丼ものやカレー、定食メニューなども揃う
・昭和情緒漂う古びた外観
・味のあるフォントの看板
・古いのれんや扇風機、テレビが流れている
・年配の夫婦や家族での経営が多い
・地元の人に長く愛されている=長くあるお店
そんな魅力が詰まった「町中華」で食べるオムライスを、私は「中華オム」と呼んでいます。
今回は、駅から少し歩いてでも行きたい名店。オムライス+1品で、オススメを紹介していきます。
まつふじ 元町店 / 北浦和
今回はちょっぴり遠征。埼玉県・北浦和で見つけたお店が、とてつもなくお気に入りになったので紹介します。
お店の名前は「まつふじ」。
北浦和駅から徒歩20分なので、決してアクセスは良くないのですが、気合いを入れて行ってみてほしいお店です。
れんが造りの建物と、可愛らしいフォルムの窓、店前に置かれたお花。この外観がたまらない……!
隣の建物にも「まつふじ」の文字が。のぞいてみると、厨房へ繋がる入口でした。バイクもあるので、どうやら出前の時に使う入口のようです。
そんな「まつふじ」で注文するのは、もちろん「オムライス」。
そして、もう1品に選んだのは「餃子」です。
平日の昼下がり。お客さんは、常連のおばあちゃんが2人と、職人らしき男性2人。愛想の良い大将が注文を取ってくれました。
・オムライス ¥650
今まで、街中華で食べたオムライスの中でも、ダントツの「実家感」を誇る、まつふじのオムライス。お子様ライスのような、ポップなプリント皿が、なんとも懐かしい感じ。
程よく半熟感を残した卵と、しっとり系のケチャップライス。大きめにカットされた玉ねぎの食感がアクセントになっています。
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