ハロプロからデビューの道を閉ざされた7人の女の子。
そんな彼女たちは、持ち前の負けん気で戦い続け、ついに日本武道館という切符を手にいれた。
アスリートアイドルとして、他のアイドルではできない破天荒ぶりを見せるアップアップガールズ(仮)(以下略 アプガ)にロングインタビュー!
武道館を終えての感想、気になる(2)への想い、これからの野望など、今後大注目のアプガがその想いを語る!
Photo_HIROYUKI DOZONO
Interview_Text_Edit_NOZATATSU(https://twitter.com/nozatatsu)
出典:Youtube
アップアップガールズ(仮)
7人の織り成すカラフルなボーカルと激しいダンスパフォーマンス、そしてEDMサウンドを軸とした楽曲で人気を集めるアイドルグループ。ハロプロエッグ出身のメンバーは、仙石みなみ、古川小夏、森咲樹、佐藤綾乃、佐保明梨、関根梓、新井愛瞳。2011年4月から活動をスタートし、翌年4月にCDデビュー。2014年、中野サンプラザでの念願の単独ライブのチケットは、即日完売となり、超満員のファンを大熱狂させる圧倒的なライブで大成功に終えた。鍛えられた体で、2014年8月には富士山の山頂で、アイドルでは前人未到のライブを行なう等、いつ何時、どんな場所でも熱いライブを繰り広げるLIVEアスリート集団。最新シングル「Beautiful Dreamer/全力!Pump Up!! -ULTRA Mix-/イタダキを目指せ!」がオリコン週間ランキングで初登場7位を記録した。2016年4月発売「パーリーピーポーエイリアン/セブン☆ピース」はオリコン週間ランキングで自身最高位の5位を獲得。
やっとつかんだ1つの夢! 日本武道館が教えてくれたこと
–日本武道館のライブお疲れ様でした! 初の単独日本武道館のライブを終えて、今の感想を聞かせてください。
古川:本当に楽しくって、自分たちが立っているステージなのに実感がないというか、本当に夢のような時間でした。
–古川さんは電飾つけて踊っていましたよね?
古川:やりました! ずっと光りたいって夢があって、今回その夢をかなえて頂けることになったんです。光りたいって漠然とした夢だったので、それをスタッフさんと一緒になって実現化に向けてがんばりました。当日のリハでも成功しなかったんですけど、本番は綺麗に光ることが出来て安心しましたね。多分一番スタッフさんが心配してたところだと思います(笑)。
–本番で見事成功するところがすごいです。他の皆さんは武道館のライブはどうでしたか?
仙石:日本武道館は長年の夢だったので、念願がかなったのもあって、もっと感傷的になるシーンだったりとか、ステージに立ってわーって泣いちゃうかなとか想像してたんですけど、意外になくて(笑)。
他のメンバー:泣いてたじゃーん(笑)。あなたがいうことじゃないよね(笑)。
仙石:自己紹介の時点で、まだ2曲しか歌ってないのに泣いちゃいました。早すぎるって思ったし、メンバーにも早すぎだよってツッコまれたんですけど、逆に最初に泣いたからこそ、そのあとの3時間は楽しいって感情だけでライブができました。すごいハッピーな武道館でしたね。
–神輿にも乗っていましたよね。
仙石:神輿に乗るのも私の夢だったので、浅草の三社神輿に来ていただいて、お世話になっているDDTプロレスのみなさんが担ぎに来てくれて、本当にお祭り空間を作ることができました。神輿の上からの景色は私しか見てないので、あれは忘れられない思い出です。
森:色々なエンターテイメントを詰め込みすぎたかなって思ったんですよ(笑)。でも見に来てくれた友達が、アプガのなんでも有り感がすごくおもしろかったって言ってくれました。詰め込み過ぎていっぱいいっぱいになっちゃったとこもあったんですけど、逆にそれが良かったんだなって思います。色々詰め込んだからリハーサルも1回しか確認できないとかあって、私たちもドキドキしていたんですけど、とにかく色々なことにチャレンジして、色々な姿を見てもらえたことが嬉しいですし、楽しかったです。さっきまで歌収録をしていたんですけど、武道館の光景を思い出しながらやったらテンションあがちゃって! これは武道館を経験してないと味わえない感覚なので、一生の宝物になるライブだったなって思いました。
佐藤:日本武道館にアプガが立ったことが自分の中でも信じられなくて、当日は3時間なんてあっという間に過ぎてライブが終わってしまったという感じで、逆にどんなことしたっけ?みたいな状態にもなりました。でも、ファンの方にライブの感想を聞くと、本当に目標の場所に立てたんだっていう実感がでましたね。お母さんに言われたんですけど、「日本武道館だったけどライブハウスみたいだったね」って言われたので、それも嬉しかったです。自分たちはライブが好きでずっと活動してきて、ライブハウスをメインで活動してきたので。日本武道館が決まったときにファンの方々が「アプガが遠くにいっちゃう」って言う方もいたんですけど、日本武道館のライブもライブハウスみたいだねって思ってくれる人が他にもいたらいいなって思いながらお母さんの話をきいてました。
佐保:武道館に立つまでに「Rord to 武道館」という名前で色々な企画やライブをやらせて頂いたのですが、たくさんの方から愛を感じる毎日でした。みんなで武道館に向かっているって感じる200日ぐらいだったので、そういうみんなで作り上げたものを武道館で見てもらえたってのがすごい嬉しくて、だからこそアプガにしかできないアプガらしい公演ができたんじゃないかなって思います。たぶん武道館だからちょっと来てみたって人とかアプガファミリーに誘われて、初めて来ましたって方もいっぱいいたと思うんです。そういう人もびっくりするような、ライブを見せれたのは7人だけでは無理だったので、たくさんの方が力を貸してくれたおかげです。自分もアプガらしさというのを再確認できたし、自信がつきました! 私たちにしかできない武道館が出来たんだなって誇りに思います。
–佐保さんは氷柱を割ってましたよね。リハーサル含めて何枚くらい割ったのですか?
佐保:練習1回と本番1回で2回だけですね。本当はもっと割りたかった(笑)。予算の都合もあるので(笑)。
関根:武道館は今まで自分がやってきたライブの中で一番楽しみでしたし、いい意味で不安がなかったです。いつもは色々気にして、公演中も気にして、悩みながらやっていたことが多かったんですけど、さっき佐保が言ったように、武道館にいたるまで本当に色々な人の愛にふれながら来れたことが大きいです。今までは発表されて、そこに向かって突っ走れって感じで、緊張と不安の日々が続くことが多かったんですけど、今回は、支えてもらってる、応援してもらってるっていうのがちゃんと再確認できながらの武道館当日だったので、過去一楽しかったです。
新井:武道館のライブ中は夢のような時間でした。実際に私たちがアプガを結成したときには武道館に立てるなんて思ってなかったし、武道館という言葉を口に出すのが恥ずかしいくらいの場所だったので、まさかアプガがそこに立てると思わなかったので嬉しかったです。Vol.1ということで、本当にやりたいことを詰め込んだので、お客さんが疲れてないかなっていう不安もあったんですけど(笑)、お客さんが一緒になって盛り上がってくれたので、自分たちのスタイルは間違ってなかった、やってきてよかったなって改めて思いました。なんでもかんでも新しいことにチャレンジするって言ってきて、お客さんも巻き込んでやってきたので、ついてきてくれることに感謝です。武道館では感謝を返しきれたかたかは分からないですけど、これからもっとお返しをしていきたいなって思った公演でした。
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