2019年、ひときわ輝いたアーティストをMeetiaが勝手に表彰します!
音楽シーンを彩り、今後の更なる飛躍が期待されるアーティストに贈る”Meetiaアワード2019“。去る2019年の総括と感謝の意を込めて、過去記事を振り返りながら、今年輝いたアーティストたちをここに表彰いたします!!
各担当編集・ライターが2019年にMeetiaで作成した記事の中で最も印象的だったアーティストを1組ピックアップ。取材後記とあわせて、是非ご一読を!!
土岐麻子
「誰もあなたの美しさはかれない」というサビのフレーズが浮かんできました。常日頃自分が思っている言葉が出てきたぞと思い、腹をくくって書きました。
担当ライターのコメント : 2017年のアルバム『PINK』以来、シティポップ3部作としてコンスタントにアルバムをリリースしてきた土岐麻子さん。今年リリースの『PASSION BLUE』では、都市を生きる人へのまなざしがさらにやさしく、強く研ぎ澄まされていました。インタビューでは、リードトラックとなった「美しい顔」の歌詞について「腹をくくって書いた」とおっしゃっています。世間の価値観が更新されていく時代に、100年後の「人間の美しさ」に想像力をめぐらせ、しなやかなポップソングに昇華した土岐さんの音楽、ぜひ多くの人に聴いていただきたいです!(小沼理)
赤い公園
あの秋の日に屋上で「無理だな」って思った東京ドームに立ちたい。今ならそれが見えますから。
担当ライターのコメント : 十代の頃から共に活動してきたメンバーの脱退を乗り越え、年の離れた元アイドルを新ボーカリストに迎え入れるという英断。運命的な出会いは、当人が諦めさえしなければ、一度のみならず訪れるものなのかもしれません。“あの秋の日に屋上で「無理だな」って思った東京ドーム”に4人が立つ日もそう遠くないと信じさせてくれる、素敵な言葉の数々でした。(青山晃大)
RUANN
言語やジャンルは壁じゃない。私が語学を大切にしているのは、音楽の素晴らしさをもっともっと感じたいからなんです。
担当ライターのコメント : 「言語やジャンルは壁じゃない」と強く語り、"世界"にアクセスすべく学ぶ。現在は日本語と英語、韓国語を使いこなし、歌とギターとダンスのスキルを磨きながら、表現者たる己と向き合うRUANNが、新たなポップを創造する日は近い。(t.iwami)
okadada in フジロック
ー(泣)、豪雨の中特攻してきてよかった…。
担当ライターのコメント : Day2、深夜のレッドマーキー。フジロック2日目、全ステージにおけるトリですね。その時間帯に現れたのがokadadaであります。専業DJが軽視されがちな日本において、日の目を見た数少ないジャパニーズDJ。DJにとってフェスに出ることが全てではありませんが、彼の勇姿に勇気づけられた人は多いのではないでしょうか。「Relight My Fire (Dimitri From Paris remix)」や「Use Me Again (Carl Craig Rework)」など、okadadaの必殺チューンもかかり、さながら彼の総集編のような内容がレッドマーキーに響き渡る。数ある我がフジロックメモリーの中でも、ひときわ輝きを放っております。(Yuki Kawasaki)
北澤ゆうほ(the peggies)
中野ブロードウェイは「元カレを撒いた場所(ゆうほ)」
担当ライターのコメント : 別に今年に限ったことではなく、ゆうほさんが10代の頃、下北沢のライブハウスで弾き語りをやっていた頃から推しています。この記事はモデルの鈴木友菜さんと中野めぐりをした時のもの。振り返ってみたら、今年はこの1回しか取材していなかった。来年はもっと取材の機会に恵まれますようにという願望込みで選ばせていただきました。
キュートでパワフルな歌声、圧倒的なメロディセンス、光と闇を併せ持つ歌詞、そしてメンバー3人の呼吸。タイミングさえカチッとハマれば、2019年のLiSA、2018年のあいみょん、2017年のDAOKOのように一気に大ブレイクすると思っています。令和時代のhide with Spread Beaverここにあり。(山田宗太朗)
常田大希(millennium parade,King Gnu)
綺麗なものと汚いものが混在している東京、綺麗なものと汚いものを持っている人間を表現したいんですよね。
担当編集のコメント : 2019年、熱狂を生んだバンドと言えば文句無しにKing Gnuの名前があがるでしょう。その首謀者である常田大希がクリエイターレーベルPERIMETRONと共に手掛けるプロジェクトmillennium paradeの動きが気になります。"カルチャーを作る"と言えば陳腐に聞こえるかもしれません。しかし彼からは、文字通り、新たな文化を創造しようと闘う芸術家としての気概が感じられました。(Shu Nissen)
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