20台半ばのイケメン3人組ロックバンド、というだけでモテそうだ。が、「忘れさせてくれない楽曲群」とか、「中毒性」とまで評されるのは、ただルックスがいいだけ、のワケはない。とくにMVに関しては「ハマる!」のコメント多数。思うに、可愛い女のコがたくさん出てくるから…というワケでは、もちろんない。断じてない。
「言葉の力」を強く感じさせる楽曲。すべてが、思いきり耳に残る。
2009年、神戸在住の双子を中心に結成された。ボーカル&ギターの三原健司と、ベース&コーラスの康司。そこに、ギターの赤頭隆児が加わり、現在の3ピースバンドとなった。ユーモラスで軽妙な曲調、わかりやすい言葉で綴られる独特の言葉遣いが、思いきり耳に残る作風で、結成当初から注目を浴びていたようだ。2014年に初の全国流通盤ミニアルバムをリリース、大型野外フェスイベントを中心に、ライブ活動も積極的に行った。そしてその年の9月、待望のメジャーデビューを果たした。「オドループ」に始まるメジャーデビュー後の楽曲は、「中毒性アリ」と言われたユーモア、ループ感はそのままに、アップテンポな疾走感がさらにパワーアップしている。もはや「誰にも止められない!」くらいの勢いがある。そこでファンの間で広まったのが、「フレデリズム現象」だ。
「フレデリズムツアー」はファンと楽しく。「現象」はちょっと怖い?
もともと「フレデリズム」とは、全国ツアーにつけられたタイトルだった。2015年の全公演はもちろんすべてソールドアウト。さらに2016年には、かねてから彼らが挑戦したい、と語ち続けてきた東名阪ワンマンツアーを「フレデリズムツアー2016」と題して行っている。ここで使われる「リズム」は、フレデリックと観客が作り上げる一体感のような意味合いだ。実際の公演では、ファン代表がステージに上がって、タンバリンやトライアングルを使ってリズムパートをサポートしたという。だが、これに「現象」がつくと、少々ニュアンスが変わってくる。公式ツイッターの解説をそのまま紹介するなら「フレデリックの歌詞とかリズムが頭から離れない現象。勉強やテスト、バイト、仕事中などでも容赦なくするっと頭の中をループし続けます」という、恐るべき症状なのである。
ブラジルでも発生? 無意識で歌詞を口ずさむと、疑いアリかも…
“現象”の発生源は不明。だが、YouTubeのコメントを見る限り、すでに日本だけでなくブラジルでの発生例が報告されている。初期の事象としては、「まじでこのPVと曲にハマりすぎてフレデリック中毒! あーでも卒論も宿題もさっさとオワラセナイト…」。この最後のひと言が、まさに脳内でフレデリズム細胞が活性化しつつある証明と言えそうだ。代表楽曲「オドループ」のMVは1400万再生とその数字を見れば、世界規模での現象拡大は予想されて当然か。Amazonオリジナルのドラマ主題歌として6月にリリースされた1stシングル「オンリーワンダー」のMVは、400万回を超えている。、
さらに今年2016年後半は、ワンマンツアーで全国に「フレデリズム現象」を巻き起こしていく。
2016年11月〜2017年1月の全国11箇所ワンマンツアー!
・11/12(土) 仙台 CLUB JUNK BOX
・11/19(土) 高松 MONSTER
・11/20(日) 岡山 IMAGE
・12/03(土)新潟 GOLDEN PIGS RED STAGE
・12/04(日) 金沢 vanvan V4
・12/11(日) 札幌 Sound lab mole
・12/17(土) 福岡 BEAT STATION
・12/18(日) 広島 SECOND CRUTCH
・01/08(日) 大阪 なんばHatch
・01/09(月・祝) 名古屋 DIAMOND HALL
・01/22(日) 東京 新木場STUDIO COAST
TOTAL INFO. Livemasters Inc. 03-6379-4744
日本から発信されるフレデリズム現象は世界中を席巻していくことになるのだろうか。
こらからの活躍が楽しみだ。
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