クリープハイプの芸術肌。長谷川カオナシ。
クリープハイプのボーカル&ギター尾崎世界観の横で、ベース&コーラスを担当しているバンド内最年少メンバー長谷川カオナシ。彼が生まれ持つ、芸術的センスが人並みを越えている。ベースに限らず、ギターやバイオリン、ピアノを弾きこなし、更にグッズのデザインまでも手がけてしまう”異才ベーシスト“なのです!
今回は、一度耳にしたら離れない“世界観”と同じくらいに、パンチのある“カオナシ”という名前。色っぽい歌声。ジェンダーレスのようなファッション。口元に光るピアス。生粋のニンジャ・タートルズ好き。と言ったように、“異常レベルの個性の持ち主”である長谷川カオナシについて掘り下げていきます!
クリープハイプ唯一無二の存在が、気にならずにはいられません!
そもそもクリープハイプってどんなバンド?
小説家として本を出版し、音楽界のみならず文学界にまで知れ渡る事となった尾崎世界観が、フロントマンを務めるバンドがクリープハイプです。その尾崎世界観が高校生の時に3ピースバンドを結成したのが最初。メンバーの脱退を機に、新体制となるもののうまい事には行かず、メンバー編成やサポートメンバーを携えながらのソロ活動を経て、2009年に、長谷川カオナシ(ベース&コーラス)、小川幸慈(ギター)、小泉拓(ドラム)がバンドを掛け持ちする形で加入。3人が入ったことで、各ライブハウスでのクリープハイプの存在は少しずつ大きくなって行き、同年11月16日にバンドは一気に動き出します。それは、当時サポートメンバーであった3人が、それぞれのバンド活動に終止符を打ち、クリープハイプを選んだということ。これは、アルバム『世界観』の最後に収録されている、その名も「バンド」という曲でも取り上げられており、ファンの中ではお馴染みのエピソードの1つでありながら、メンバーからしてもずっと忘れることのできない、転機となった日となりました。
そして、翌年の2012年に念願のメジャーデビューを果たす事となるのですが…。デビューから2年経った2014年、事前告知の無い中製作されたベストアルバムに対して、レコード会社に不信感を抱き、ビクターからユニバーサルシグマに移籍。移籍直後に行われた初の武道館2公演を、大成功に収めました。
クリープハイプの活躍の場は更に拡がりを見せ、音楽業界の中での注目度はうなぎのぼり。ロックファンはもちろんの事、各界の著名人にも多くのファンを持つ人気バンドという確固たるものを手にしたと言ってよいでしょう。
クリープハイプの“世界観”は、尾崎世界観を筆頭にしたバンドメンバー各々の、“固執した魅力”が仲良く手を組んで存在している。その、固執がバンドにより良い影響を与えているメンバーこそが、今回ピックアップする長谷川カオナシなのです。では、彼について紹介していきます!
長谷川カオナシってどんな人?
<プロフィール>
1987年9月23日生まれで、今年30歳を迎えたバンド内最年少メンバー。長谷川カオナシという名前は、ソロ活動をするにあたって付けたらしく、ご想像の通りあの”カオナシ“から取ったもの。「長谷川」という名字も芸名であり、本名については、当の本人の口からは公言されていません。唇の下のピアスが個性的で、その端正な顔立ちと華奢な容姿から、ファンの間ではバンド一の“イケメン”と言われ、特に女性層に支持されています。アメリカのアニメキャラクター“ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ“の筋金入りの大ファンという一面も持っており、実生活でも「おしり」という亀をペットとして飼っている。最近では専らアンパンマンがマイブームらしいです。主にベースを弾く彼ですが、以前、楽器メーカー「エピフォン」のショールームに”Epiphone casino goldtop”というギターを試奏する為の企画でギターの小川幸慈とショールームにお邪魔してご縁で、同メーカーのアコースティックギターを保有している。
動画でのご縁から、こちらのEpiphone PRO-1 PLUSを個人的に使わせて頂くことになりました。ベーシストなのにすみません、有難うございます!大事に弾きます pic.twitter.com/xwiS93Ht7y
— 長谷川カオナシ (@kaonashiworks) February 10, 2016
クリープハイプの楽曲大半を尾崎世界観が作詞作曲している一方で、長谷川カオナシが作曲や作詞をしたオリジナル曲が数多くあり、自らがリードボーカルを担当するという一面も。今となっては、ライブでお馴染みの定番曲へと登りつめた人気曲もあります。
クリープハイプに加入しようと思ったきっかけとなったのは、尾崎世界観の声、力強い目つき、ニュアンスを嗅ぎつけやすい歌詞の3点だったとのこと。ギターの小川幸慈とドラムの小泉拓と同時期に加入となったのですが、今までに会ったことのないタイプの音と歌をもつ3人と組む事が次第にバンドの強い武器になっていくこととなりました。
長谷川カオナシデザインのグッズが気になる!
長谷川カオナシの異才は音楽だけでは無かった!昔からイラストを描くのが得意で、その画力はプロ並みの腕前。過去のバンド公式グッズのデザインにも採用されています。こちらに載っているものは数年前に販売されたグッズの為、残念ながら入手する事は出来ませんが、今後のグッズに彼のデザインが起用される事もあるかも?その時は是非手にとってみてはいかがでしょうか。
長谷川カオナシが作る音楽が気になる!
長谷川カオナシが携わった楽曲をざっと並べてみると、こんな感じになります。
まず、セットリストの定番曲となっているのが、「火まつり」(作詞作曲)、「かえるの唄」(作詞作曲)、「グレーマンのせいにする」(作詞作曲)の3曲です。
その他には、「買い物」(作詞作曲)、「ATアイリット」(尾崎世界観と共作・作詞)「のっぺらぼう」(作詞作曲)、「赤の前」(尾崎世界観と共作・作詞)、「空色申告」(作詞作曲)、「ベランダの外」(作詞作曲)、「白い子」(作詞作曲)、「キャンバスライフ」(作詞作曲)、「月の逆襲」(作詞作曲)などと沢山あります。
尾崎世界観の歌詞が、日常を切り取った歌詞とすれば、長谷川カオナシは非日常を切り取った歌詞に近い。夢の中や空想、自分とは別の人の頭の中に広がる世界。それらは、絵日記のような視点から描かれているものが多く感じ取れます。ファンタジーともまた違った長谷川カオナシ独特の不思議な異空間がそこには広がっています。
二人が持っている感性は全く違うのに、まとめて聴いてみると、総てがクリープハイプの音楽となり、一つの作品として交わっているのがこのバンドの強みなのです。
クリープハイプのベースという演奏者の顔以外にも、様々な方向からのアプローチで、それらをバンドに昇華している長谷川カオナシ。少しでも、異常レベルの個性を持ち、異才を放ち続ける彼が気になる存在となったでしょうか?来年開催される全国ホールツアーや、NHK『みんなのうた』での起用が決定した未発表楽曲でも、長谷川カオナシの才能と魅力は爆発することでしょう!
■クリープハイプ公式Twitter
https://twitter.com/creephyp
■長谷川カオナシTwitter
https://twitter.com/kaonashiworks
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