ゲーム、アニメーション、漫画を軸としたイベント「Archipel Caravan」を開催
2023年12月15日(金)〜12月17日(日)までの3日間、ゲーム、アニメーション、漫画に代表される日本のポップカルチャーに特化したオリジナルイベント、「Archipel Caravan」(アルシペル・キャラバン)を、東京日仏学院(東京・新宿区)にて開催。
「Archipel Caravan」は、これまでに数多くのクリエイター、アーティストの取材で培ってきた Archipel(アルシペル)独自の視点から、国内外で広く人気を博している日本のポップカルチャーに宿るクリエイティビティのエッセンスを表現した企画。
本イベントでは、対談・トークイベント・展示会・音楽ライブ・マスタークラス・ライブドローイングなど、多岐にわたったコンテンツを3日間に渡って開催予定。
飯野賢治没10周年記念企画
ドキュメンタリー上映・特設展示・トークイベント『Dの食卓』や『エネミーゼロ』をはじめ、常にゲームを通してのストーリーテリングの境界線を越え、多くの方々に影響を与えてきたクリエイターの飯野賢治。
2013 年に42歳で夭逝した同氏の没10周年にちなみ、夫人の飯野由香をはじめ、小島秀夫、上田文人、浅野忠信、ピエール瀧など、飯野賢治と接点のあった方々を取材した追悼ドキュメンタリーを初披露。
さらに、出演者によるトークイベントを行うとともに、飯野賢治の過去のゲーム、写真、書籍などを集約した特設展示会を開催。
バロン吉元 特設原画展・トークイベント(聞き手:山田参助)
代表作『柔俠伝』シリーズを筆頭に、1960~1970年代に勃興した「劇画ブーム」牽引の立役者のひとりであり、80歳を過ぎた現在も精力的に活動を続ける日本を代表する漫画家。官能的でありながらも雄々しくストイックなその作風には、時代を超越した“美意識”を体現したような奥ゆかしい趣が宿る。
今回は、60年以上の画業の中から厳選されたバロン吉元の原画展を特設。
また、自身のキャリアのこれまでとこれからをテーマとしたトークイベントもあわせて開催。聞き手には、バロン吉元作品の熱心なフォロワーであり、2017年に出版された画集『バロン吉元 画俠伝 ArtWork Archives』では編者を務め、自身も漫画家として業界の第一線で活躍する山田参助が登壇。
代表作の『あれよ星屑』は、2019年に手塚治虫文化賞の新生賞と日本漫画家協会賞の大賞をW受賞し、海外でも翻訳出版されるなど、国内外から今もっとも注目を集める漫画家のひとり。
三上真司×神谷英樹 対談
三上真司は『バイオハザード』シリーズ、『サイコブレイク』シリーズなど、ディレクター、プロデューサーとして、数々の大ヒット作を生み出してきた日本を代表するゲームクリエイター。サバイバルホラージャンルの普及に大きく貢献し、以降のゲーム業界に大きな影響を与えたクリエイター。
神谷英樹は『デビルメイクライ』、『ビューティフルジョー』、『大神』、『ベヨネッタ』シリーズなど、バラエティに富んだユニークな作品を発表。国内外を問わず高く評価されているゲームクリエイター。現在はYouTube(神谷英樹チャンネル/Hideki Kamiya Channel)を開設し、自由を満喫中。
今回の対談では2023年に前職を退職したお二方に、お互いのキャリアの思い出から始め、クリエイティブ思考、そして今後の展開についても迫っていく。
米山舞×玉川真吾 対談
米山舞はガイナックス入社後、アニメーターとしてキャリアをスタートさせたのち、イラスト、アート作品の展示、映像・ゲーム制作など幅広く活躍。常に新たな表現方法を模索するその姿勢から生み出される作品群は「驚きと美しさ」に満ち満ちており、「神絵師」 とも称されるほど。最前線を走る新世代の旗手のひとりとして、常に注目を集めるクリエイターである。映像監督として、『YOKU』、『サイバーパンクエッジランナーズ』EDを監督、作画共に手掛けた。
玉川真吾はサンライズを中心に原画や作画監督を務める傍ら、3年もの期間を費やして単独で制作された短編アニメーション『PUPARIA』(2020)で一躍脚光を浴びる。「アニメである以前に一枚の絵」だと自負するように、高密度で描き出されたその絵が持つ力は一瞬で観るものを虜にする。次作の公開が切望される、新進気鋭の映像作家。
新世代の才能として注目されるお二方の対談では、現在進行形である「互いが持つ稀有な世界観」について対談するとともに、クリエイターとしての率直な思いや、お二人が実践する斬新なアプローチ法などを紐解いてゆく。
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