きみはマザーファッカー
星野源が自身の「オールナイトニッポン」で絶賛した楽曲です。
鳥の着ぐるみや子供たちがいてもおかしくない、ほのぼのしたお天気ニュース、あるいはこども番組での一コマ。つとめて明るいポップサウンドでコーティングされたド級の怒りソングになっています。放送コードに引っかかりそうなセンシティブな歌詞とそれを微塵も感じさせない陽気なメロディが非常にシニカルでインパクトがありますね。
マハラジャナイト
80年代のディスコをテーマにした楽曲。パンクバンドザ・クラッシュが80年代にリリースした「ロック・ザ・カスバ」を彷彿とさせるロックとディスコの融合を感じます。またマハラジャは80年代ディスコブームを象徴していた六本木にある高級クラブのことでもあります。
フリー素材のようなチープな背景が、楽曲に持つイメージにフィットしていて非常にユーモラス。
東海道中膝栗毛
煌びやかなシンセと心地よい3.3.7拍子から始まるナンバーです。
端々から和のテイストを感じさせますが、サウンドだけ聴くと洋楽的なポップロック。
深読みをさせる言葉や、心に留めたいメッセージのある歌詞よりも、とにかく日本語としての語感の気持ちよさが秀逸で中毒性があります。
遊び心あるMVで歌詞と合わせて旅の情景が浮かびますね。次第にウォーリーを探せ的にメンバーを探すことに夢中になってしまいます。
昇龍拳が出ない
『ストリートファイターII』あるあるを歌いながらも、楽曲としては80年代特有のゴテゴテとしたロックサウンドで仕上がっている楽曲。コミックバンドとしてのエンタメ性が最大限に活かされていますね。9月に行われた“ストII“とのコラボオンラインライブは現在でもYouTubeでアーカイブが残されています。
ちなみにアイキッドの好きなゲーム機はメガドライブ、サイボーグジョーの好きなゲーム機はスーパーファミコンだそうです。
80年代アクションスター
グループ名の由来にもなっている、メル・ギブソン主演の『リーサル・ウェポン』や、ジョーのスタイルが『バック・トゥー・ザ・フューチャー』や『コブラ』を彷彿とさせるなど80年代の映画とは切っても切れない関係にあるに彼らの代表曲。汗の臭いすら想起させるような“男のなかの男“感と荒々しさの残るロックサウンドが絶妙に作用し、強烈なインパクトを与えます。カラオケで歌えば盛り上がること間違いナシ。
楽曲のみならず、スタイルやデザインを駆使し、あの手この手でファンを楽しませてくれるザ・リーサルウェポンズ。英語と日本語を配合することにより日本語としての語感の気持ちよさが強調され、英語詞では80年代にトリップしたような感覚にもさせ、かなり絶妙なバランス感を持っていることを痛感します。
情報過多気味ながら、ユーモアとリスペクトがあるザ・リーサルウェポンズのトリコになってみませんか?
SHARE
Written by