Tempalayの音楽が持つ世界観に中毒者続出中!ロックシーンを搔きまわす異才バンド
埼玉県志木市にあるライブバーで出会い、“面白い音楽をやりたい”という思いから2014年にギターボーカル小原が中心となり前身バンドを結成。それから僅か1年というキャリアでFUJI ROCK FESTIVALに出演という快挙を成し遂げたロックバンドTempalay(テンパレイ)。バンドそのものがジャンルと化す言わば時代の最先端を行く音楽は、有名プロデューサーや大人気K-POPアーティストをも虜にさせる秀逸で独創性に溢れています。
2018年、ベースの脱退後、サポートメンバーAAAMYYYが正式加入し、スペースシャワーミュージックより新体制での活動をスタートさせたTempalayとは果たしてどんなバンドなのでしょうか?
Tempalayとは?
Tempalayは、2014年に埼玉県志木市にあるライブバー【PUB HOLE】で従業員として働いていた小原綾斗と繋がりのある別のバーの常連客であった竹内祐也(2018年脱退)が出会い、バンドを結成。しかし、本格的にバンド活動を始めたい気持ちが強くなるにつれて、当時のドラマーとイメージするバンド像が違っていたため新しいメンバーを探すことに。そこで、対バン相手のドラマーであった藤本夏樹と出会い、「顔がカッコいいから」という理由で小原がスカウトしたことがキッカケとなり藤本が加入します。
結成から僅か1年でビッグチャンスが到来!FUJI ROCK FESTIVALの新人アーティストの登竜門的ステージ“ROOKIE A GO-GO”への出演という快挙を成し遂げたのです。このステージはブレイク寸前のアーティストや知る人ぞ知るアーティストがラインナップされ、メインステージを観に来ているお客さんに自分達を知ってもらう絶好のチャンスの場。この出演を機に知名度の上がったTempalayも限定デビューEP『Instant Hawaii』が瞬く間に完売し、翌年にリリースされた1stアルバム『from JAPAN』も順調な滑り出しを見せ、国内外へと活動の場を一気に広げていくこととなります。
その後は、敬愛するバンドのオープニングアクトを務めたり、「革命前夜」が人気企業とコラボしたりと着々と前進しています。
そんな中、2018年6月に互いに違う道に進むことを理由として竹内が脱退。間も無くサポートメンバーであったAAAMYYY(エイミー)が加入し新体制となり、新生Tempalayが誕生しました。
Tempalayという単語はありませんし、特に意味も無いことから、彼らの独自の音楽性とも合致しているように思います。Tempalayが目指すものは全てに於いて唯一無二の存在なのです。
影響されやすい世代だからこそ影響されないTempalayの音楽世界
Tempalayにジャンルは無いと言っても影響されている音楽がひとつも無いという訳ではありません。同世代から脱線した音楽をやっていきたいという思いは、小原綾斗が元々好きであった坂本慎太郎やゆらゆら帝国、OGRE YOU ASSHOLEという良い意味でアクが強いアーティストからの影響が残っています。
曲を作るにあたって、自分達がやる意義が明確になっていないと許可できないという強いこだわりでTempalayの音楽が生まれているのです。同時期に売れ始めた若手ロックシーンをみてみると、suchmosやYogee New Waves、ドミコなど独自の道を歩むバンドが多いのがわかりますよね。
「どうしよう」
“気取っていないのにカッコいい“とも言われるTempalayですが、YouTube再生回数90万回以上と群を抜いている曲があります。それは「どうしよう」という曲です。ネオシティポップを連想させる脱力系サウンドに乗せる歌詞には、疲れきって夢の世界へ迷い込み、どうしようと困りつつ充実感へと変わっていく心情を描かれています。この曲に若者に大人気のK-POPアイドルグループBTS(防弾少年団)のメンバーRMがオススメソングとしてTwitterに投稿したことで一気にバズり、MVの再生回数にも影響されたということでしょう。
また、音楽業界大注目の人気音楽番組【関ジャム完全燃SHOW】にて“音楽プロデューサーが選ぶ2018年間ベスト10に同曲がランクイン!これには小原も自身のTwitterで興奮の様子でした。
今年は1位目指して頑張りますので、関ジャニファンの皆様、Tempalayをよろしくお願いします。これぞズッコケ男道👨🚀 pic.twitter.com/B6Y6OGiSSw
— 小原 綾斗 (@jimihemn) January 22, 2019
「SONIC WAVE」
兼ねてからサポートメンバーとして活躍してきた女性メンバーAAAMYYY(エイミー)。Tempalayの正式メンバーになっても、ソロのトラックメイカーとして活動をしています。加入後にリリースされた『なんて素晴らしき世界』ではAAAMYYYのアイデアが光り、バンド結成時にイメージしていた「サイケでロック、なおかつポップなもの」が遂にかたちとなったという印象を受けます。中でも「SONIC WAVE」は過激でトガっていてヤバいです。
紅一点。Tempalay女性メンバーAAAMYYY(エイミー)とは?
AAAMYYYという名義で活動をスタートさせたのは2017年。ダンスミュージックやエレクトロを得意とする長野県出身のトラックメイカーです。Tempalayのサポート時代はKANDYTOWN”のメンバー”呂布”のゲストボーカル、ラジオ MC、モデル、DAOKOのアルバム『THANK YOU BLUE』への楽曲提供など幅広く活動し、2018年2月に「MABOROSI WEEKEND」の全国配信を開始。Tempalay加入後もソロ活動を続けており、今年の2月6日に初のCD作品『BODY』をリリースしました。ソロとして得たものを今後のTempalayにどう影響されていくのか期待に胸が膨らみますね。
“一度聴くと病みつきになってしまう音楽ここにあります。”
踊れるロック、ビートの早いロックに聞き馴染みの強い若い世代からすると、Tempalayの音楽は新鮮なのかもしれません。
ゆったりとしたグルーブ感と皮肉の混ざった普遍的な日本語のリリック。
それはカッコつけるのではなくカッコいいのです。
オシャレな音楽が流行っている今こそ、“売れたい”という強い願いが叶うときだと思います。
“バンドで月に50万稼ぐ”という目標を持っている小原綾斗は、一過性のバンドは目標にしていないと言います。それは、【深く愛されるバンドになりたい】から。
決して平坦な道のりでは無いかもしれませんが、今年の活躍次第で今後のバンドを大きく動かすのではないでしょうか。2019年のTempalay要チェックです!
Tempalay Official Site
Tempalay Official Twitter
◆小原 綾斗 Twitter
◆藤本 夏樹 Twitter
◆AAAMYYY Twitter
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