「水中、それは苦しい」脈々と続く現代コミックバンドの系譜

『水中、それは苦しい』のディスコグラフィー

「水中、それは苦しい」はこれまでに6枚のオリジナルアルバムをリリースしています。先述のとおり、1stアルバム「ひと目見て憎め」と2ndアルバム「ひとりで生きる」は、現在のメンバーとなる前の作品ですが、再始動後の2006年に大半の楽曲を現行メンバーで再録し、再販されています。3rdアルバム「顔にやさしく」には、テレビや映画への露出で注目を集めた「安めぐみのテーマ」を、4thアルバム「手をかえ品をかえ」には、代表曲「農業、校長、そして手品」を収録。ここまでの作品は、ストリーミング配信されていないため、CDまたはダウンロードで聴くしかありません。一方、それ以降の作品である5thアルバム「芸人の墓」、6thアルバム「水中見舞い」は、ストリーミングでも聴くことが可能です。

以下に彼らが発表しているすべてのフルアルバムの情報を記載します。

1stアルバム『ひと目見て憎め』

01. もげもげ先輩
02. ゆびしんいち
03. ガッツいちもつ
04. チリメン’75
05. ラプソディ・イン・ジャパン
06. 天使のささやき
07. もやしラーメン
08. バターロール
09. 自然な暮らし
10. デビルセックス
11. スノーマン
12. 頻尿の人
13. 猿かナメクジからの手紙
14. 撲殺パピコ（チョココーヒー）
15. ニセモノ
16. サンダーレイプ
17. サンダーレイプ（カラオケ）
18. サンダーレイプ（ボーカル）

「ひと目見て憎め」ボーナスDVD「JIROKICHIライブ完全版」
01. もげもげ先輩
02. チリメン’75
03. ラプソディ・イン・ジャパン
04. もやしラーメン
05. 天使のささやき
06. バターロール
07. 頻尿の人
08. ニセモノ
09. ゆびしんいち

2ndアルバム『ひとりで生きる』

01. 機動戦士マスゾエ
02. 上田敏2物語（うえだびんびんものがたり）
03. 小便だらけの湖（with三上寛）
04. トラック上走行演奏
05. ゆびしんいち
06. 撲殺パピコ（チョココーヒー）
07. 神
08. ゆびしんいち
09. 夏の力士
10. サンダーレイプ
11. 少女
12. 頻尿の人
13. もげもげ先輩
14. もやしラーメン
15. 妖怪
16. ニセモノ
17. 遠藤賢司
18. もげもげ先輩
19. チリメン’75
20. もやしラーメン
21. ラプソディ・イン・ジャパン
22. 天使のささやき
23. 頻尿の人
24. ゆびしんいち

＜ボーナス・トラック＞
25. オレはカラス
26. 筋肉について
27. 今日は十五夜
28. 燃えるシーサイド
29. クリスマスソング
30. 徒然草
31. 東北新幹線
32. 夏の終わり
33. 我が友コケコッコー
34. 20億光年の孤独
35. おお、ゴリラ

（※ボーナストラックについては、再録ではなく、オリジナルの録音）

3rdアルバム『顔にやさしく』

01. もげもげ先輩
02. まんがで読む日本の北斗の件～第一章「フランダースのフトシ」
03. オー・マイ・リトル・スペイン
04. 安めぐみのテーマ
05. 鹿の大群VS鹿
06. ベア川哲也
07. ますだベーションおかだ
08. ダクフ株式会社のCMソング
09. サンダーウエディング
10. カミングアウトの撤回
11. ドラゴン・ボーイ
12. ガッツいちもつ2006
13. サンダーレイプ
14. サンダーレイプ～雅（みやび）
15. サンダーレイプ～宴（うたげ）

4thアルバム『手をかえ品をかえ』

01. 農業、校長、そして手品

02. 読者モデルに、俺はなる！
03. 暮らしと安全
04. あばれチンパンジーゲーム
05. 新谷さん、犬つれて
06. おっと！オトタケ
07. サイボーグ（初段）
08. 妹よ！
09. しましまのうま
10. ロシアの女
11. ブブカ
12. サイボーグ（師匠）
13. 小鳥酒
14. 俳句
15. キングコングの嫁探し
16. クフ王
17. 無軌道戦士ランダム
18. どこかの折れたエンジェル
19. 人物伝
20. まじんのおのようこ

5thアルバム『芸人の墓』

01. 芸人の墓
02. 暴言少女よしえ
03. マジで恋する5億年前
04. 本質Ⅰ
05. 居酒屋デリンジャー
06. 風の谷の噺家
07. 本質Ⅱ
08. 悲しみサンバカーニバル
09. 乙女の祈り
10. アゲインアゲイン

6thアルバム『水中見舞い』

01. ホタルイカの光
02. 僕らがタマゴを飲む理由
03. 吉田の季節
04. 俺、副都心
05. ツバメ☆グリル
06. さらば！永遠の命と引き換えたワタリガニ～悲しきかな、汝の名はズワイガニなり～
07. あんぱん男
08. THE 村上
09. THE 民
10. ツバメ☆グリル2
11. 組長の代理音頭
12. なんで私が東大寺に!?
13. イノクマさんと呼ばれた少女
14. 仕上げはおじいさん

稀代のコミックバンド『水中、それは苦しい』。彼らの魅力はライブに凝縮されている。

音源だけを聴いても彼らの魅力は十二分に伝わってくるのですが、興味がある人にはぜひライブ会場へと足を運んでほしいところ。ぼくも2019年の「森、道、市場」ではじめて彼らのライブを体感しました。知っていてもクスッと笑ってしまう歌詞、生演奏だからこそできる大胆なアドリブ、曲間のMCに至るまで、やはり彼らは稀代のコミックバンドでした。
公式ウェブサイトには、今後のライブの予定も細かく記載されています。ジョニー大蔵大臣のソロまで含めれば観るチャンスはたくさんありそうなので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか？これまでとはまた違う彼らの魅力に気づけるはずです。

水中、それは苦しい公式ウェブサイト
水中、それは苦しい公式YouTubeチャンネル