小沢健二は音楽活動を休止して何をしていたの?
情報番組の『スッキリ』出演時、お話ししていましたが、音楽活動を休止した1998年に拠点をニューヨークに移し、たくさんのインプット(勉強)をしていたそうです。
音楽以外の活動として、父親(小澤俊夫/ドイツ文学者、口承文芸学者)が設立した『小澤昔ばなし研究所』が出版している季刊誌『子どもと昔話』で、2005年10月(創刊25号)から『うさぎ!』を執筆し、連載を開始しています。今の社会が抱える様々な問題について、寓話の形式をとりながら疑問を投げかけています。第24話は公式にPDFで公開され、読むことができます。 http://hihumiyo.net/usagi24free.html
(こちらのURL先の挨拶文の下部にあるダウンロードリンクから飛べます。)
また、2017年9月には、「小沢健二と日米恐怖学会」による絵本『アイスクリームが溶けてしまう前に(家族のハロウィーンのための連作)』が発売されました。
アメリカ人写真家のエリザベス・コールと結婚をして、2人の子どもの親となり、日米を拠点に暮らす小沢健二が、アメリカでのハロウィーンの楽しまれ方を紹介しています。家族で過ごすかけがえのない時間や、子どもの成長などを描いた絵本です。
ちなみに「小沢健二と日米恐怖学会」とはHi-STANDARDを始めPIZZA OF DEATH RECORDSを手掛けるイラストレーター、ダイスケ・ホンゴリアンと小沢健二、写真家・エリザベス・コール、ファッションディレクター・白山春久の4人と、不明数の怪物たちで構成される団体だそうです。
そしてミュージシャン小沢健二、19年ぶりの復活!
2017年2月に19年ぶりのシングル『流動体について』をリリースし、ミュージックステーションでの復活を皮切りに本格的に日本の音楽シーンに戻ってきました!この年、フジロックフェスティバルにも初出演しています。ホワイトステージでのライブのあと、ピラミッドガーデンでもライブをしていました。
小沢健二 – 「流動体について」
お帰りなさい!オザケン。これを待っていました。歌詞の奥深さを感じながらも、軽快なリズムとノリノリな陽気さは健在です。「素晴らしい、嬉しい!」久しぶりの新曲を聴いてそんな気持ちになりました。これからもインプットした分、アウトプットをぜひ!
2017年9月にSEKAI NO OWARIとのコラボシングル『フクロウの声が聞こえる』をリリース。なぜSEKAI NO OWARIとコラボとしたかはこの映像を見れば分かります。
小沢健二とSEKAI NO OWARI 『フクロウの声が聞こえる』短篇 Ozawa Kenji & Sekai No Owari “I Hear an Owl” Short
『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」ティーザー映像
2018年、21枚目となるシングル『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』のティーザー映像では、小沢健二が自らデザインを手がけたCDジャケットの映像となっています。
あらためて「CDジャケットっていいよな~」と感じる映像ですね。盟友岡崎京子原作の映画『リバーズ・エッジ』の主題歌になっています。
キャッチーなメロディや言葉のセンス、豊富な知識や経験から生まれる歌詞。いろいろなあふれる才能を、表現方法を変えながら、時代を超えて、常に時代をキャッチしながらオザケンは届けてくれます。
あらためて感じるのは「小沢健二は幸福感をつくりだし、届けてくれる天才」ということ。オザケンの歌を聴くと、幸せな気分になるスイッチを押してくれるようです。オザケンバイブスであふれる幸せを、これからも私たちに届けてください。オザケンはやっぱりすごい!
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