17.クラブ仕様からSF風まで幅広いライブ演出
さいたまスーパーアリーナでのライブでは、新作「2ND GALAXY」のテーマに沿ってか、惑星を思わせる巨大バルーンの投下、曲ごとに世界観の変わるLEDビジョンによる映像表現、観客がつけたLEDリストバンドなど、度肝を抜く演出が続出した。
18.バンドアンサンブルの強力さ
演出もすごいが、多い時はツインドラム、トリプルギター、ツインベース、ツインキーボードの大編成になる強力なバンドアンサンブルこそ、ナルバリッチ のライブの醍醐味。ソウル、ファンク、ジャズに長けた辣腕ミュージシャンによるライブアレンジは今も進化中。
19.又吉直樹との深い仲(!?)
著名人のファンも多いナルバリッチ。中でもJQと又吉直樹の交流はミーティアの対談でも浮き彫りに。共通する部分として「腹筋を上げきったところでも下げきったところでもなく、一番きつくて難しいところでバランスを保っている感じ」という又吉からJQへの印象が興味深い。
20.カリスマじゃない、でも夢は止まらない
音楽で聴き手を救うとか、カリスマ的な存在になる文脈はないJQ、そしてナルバリッチだが、武道館やさいたまスーパーアリーナでは「夢を叶えさせてくれてありがとう」と感謝を伝え、そして大声では言わないものの、マジソンスクエアガーデンに立つイメージがあるという。音楽の力で実際、年々規模を拡大している貴重なバンドなのだ。
ナルバリッチを熟知する20のトピックは役に立っただろうか。曲をチェックするもよし、JQが担当するレギュラーラジオで人柄を知るもよし、ファッションコーデに共感するもよし。飄々としているのに大舞台で勝負するギャップに共感する人もいるのでは。目下のところ、全国ツアーが待ち遠しいばかりだ。
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