RYTHEMのボーカル・キーボード担当の新津由衣によるソロプロジェクトとして2011年開始されたのがNeat’sである。作詞・作曲・編曲、さらにはプロモーションまでも全て新津本人が手がけており、ファンタジックな独特の世界観を繰り広げて行っている。そんなNeat’sのこだわり抜かれた音楽を今日は掘り下げてご紹介しよう。
ソロプロジェクト”Neat’s”発足、新津由衣が決断したその訳とは?
今まで女性デュオRYTHEMとして活動してきた彼女が、ソロとして活動するに至った経緯は一体なんなのか。新津によれば、日々は実験・訓練のようだといい、このソロ活動もその一環。創作活動を続けていくにあたって貪欲に新しいことに挑戦していく、それは彼女の好奇心や探究心の深さなどがそうさせているのだろう。無理矢理自らを立たされたことのない境地に追いやり、逆境で力を発揮していく、そんな底知れぬ力強い生命力を彼女からは感じる。失敗を恐れずぶち当たっていく彼女のスタイルはとても幅が広い。バンドスタイルのライブや、「Bedroom Orchestra」という独奏スタイルのライブなど人々を飽きさせない、何より自分自身を飽きさせないような音楽を自ら切り開いている。2015年の春には野外でのワイヤレスヘッドフォンライブを企画し、富士山麓にて開催。これはメディアなどの注目を集めていた。何にも染まることのないフリーダムな活動スタイルが受け入れられており、次から次へと展開されるアイデアにファンは目が離せないようだ。
アイデア豊富でクリエイティブなNeat’s、楽曲も奥深いものだった
元気になれるような曲から心に染み渡るバラードまでジャンル問わず作曲。新津の人間性が詰まった曲は皆それぞれに魂があり生きているようにも思える。曲によって全く違った魅力を持っており、新津の違った顔が見られ、音楽に対しての姿勢の前向きさが伺える。新津自身、自分がワクワクすることを一番大事にしており、それが結果皆を飽きさせないようなスタイルに結びついているようだ。女性らしい感情的な部分や新津にしか出せない人間味、すべて曲に込められている。シーンによってくるっと180度印象が変わることもあるNeat’sの音楽。モダンな曲もあればポップな曲もあり、女優のような変化が彼女の楽曲の魅力ともいえよう。新しいことに常に飛び込んでいくことをやめない彼女からこれからも目が離せない。
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