11人最後のシングル！　モーニング娘。’16新曲リリース

Hello! Project（以下略　ハロプロ）に在籍する、モーニング娘。’16が11月23日に新曲『セクシーキャットの演説／ムキダシで向き合って／そうじゃない』をリリース。

MVもついに3作とも出揃い、ハロプロファンも盛り上がる中、注目したいのは11人での楽曲はこれで最後ということ。

次作は現在開催中の13期オーディションの合格者が合流するため、最後の11人態勢で誰が目立つのか？新しい動きはあるのか？など「モーニング娘。’16の形」がどうなるのかに注目が集まっている。

MEETIAではモーニング娘。’16の新曲紹介とともに、モーニング娘。’16の形にスポットを当てて紹介しよう！

工藤遥推し健在！  モーニング娘。’16新曲  『セクシーキャットの演説』

出典：Youtube

3人のセクシーキャットに注目

サックスの鳴りがミュージカル調を思わせる世界観を持った楽曲。シングル曲では黄金期にリリースした『Mr.Moonlight ～愛のビッグバンド～ 』を思い出させる曲調だ。

タイトルにもあるセクシーキャット役に譜久村聖、工藤遥、小田さくらの3名が抜擢されていて、ソロパートもこの3人が多く担当している。

ここで注目したいのは工藤遥。

昨年、エースの鞘師里保が卒業したことにより空いた大量の歌唱パートの一部を引き継ぎ、シングルでも『ENDLESS SKY』から歌割を多く獲得してきた彼女。

このまま推されるのか、それとも数曲限定なのかがファンの間で話題になっていたが、今作でも工藤遥の活躍は健在！

モーニング娘。のビジュアル担当と呼ばれるだけある、ルックスと成長著しいパフォーマンスで存在感を残している。

ファンが喜ぶアイドルらしいセクシーカワイイMV

トリプルA面の今作の中でも、『セクシーキャットの演説』はモーニング娘。’16のビジュアル面やアイドルらしい部分を出している。

譜久村、工藤、小田のセクシーキャットたちが、いたずらをする姿や「ニャンっ」っというテンションでニャンコポーズをする姿はオタ心をくすぐるし、他のメンバーが静止している部分もドール感が出ていて、モーニング娘。’16のアイドル部分を前面に出しているMVといえるだろう。

特に間奏明けからのわちゃわちゃ感はメンバーの素の部分も出ていそうで、1人1人の動きを観察するだけでも、10回はリピートしたくなるシーンだ。

筆者は「まーちゃん、ポップコーン大切にして」という感想を抱いたが、各メンバーごとの動きを見るのもハロプロMVの醍醐味の1つではないだろうか。

ついにあのメンバーがセンターに！ モーニング娘。’16新曲  『そうじゃない』

出典：Youtube

ついに真莉愛時代到来！

『そうじゃない』は12期メンバーの牧野真莉愛が初センターに抜擢された楽曲で、つんく♂が作詞作曲を手掛けている。

ここにきてようやく12期メンバーが頭角を現すことに！

次のシングルの中の１曲は牧野フューチャー曲を作りたいと事務所からオファーがありました。
テーマは「歌謡曲」でと。
なるほど、いつもこういうテーマの中でどんな風に仕上げていくかを考えます。

歌謡曲というのは我々にとっての合言葉みたいなもので、何を指して歌謡曲かという前提はさておき、僕としては「了解！」となるわけです。 こういう楽曲の場合は、メロやバックトラックはもちろんありきなんですが、それ以上にパーソナルな設定が重要です。
今回は「牧野」ということで、彼女のルックスをどう良い意味で裏切るか、という点にポイントを持ってきます。
もちろん僕だって、スタッフだって、メンバーだって、本当の彼女の中身はきっとわからないでしょう。ご両親であっても理解出来ない面も多いと思います。そんな彼女の心の中を勝手にプロファイリングした気になって仕上げていくのが我々プロ作家の仕事。本当に学校の成績が良いのか、おしゃれが好きなのかも僕はわかりませんが、こういう設定だと萌えるなというようなことですね。
彼女のようなルックスは意外にもハロー！プロジェクト、モーニング娘。には居なかったように思いますが、女優さんでいうとヒールに徹するから魅力が出てくるようなそんなイメージです。 なので、歌詞の中の主人公にも学校から帰って来たら「ちょい悪」な女の子を設定しました。

引用：つんく♂ライナーノーツより

12期の躍進と牧野センターはモーニング娘。ファンの中でも期待されていたことなので、楽曲が披露されてから反響が1番多かった楽曲でもある。

そして、タイトルの『そうじゃない』にも注目したい。

つんく♂と往年のハロプロファンの間には「つんく♂よ。俺らが求めてたのはちょっと違うぞ」でも、曲を聞きこむと「あー納得！」となるパターンが多々ある。

今回も、つんく♂なりの牧野イメージで作詞をしたとライナーノーツで証言しているので、一部のファンからは「つんく♂よ。そうじゃない」といったある意味愛のこもったコメントがささやかれたこともあったが、これもつんく♂とハロプロファンが築いたハロプロならではのやり取りだといえるだろう。

こういうのも歴史あるハロプロの楽しみ方の1つだ。

振付にはめずらしいジャンルを取り入れる

基本的にほぼ牧野センターで振付も構成も作られている。

サビにヴォーギングっぽい要素が入っているのが特徴。ぱっと見た感じ、曲の疾走感に対して想像していた振りと違うイメージを抱くかもしれないが、ヴォーギングを振付に入れるのはマドンナやビヨンセも過去にやっているし、ハロプロでいえば後藤真希 が『SOME BOYS! TOUCH』で取り入れている。

見た目以上にマニアックで高度なものを振付に使用しているのだ。

そして、移動やライン、手の動きなどに注目してみると、モーニング娘。’16は「振付を揃える」という点では、ハロプロ内で圧倒的なスキルを持っており、自分たちの持ち味というのを崩さずパフォーマンスをしていることがよくわかるMVになっている。

サビは、ヴォーギング風にして、クラップは小さく小洒落てぶってる風にしてみました

あとはフォーメーションにこだわらずシンプルに！

ぜひっ！小洒落てる風に小さくクラップっご一緒にお願いしまっす。

引用：YOSHIKO Amebaブログ

こちらは振付をしたYOSHIKOのブログ内容になる。

Bメロ前とサビ終わりにクラップの音が入っているので、ぜひライブでは一緒にクラップして盛り上がりたい。

期待値ナンバー1！ モーニング娘。’16新曲   『ムキダシで向き合って』

出典：Youtube

胸張って親にも紹介できるハイクオリティな楽曲

アイドルの曲をアイドルファン以外に紹介するのはちょっと勇気がいるもの。特にハロプロは歴史もあり、楽曲も特徴的なものが多いのでちょっとしたハードルがある。

この3曲中『ムキダシで向き合って』は曲もクールでカッコよく、MVもスタイリッシュに作られているので、「モーニング娘。’16ってこんなにカッコいい歌を歌っているんだよ」というのを周りにおすすめしやすい楽曲といえるだろう。

作詞作曲は最近その正体が公開された、ハロプロ名曲メーカーの星部ショウが担当。

歌割も均等に割り振られる中、12期メンバーの羽賀あかねが大サビ後に言い放つセリフが挑発的でカッコいいと話題を呼んでいる。

3曲中最後にMVが公開されたので、音源でしか聞けてなったファンからの期待値が1番高かったMV。

コーラスのハモリには譜久村、佐藤、工藤が入り、モーニング娘。’16の層の厚さをこの1年で作ったという結果がでた楽曲だ。

9期の2人が頼もしい！ そして、あのメンバーがちゃっかり・・・

すでにファンから「むきむき」と略されて親しみを持たれているこの楽曲。

振付はサビの箇所で、衣装にジャケットをピラピラさせて上半身をむき出しにするかのような振りが印象的。

13期メンバーが入ることを考慮してか、曲のBPMとはイメージが違う振付であるが、このアンバランス感も歴代のモーニング娘。の魅力の1つといえる。

そして、振付で注目したいのが構成だ。

サビの部分で左右2組に分かれるのだが、それぞれセンターを一番先輩である9期の譜久村聖と生田衣梨奈が担当。

特に今回の新曲は生田の躍進がすさまじく、デビューして数年は「パートは1文字～3文字」と自虐していた彼女が、『セクシーキャットの演説』では1番でソロを数か所、『そうじゃない』では最後のサビで難しい高音の2人ユニゾンパート、『ムキダシで向き合って』ではソロパートは持ちろんボジションもいい位置をとっている。

モーニング娘。’16は9期ツートップという新しい武器も開発したようだ。

さらに、注目したいのは12期メンバーの尾形春水。

実は『ムキダシで向き合って』のラストでは、譜久村、石田と並んでセンター横でキメポーズをとっている。

いわゆる尾形はパフォーマンスはまだこれからというレベルで、後列にいたり、ソロパートもあまりないメンバーで、その姿が応援したくなるというのが魅力の1つであるメンバーだ。

しかし、ダンスに関しては、他のハロプロメンバーに上手くなったと一目怒れるほど成長を見せていて。その成果がこの楽曲で証明されている。

実はセクシーキャットのMVラストでセンターに配置されているので、はーちんこと尾形春水の活躍も来年の楽しみになったといえるだろう。

モーニング娘。’16はエース鞘師が抜け、ピンチと言われていた。しかし、全員一丸となって努力した結果、スキルを上げ、今まで目立たなかったメンバーが活躍し、一番後輩の12期が存在感をだすなど、振り返れば素晴らしい出来だったといえる。
今年中には新メンバーが入り、また新体制になるモーニング娘。’16。
モーニング娘。’17はまた新しい形を見せてくれるだろう。
そんなモーニング娘。’16の集大成ともいえる新曲は11月23日リリースだ。

執筆：NOZATATSU(https://twitter.com/nozatatsu）

モーニング娘。’16 / セクシーキャットの演説／ムキダシで向き合って／そうじゃない

【初回生産限定盤A】￥1,600＋税 （特典：DVD付+イベント抽選シリアルナンバーカード）
【初回生産限定盤B】￥1,600＋税 （特典：DVD付+イベント抽選シリアルナンバーカード）
【初回生産限定盤C】￥1,600＋税 （特典：DVD付+イベント抽選シリアルナンバーカード）

【通常盤A】定価 ￥1,000＋税 （特典：トレーディングカード ソロ11種+集合1種よりランダムにて1枚封入(セクシーキャットの演説 Ver.)）
【通常盤B】定価 ￥1,000＋税 （特典：トレーディングカード ソロ11種+集合1種よりランダムにて1枚封入(ムキダシで向き合って Ver.)）
【通常盤C】定価 ￥1,000＋税 （特典：トレーディングカード ソロ11種+集合1種よりランダムにて1枚封入(そうじゃない Ver.)）ｋｙ