先日公開した記事で予告していた通り、2016年10月30日に東京の「流通センター」で開催されたM3-2016秋(音系・メディアミックス同人即売会)に行ってきた。本稿では会場での様子をレポートする。
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結論から先に言うと、「世間一般で言われているCD不況や音楽業界の衰退というのは、一面的な物の見方でしかないな」と感じた。
午前11時、準備会によってイベント開始が告げられると、フロアは即この状態に。
人気出展者のブースには長い列ができた。いくつかのブースでは、その列が会場の外まで続いていた。
参加サークル数約1200、来場者数1万人以上と言われるイベントだけあって、会場のキャパシティを超えてしまいそうな勢いだったが、約100人いるという運営スタッフがうまく来場者を誘導していた。
また、音を出すパフォーマンスが可能なスペースもあり、ある場所では会話が困難なほど音が行き交っていた。あまりの熱気に、M3初体験の私たち取材班は圧倒されて、しばらくのあいだ呆然と会場の様子を眺めていた。
【ななみショートライブ】
M3にはプロ・アマ混合の空間が広がっていて、披露されるパフォーマンスの質は高い。
企業ブースとして出展していたヤマハミュージックアーティストでは、MEETIAが推しているミュージシャンのひとりであるななみが出演し、トークイベントとライブを行っていた。
上の写真は、全4回行われたショートライブの4回目、サウンドクリエイターsu-keiとの音楽制作ソフトCubaseを使ったセッションの様子。ななみの歌に合わせてsu-keiが音源をマニピュレートし、それを画面で見せるという試み。普段はライブの裏側で行っている作業を表に出すという、表と裏を融合させた珍しいライブであった。
集まったファンたちは、今日一回限りの『I Eye Ai』『Next 2 U』M3 ver.の演奏にじっと聴き入っていた。
ななみ(http://73music.jp)
su-kei(http://japan.steinberg.net/jp/artists/steinberg_stories/omfactory_su_kei.html)
ヤマハミュージックアーティスト(http://www.yamaha-ma.co.jp)
次のページは気になった出展者の紹介。
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