ミーティア×LINE MUSICプレイリスト公開中
ミーティアとLINE MUSICのコラボ企画更新中! 毎週いろんなテーマでプレイリストを作ってお届けします! 本記事は、LINE MUSICにて展開中のプレイリストと連動。プレイリスト作成者が選曲した理由やお気に入りのポイントについてご紹介していきます。
今週のテーマは「今こそ、日本語ラップ」。奥深いジャンルだからこその懐の広さ。日本語ラップ黎明期に発表されたもはやレジェンド級の楽曲から、つい最近SNSでバズったあの曲まで、新旧を織り交ぜて世代・時代を飛び越えるプレイリストをお届けします。
吉幾三 『TSUGARU』
(吉幾三 『TSUGARU』 MV)
知る人ぞ知る、日本語ラップの元祖吉幾三が満を辞して令和の世に放つ津軽弁ラップミュージック!
『1984年 「俺ら東京さいぐだ」 で日本語ラップとして初のヒット曲を世に出したのは吉幾三である』というのは有名な話ですが、当時、吉幾三本人はアメリカのラップミュージックに触発され、明確に意識した上で方言ラップとしての「俺ら東京さいぐだ」を制作していたというのだから驚きです。
そう考えると、35年ぶりの「日本語ラップの始祖による方言ラップ」TSUGARUが、『これは自身の楽曲への35年ぶりのアンサーソングだ!』 『1.2倍速で聞くとすごいノれる!』 『いや、そもそもなんて言ってるのか全然分からねぇ!』 などとSNSなど各所で話題沸騰中なことも大いに納得!ではないでしょうか。・PVに出てくる豪邸=実際の本人宅
・TSUGARU ( Lil’Yukichi Remix )がほぼ即日Youtubeに登場
・2週間で180万回以上の再生数
と、単純にトピックを羅列してみても、これもうどう見ても海外有名ラッパーのそれだよね?、といった状況で、今まで吉幾三のことを「バラエティ番組で面白い事を言う演歌のおじさん」と見ていた人は是非認識を改めていただきたい所存です。
PUNPEE 『お嫁においで2015 feat. PUNPEE』
(加山雄三 feat. PUNPEE 『お嫁においで 2015』 MV)
若大将・加山雄三の「お嫁においで」をリミックスし2015に発表された楽曲ですが、2019になってLIFULL HOME’S CM (したい暮らし編)にて曲起用されたりと “強面なわけではなく、現代的ゆる感覚も兼ね備えた日本語ラップ曲” として耳にした事がある人も多いのでは。
MVにも加山雄三本人や、cero高城晶平が出演していたりとMVも見応えがありますので是非再生してみてください。
世代やジャンルを軽々と飛び越え、遊び心とリスペクトをきちんと持って、地元の仲間と真剣にふざけているような雰囲気がとても素敵です。
いとうせいこう & TINNIE PUNX 『東京ブロンクス』
(VHS『業界くん物語』—「東京ブロンクス」いとうせいこう)
1986年、講談社「Hot-Dog Press」編集部時代のいとうせいこうが
「いとうせいこう&TINNIE PUNX」として発表したアルバム『建設的』に収録された日本語ラップの大名曲。いとうせいこうもそうですが、TINNIE PUNX=藤原ヒロシと高木完という、今考えると「なんなんだそのスペシャルなメンツは」状態ですが、実際に楽曲を聞いてみると、これを今から30年以上前の時点で発表しているって事がどれだけカッコいい事なのかが分かると思います。
「ラジオもない 電話もない あっても受話器はだれも取らない」のあたりは、「東京ブロンクス」より少し早く発表された「俺ら東京さいぐだ / 吉幾三」に思いを馳せてニヤリとするところですよね?
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