彼らの名はKing Gnu(キングヌー)。2019年の音楽シーンを席巻することになるバンドだ。
2019年要注目とされているミクスチャーロックバンドがあります。
2017年の結成から2年連続でFUJI ROCK FESTIVALに出演し、今年2019年も既に多くのフェスへの出演が決定。先日放送されたテレビ朝日系の音楽番組『MUSIC STATION』への出演時には、期待を裏切らない圧倒的なパフォーマンスを見せてくれました。
彼らの名前は『King Gnu(キングヌー)』。この記事では、音楽シーンでマストな存在となりつつある彼らのプロフィールやディスコグラフィー、人気曲とおすすめ曲について紹介します。
King Gnu(キングヌー)のプロフィール
King Gnuは、4人組のミクスチャーロックバンドです。ボーカルとギターを務める常田大希によって2017年に結成されました。バンド名は、動物のヌーの生態に由来しています。「(ヌーは)春から少しずつ合流して、最後はデカい群れになる。自分たちも(あらゆる層を巻き込んで、)そうなれたらいい」と、常田大樹は過去のインタビューで話しています。
常田大希の音楽活動はKing Gnuから始まったわけではありませんでした。彼は2015年にSrv.Vinciという名義で音楽活動をしています。当時の活動は個人的なものだったと話す彼。掲げる音楽が少しずつ変化していくなかで市場に向かいたい気持ちが芽生え、King Gnuの結成に至りました。その後、メンバーチェンジを経て、現在のメンバー構成となっています。
King Gnuのメンバー
常田大希(つねだだいき・写真中央左)
King Gnuのボーカル&ギターで結成時の中心メンバー。King Gnuの楽曲はすべて彼によって作詞作曲されている。東京藝術大学でチェロ専攻だったというロックバンドのメンバーとして異色の経歴も。King Gnuの音楽の多様性は、彼の音楽的ルーツにかかるところが大きい。リーダーとプロデューサーとしての顔もあわせ持つ。
Rhodes Piano!!!
ㅤ
新しい楽器を久々に買った.
鍵盤で作る曲が今後増えそうな…
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Just chillin’.🤤
ㅤhttps://t.co/MenPm49nxU pic.twitter.com/z3zj8z0IFr— 常田大希 – Daiki Tsuneta (@DaikiTsuneta) 2019年2月26日
井口理(いぐちさとる・写真中央右)
King Gnuのボーカル&キーボード。常田とは幼馴染でおなじく東京藝術大学に在籍、声楽を専攻していた。フェイバリットミュージシャンは七尾旅人。King Gnuの音楽性からすると意外におもう人も多いかもしれないが、日本人のミュージシャンを広く愛聴している。クールそうな佇まいからは想像できないコミカルな一面も。King Gnuのフロントマンとしての顔のほかに、舞台役者としての顔も持っている。
女性の名前を「さん」付けではなく、吐息混じりで「○○くん」と呼べば簡単に変態になれる。 pic.twitter.com/mdub83QuaT
— 井口理 (@Satoru_191) 2019年2月18日
新井和輝(あらいかずき・写真右端)
King Gnuのベース担当。エレキベースだけではなく、シンセベース、コントラバスなど、ベースに類するものならすべてを弾きこなす。音楽に傾倒したのは大学時代のこと。友人が通う音楽大学(自身は一般の大学に通っていた)で音楽に関連する授業を受け、知識をため込んだ。King Gnuでベースを弾く傍ら、サポートベーシストやジャズのセッションミュージシャンとしてステージに立つことも。ベーシストとしての高い素養は、ジャズへの造詣にも裏打ちされている。
明日はAAAMYYYバンドだぜえ
楽しみやいやいややいのやい https://t.co/EijAQfo4HR— 新井 和輝 (@K_and_his_B) 2019年2月3日
勢喜遊(せきゆう・写真左端)
King Gnuのドラマー。曲によってサンプラーを用いることも。両親はプロのミュージシャンという音楽界のサラブレッド。ファンクを中心としたブラックミュージックを自身のルーツとしており、そのことがKing Gnuの音楽性に広がりを与えている。ベースの新井和輝とは大学時代からの友人。日々のツイートからは人間味にあふれる彼の一面を垣間見ることができる。
じいちゃん最近ツイッター見てるらしいから。
日頃世話になってるみんなへ大野海苔送ってもらいました!
ありがとう! pic.twitter.com/J16nXEXAfi— 勢喜 遊 (@Rhythm_Image) 2019年2月21日
King Gnu(キングヌー)のディスコグラフィー
King Gnuはこれまで2枚のアルバムを発表しています。2019年2月現在、どちらも購入が可能。各種配信サービスでストリーミング配信もされています。この項では、彼らのディスコグラフィーとして、2枚のアルバムの情報を掲載。気になる方はぜひ買って聴いてみてください。
1stアルバム『Tokyo Rendez-Vous』
2017.10.25
UXCL-128
¥1,800
01. Tokyo Rendez-Vous
02. McDonald Romance
03. あなたは蜃気楼
04. Vinyl
05. 破裂
06. ロウラヴ
07. NIGHT POOL
08. サマーレイン・ダイバー
2ndアルバム『Sympa』
2019.1.16
BVCL-930
¥2,685+税
1. Sympa Ⅰ
2. Slumberland
3. Flash!!!
4. Sorrows
5. Sympa Ⅱ
6. Hitman
7. Don’t Stop the Clocks
8. It’s a small world
9. Sympa Ⅲ
10. Prayer X
11. Bedtown
12. The hole
13. Sympa Ⅳ
King Gnu(キングヌー)の人気曲とおすすめ曲
McDonald Romance
1stアルバム『Tokyo Rendez-Vous』収録。この1曲を聴くだけで、彼らの音楽がただ一辺倒なロックではないことがわかる。
Vinyl
1stアルバム『Tokyo Rendez-Vous』収録。イントロのギターリフが印象的なナンバー。ともすれば軽薄に聴こえてしまいそうな引き算のアレンジだが、彼らの手にかかればこんなにも雰囲気のある楽曲に仕上がる。
Don’t Stop the Clocks
2ndアルバム『Sympa』収録。最新アルバムなら間違いなくこの1曲。ロックバンドの懐の深さはこういう楽曲ですべてバレてしまうというのが持論。彼らもその例外ではなく、この曲からは有り余る懐の深さが惜しみなく伝わってくる。
Prayer X
2ndアルバム『Sympa』収録。彼らの楽曲のなかでもっとも支持されているのがこの曲かもしれない。Spotifyの再生カウントでは、ほかの曲を抑え、ほぼダブルスコアに近い130万回以上の再生を誇る。彼らにとっては名刺代わりともなる1曲。
白日
2019年2月22日に発売されたばかりのデジタルシングル。日本テレビ系土曜ドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』のメインテーマとしても知られている。メジャーデビュー後初のシングルであり、彼らにとっての初のドラマタイアップ。
「もうブレイク間近とは言わせない。」King Gnuは2019年のマストバンドだ!
King Gnuは2018年からブレイク間近として要注目の存在でした。メジャーデビューしたこともあり、ここにきてさらに注目度を増した彼ら。冒頭で書いたとおり、2019年には、VIVA LA ROCKにMETROCK、頂 -ITADAKI-、RISING SUN ROCK FESTIVALと、フェスへの出演が目白押しです。
また、春には2ndアルバム『Sympa』リリースにともなったツアーも敢行。フェスを含め、さまざまな場所で彼らのライブが観られるでしょう。2月26日には、2ndアルバム『Sympa』収録の楽曲『Sorrows』が、アサヒドライゼロスパークのTVCMソングに抜擢されたことも発表されました。
「もうブレイク間近とは言わせない。」King Gnuは、まさにいま音楽シーンでマストなロックバンドとなりつつあります。
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