ドラマ「ゆとりですがなにか」主題歌に抜擢! ゆとり世代バンド・感覚ピエロ
宮藤官九郎が脚本を手掛け、ゆとり世代の若者をリアルに描写し、大きな反響と人気を呼んだドラマ「ゆとりですがなにか」ですが、あのドラマを思い返していると頭に流れてくる主題歌「拝啓、いつかの君へ」を歌ったバンドをご存知だろうか? 「ゆとりですが〜」の主題歌に抜擢された「感覚ピエロ」もゆとり世代バンドなのだ。ゆとり世代については賛否両論があるものの、彼らの音楽はまさにゆとり世代の武器である「個性」がギッシリ詰まっている。
結成は2013年!? 持ち前の個性で爆発的ブレイク寸前!
「ゆとりですがなにか」の主題歌に抜擢された事によって、そんなに音楽が好きって訳でもないお茶の間からの注目も集めた「感覚ピエロ」は2013年に大阪で結成されたバンドだ。と、いうことは、バンド結成してから若干3年で全国放送のドラマ主題歌を掴み取ったという事になる。バンド結成後、たったの半年で大阪から東京へと進出した感覚ピエロ。その自信に見合った実力とセンスは驚くべきものだ。着々とインディーズバンドマニアたちの間から話題となり、2015年には大阪、名古屋、東京でワンマンツアーを決行! 自主レーベルからリリースした3枚のアルバムは、インディーズバンドでありながら、TSUTAYAでレンタルを開始されている。流行のオルタナティブなロック調でありながらも、ただクールなだけじゃない! コミカルな若若しさも曲に盛り込んでしまうユーモアも人気の理由なのかもしれない。
感覚ピエロのゆとり的発想は唯一無ニ!? 新しい音楽の形を切り開く
感覚ピエロの間でも人気がある楽曲「O・P・P・A・I 」はその名の通り、多感な中学生男子レベルの発想で作られた曲である。2ndアルバム「妄想するのだ。」に収録されており、所謂アルバムリードトラックでもある。「O・P・P・A・I 」はただ永遠と「O・P・P・A・I 」についての妄想や憧れや欲望をシンプルに歌っている曲なのだが、その曲調はガッチリ作り込まれたオルタナティブロックの要素を充分に感じることができる。キレッキレの知的なパワーサウンドに「普通の若い男子の戯言」のような歌詞。このアンバランスだけどありのままな彼らの音楽は、自分らしさを大切にするゆとり世代ならではの感覚なのだろうか? バンドマンのイメージって無駄にカッコつけたクールなイメージが強いんだけど…。そういう概念すら吹き飛ばしている感覚ピエロの音楽は、その名の通り道化師のようだ。コミカルなポップさの中に技(クオリティー)がある。そんな音楽界の「ピエロ」としてブレイクする予感!
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