カネコアヤノの聴いておくべきおすすめ作品は?
ぼくの持論は「音源は通して聴いてこそ」。ここではカネコアヤノの数ある作品のなかで、ぜひ優先的に聴いてほしい作品をピックアップして紹介します。
まずは2017年4月発売の2ndEP『ひかれあい』。「とがる」「天使とスーパーカー」「朝になって夢からさめて」の3曲が収録されています。それぞれの楽曲がとても素晴らしいのはもちろんですが、特筆すべきは弾き語りバージョンが収録されていること。この1枚を聴くだけで、カネコアヤノのスタイルを十二分に楽しむことができます。
全国流通盤ながら、生産数量は限定となっているので、手に入れたい方は早めの購入がおすすめ。気がついたらソールドアウトで後悔というパターンもあるかもしれません。
次はディスコグラフィーでも紹介した3rdフルアルバム『祝祭』。これまでに発表しているオリジナルアルバムのなかでは、この作品が圧倒的にまとまっていて、それぞれの曲のつながりがとても心地よいです。ぼくは「ゆくえ」という曲がお気に入りなのでこちらもぜひ。
2018年8月には収録楽曲をすべて弾き語りで再録した弾き語りアルバム『祝祭 ひとりでに』も発売。合わせて聴けば彼女の音楽の幅を感じられること間違いなしです。
また、2016年4月リリースの弾き語りアルバム『hug』は、楽曲もさることながらコレクター心をくすぐる1枚になっています。なんと布製ジャケットのひとつひとつをカネコアヤノ本人がハンドメイドで縫製したそう。現在はソールドアウトになっているので新品で購入することはできませんが、こういった温度のあるアプローチが今後の活動にも期待してしまう理由かもしれません。
新しい弾き語りの形。新世代、カネコアヤノの快進撃は続く
『カネコアヤノ』というワードで検索をかけると、『コード』や『カラオケ』といったワードも一緒に検索されていることがわかります。一部の楽曲はコード譜があったり、カラオケに追加されていたりもするよう。「演奏してみたい」「歌ってみたい」と思わせるのも、彼女の音楽の親しみやすさあってこそのものでしょう。
弾き語りのスタイルでありながら、これまでのオーソドックスな弾き語りとは一線を画すカネコアヤノのスタイル。自分のやりたいことに素直になった彼女が今後どこへ向かっていくのか、その軌跡から目が離せません。
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