(ファイナル終演直後のI Don’t Like Mondays.による、MEETIA独占動画コメント!)
11月19日に行われたI Don’t Like Mondays.の「Zepp Divercity」でのライブ、『I Don’t Like Mondays. “FASHION” 1st Tour』東京公演は、ツアーの最終日とあって2000人超の動員となった。
ごったがえす客は甘いミルクティみたいな色の髪をした今時のおしゃれ女子たちがほとんど。I Don’t Like Mondays.のマークがはいったパーカーやTシャツを身につけ準備万端の彼女たちは食べちゃいたいくらいゆるふわである。(3割くらい若い男性もおり、総じてイケメンであった。)年齢層は20代前半から、50代くらいのマダムたちが美しくめかしこんでライブに臨む様子もみられた。
開場前のSEはメロコアから、『ココリコミラクルタイプ』のOPで有名なFrankie Goes To Hollywoodの『Relax』までいろいろな曲がチョイスされており、それらに耳を傾けるのもとても楽しく、ライブ前からテンションがマックスになりステージに手を振るお客さんの姿も見えた。
(ボーカルの悠。リズムに合わせた手や足の動きの一つ一つがセクシー)
一曲目、アルバムの表題曲『Fashion』でスタートしたツアーファイナル。「Everybody, put your hands up!」と悠(Vo.)が会場を盛り上げ、続けて二曲目『STAR DRIVE』を披露。三曲目『Perfect Night』では「今宵、最高の夜に出来るか?」と観客に呼びかけた。
サングラスを外す姿から何から、もう、とてつもなくエロい。細身の衣装に身を包んだ彼等の身のこなしの一つ一つと、ダンサブルな楽曲に圧倒されていると、全身が沸き立つような感じがしてくるのだ。
(兆志(Gt.)はこの日、度々ギターソロを披露。会場を沸かせていた。)
ちょっとオトナな6曲目『Sorry』のMCでは会場に「浮気されたことある人?」と呼びかける。
会場の女子が、問いかけに答えて手を挙げる(けっこうな数の女子が浮気された経験があるということが、はからずも分かってしまって面白かった。世の中にはなんと色々な恋愛の形があるのだろう)。そんな女子たちに向けて、歌われた『Sorry』。MCからの曲への流れが、何ともニクい。
ランウェイが登場!『CRAZY』なステージング
『Stranger』、『Marry me』と続けて演奏された後、会場の空気は一変。この日のハイライトの一つ、セレクトショップ『RESTIR』とのコラボレーションによるファッションショー(!!)がステージ上で行われた。セルフブランドを持つ彼等ならではの試みだ。
ラグジュアリーなファッション誌からそのまま飛び出してきたようなモデルが次々ランウェイに登場してきた中、最後に壇上に姿を見せたのは悠(Vo.)。会場は大きな歓声に包まれ、立て続けに披露されたのは『CRAZY』!
(『CRAZY』公式MV。Zeppのランウェイで歌う悠のボーカルは冴え渡っていた)
壇上ではモデルがパリコレさながらのウォーキングをする中、下方ではバンドが演奏、その背後には映像が流れ、楽曲の要所要所でリリックビデオのように歌詞が表示される。映像と演奏がズレてしまったら、演出はうまくハマらないだろう。特にリリックビデオとなると、歌詞と演奏が一秒、二秒ズレただけでもうまく効果が出ない。
ファッションショーも同様でモデルが早く歩きすぎても、演奏が早くなりすぎてもハマらないはずだ。ところが、彼等のライブではそれらがばっちりハマっている。もはや、そのステージングには風格のようなものが漂っていた。
(ブルーマン仕立ての秋気(Dr.)のドラムは正確無比。ドラムソロは迫力満点!)
「生きていてつらい時、ライブに遊びに来て。」
「今 彼氏 彼女居ないよって人いる?」という呼びかけに、観客が手を上げると「正直でよろしい」と答えた悠(Vo.)。クリスマスまであと一ヶ月という時期に、心に突き刺さるMCからの『Girlfriend』。そして、『LOVE YOURSELF』、『FIRE』など立て続けに人気曲を演奏。
(『FIRE』公式MV。ライブ終盤に披露され、観客席には興奮と感動とハッピーさのあまり、目を潤ませる人もいた)
終盤ともなると、冴え渡る悠(Vo.)のMCにすっかり心を掴まれた私が居た。
十七曲目『Don’t look back』で観客を応援してくれたあとの「疲れたら頼ってください」。アンコールの二曲目で「生きていてつらい時、ライブに遊びに来て。自分たちも楽しいことばかりじゃないから、つらいときみんなのことを思い出します」
……なんて優しいんだ!その胸にいますぐ飛び込みたいくらい。こんなにどっしりと「みんなのストレス受け付けます」と両手をひろげてくれる男なんてなかなかいないだろうが!
次のページは「I Don’t Like Mondays.が愛される理由」
SHARE
Written by