04.きのう何食べた?
ドラマ放送を経て2021年に映画化も決定された、現在17巻まで発売中の「きのう何食べた?」。
倹約家で現実的な筧史朗と人当たりがよく社交的な矢吹賢二のゲイの同棲カップルによる、日常×自炊ごはんの2つの要素が合わさった人気の漫画です。
食事を楽しむ様子を通して描くほのぼのストーリーに癒やされる人が多く、TVなどでもよく話題の漫画として取り上げられています。
見所はなんといっても、史朗の日課である自炊。
2人の食費は一ヵ月で3万円と設定している中で倹約家の彼が安い食材を選び、うまくやりくりして温かい食卓を作っていく様子が見ていてとても心地がいいです。
スーパーでの買い物のシーンまで描くことが多く、レシピも参考になるものばかり。
また他にも飾らない2人の人柄が魅力なのはもちろん、時にはゲイカップルであることの苦労や葛藤とそれに向き合っていく姿をも描く、心温まる漫画です。
05.きょうの猫村さん
漫画という概念から飛び出たタッチがとにかく可愛いと話題の「きょうの猫村さん」。
猫ながらも優秀ゆえに家政婦として犬神家に住み込みで働く、猫村さんの日常を描いた全9巻のほのぼの漫画です。
元々はWEB上で公開されていた漫画でしたが、人気を博すあまり2005年に単行本化。
2020年はミニドラマ化もされました。
注目すべきはえんぴつタッチのシュールなイラストと、仕事に対してひたむきな猫村さん。
犬神家は裕福ではあるが、人間関係が良好ではなく、家事の奉仕だけでなく時には人間関係をとりもったりする猫村さんに心惹かれます。
また子猫の時に偶然助けてくれ、その後生き別れてしまったぼっちゃんに再会するのを夢見ている、健気なところもいじらしくて可愛い…!
丁度良いゆるさでとても癒される、世代を問わず老若男女楽しめる内容なのではないでしょうか。
06.クレヨンしんちゃん
言わずもがな日本の漫画を代表する一つである「クレヨンしんちゃん」。
1990年8月から2010年3月まで全50巻続いた不朽の名作です。
一般的にアニメの方がより認知されていると思うのですが、漫画だと大人向けの笑い(下ネタやブラックジョークなど)がアニメよりも多く詰め込まれています。
アクション仮面などたまに登場するキャラクターとのやりとりもよいですが、やはり野原家での出来事や幼稚園での日常は読んでいて落ち着きます。
臼井儀人先生が作者の「クレヨンしんちゃん」は50巻で完結しましたが、その後臼井先生とUYスタジオ(彼のスタッフさんたち)が作者として「新クレヨンしんちゃん」も連載・発行されています。
かなり臼井先生の作風まで近づけており、オリジナルへの愛を感じる作品だと話題です。
とにかく笑えて、時には野原家の家族愛などを垣間見てほっこりすることもできる、素敵な漫画だと思います。
自粛で疲れた方は、しんちゃんで笑って泣いてみてはいかがでしょう。
07.コジコジ
こちらも昔からの有名作品であるさくらももこ先生の「コジコジ」。
メルヘンの国に住む主人公コジコジと、個性豊かな同級生たちとの日常ストーリーです。
見所は可愛らしいほのぼのとした作風とは裏腹に、シニカルでブラックジョークも多く含んでいるところ。
主人公のコジコジはのんびり者のマイペース、だけど時折鋭い一言で核心を突くような発言をしたりして、思わずクスクス笑ってしまいます。
こちらもどちらかというと大人向けの作品です。
またシュールな雰囲気の中にも、大事にすべき奥深いメッセージなどがふんだんに詰め込まれており、さくらワールドが全開です。
時々読み返したくなる物語ですね。
全4巻(新装再編版では全3巻)と短いので、サクッと読めるかと思います。
気分転換にいかがでしょうか。
「コジコジ」を読む
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