DOWN
WAVYとは対照的に冬の情景を取り込んだ楽曲。MVのディレクターを担当したのは「すきにやる」のほか、Official髭男dismやあいみょんなども手掛けた映像作家の新保拓人(SEP)。ドラマチックな映像でほろ苦いリリックがより効果的に響きます。
YOKAZE
WILYWNKAとVIGORMANの叙情的なリリック、GeGのどこかノスタルジックなトラックは温もりと冷たさが絶妙に混ざり合っていてグッときます。
変態紳士クラブの曲は作った日の感情が色濃く反映されているそうで、このヴァースを書いていた時のWILYWNKAはひどい二日酔いだったというエピソードも。切なさと僅かな希望を感じられる等身大の曲は、ファンにとっても人生のテーマソングになり得るドープなナンバーです。
メンバーは一番競争率が高いジャンルに設定しようと決意し、自ら進んでJ-POPを選んだと語っています。自らをJ-POPにカテゴライズすることにより、自分たちの根本にある音楽をリスペクトするニュアンスも感じ取れます。
WILYWNKAとVIGORMANの軟質と硬質、明と暗がはっきりしている声と、それを最大限に活かす高度なバランス感覚を持っているGeGのトラックがあればJ-POPでも十分に戦っていけるのではないでしょうか。
自分と他人のズレを享受し、その上で今の自分たちのマインドに忠実な音楽とリリックをフレキシブルに作り上げていく変態紳士クラブにこれからも目が離せません。
変態紳士クラブTwitter
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