現場は良いぞ。現場が良いぞ。
N.E.R.Dのライブ、配信ではどう見えていたのでしょう?筆者はステージから向かって右側のモニターから30メートルほど後ろで観ていたのですが、周りはみんな半狂乱になりながらライブを楽しんでおりました。『1000』のときは目を血走らせながら「ワンズィロズィロズィロおぉぉぉぉ!!!」と叫んだものです。この日の彼らのライブは、さながらN.E.R.Dのキャリアを総ざらいするような内容。『She Wants To Move』や『Rockstar』など過去に発表したキラーチューンから、果ては『Get Lucky』までもぶち込んでくる大盤振る舞い。
N.E.R.D & Future – 『1000』
この時間だけで消費カロリーが1000キロを超えたのではと思えてしまうぐらい、心も体も燃え尽きました。なんて偉大なんだN.E.R.D。ありがとうN.E.R.D。
これにはTwitterも大盛り上がりだろうと、日本中が沸いているに違いないと、Green Stageを後にしながら筆者は思い込んでおりました。ところが、おもむろに開いたTL上には「日本人ノリ悪すぎんだろ」の大合唱。
…今まで並行世界のN.E.R.Dを観ていたんだろうか。
盛り上がってなかったですか?この瞬間、正直に申し上げますと、現場とネットの乖離を感じてしまいました。もちろん、カメラを介した俯瞰で見える景色と、極めて局地的な個人の視点はまるで異なるでしょう。それでも、筆者個人の体感としては先述の通り「圧倒的に盛り上がっていた」のです。
深夜のレッドマーキーへジョン・ホプキンスとペギー・グーを観に行く途中、何だかとてもモヤモヤしてしまったのです。ジュリアン・ムーア主演の映画『フォーガットン』を初めて観たときと同じくらいモヤモヤしてしまいました。ちなみにこの映画、観る人が押し並べてモヤモヤする映画として有名です。
ジョン・ホプキンスとペギー・グーは最高でした。
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